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韓国語学習記

ハングル能力検定1級合格までの道のりを記します。
旧・素人がアイヌ語から見たクラムボン

オアシス

2006-08-22 23:30:59 | 音楽
 昨日、マイ・ボロ・カーでの帰り道、ちょっと遠回りのドライブをしていたら、カーステレオからとある音楽が聞こえてきました。聞こえてきたのは、oasisの「don't look back in anger」。
 一癖もふた癖もあるそのボーカリストは、スタンドマイクを高めに置き、上向きに歌います。そのスタイルは、声楽上、理にかなっているそうです。ジョンレノンを音楽の上で崇拝し、ライブでは、吊るされた絨毯大の彼の写真に、深々と頭を下げていました。
 この歌を聴いていると、改めていい歌だなーと感じました。実は、僕はオアシスについては殆ど何も知りません。でも、このようにいっぱしのオアシス通のように語れるのは、大学院生時代の友達が教えてくれたからです。他には、oilなんかの曲を出しているasian dub foundationも僕に紹介してくれました(こっちは僕の方が興味を引かれているみたいです。)。
 聡明な故にウィットに富んだ目線で社会を見てしまう彼が、同様の目線をもつバンドに惹かれていたのも分かる気がします。その目線は、最近いわれてる心の教育(???)なんかとは、ちょっと相容れないもののように思えます。でも、本当に大事なんは、彼や彼が愛してやまないミュージシャン達のような、批判的な目線のほうだと感じています。
 で、なんで、こんな話をここでするかというと、宮沢賢治に対する目線が、最近変わりつつあるということです。元々、僕が抱いていた宮沢賢治アレルギーは、なんか、「心の教育」に感じる胡散臭さに共通するようなイメージを抱いていたことに端を発します。ところが、彼の詩を読んでいくと、ウィットに富んだ言葉がよくでてきています。小六の時にかかった、「やまなし」アレルギーから少しずつ快方に向かっているようです。 
 その友達のことを思い出してみて、何気ない日々を過ごしただけと思ってたのに、数限りないギフトを僕はもらってたんだなと感じました。

 urlをクリックすると、don't look back in angerが聞けます。でも、やっぱり、cdは買おうね。