がんサロンにて

熊本地震により被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、自然の脅威といえど、またも辛く悲しい災害が起こったことに心が痛んでおります。

余震が早く落ち着き、皆さんに必要な物資が届けられ生活ラインが復旧することを願います。



今日は、倉敷中央病院よりご依頼いただき、院内のがんサロンで「ウィッグについて」の講話をしてまいりました

ドクター、看護士、ソーシャルワーカー、参加者の皆さんで20数名の前ということで、とても緊張しました
夜な夜なカンペを作っていってて良かったです

「もっと早くにお会いできてたら良かったのに～😢」

「モデルさんが被ってるのがすごく良くて購入したけど、自分には全然似合わなかった💦」

「しばらくは今までの美容室にはいけれなかった…💧」

などなど色んなお話が出てきました。


「抗がん剤治療に伴う副作用で脱毛があります」と言われて、少ない時間の中でウィッグについてパンフレットやネット、実際に店舗で試着をされたりして購入されると思いますが、１つにウィッグと言ってもどんなものを選べばいいのかと悩まれると思います。

今日、皆さまにお話ししたウィッグの選び方についてこちらにもupしようと思います

医療用ウィッグ

①自然に見えるように人工頭皮がついている(フロント、トップ部分についている肌色のベースのこと)

②治療によって敏感になった地肌に負担のないよう一枚ネットで作られている

③ネットに毛を手植えしてあることで、毛流れを自由に変えることができ、カットも可能

おしゃれ用ウィッグ
おしゃれ用ウィッグは自髪があることが前提なので
①自髪に引っ掛けて固定するように金具がついている

②内側がナイロン製だったり、ミシン縫いの(段々畑のよう)ような作り方をしてあるものがあり、地肌に直接かぶるとチクチクしたり不快に感じることも

③機械的に毛を縫い付けてあるので、自由な毛流れが出せないためスタイルによってはカットもできない可能性も…

④通気性を上げるためもう量が少ないものが多く地肌が透けやすい

ウィッグの毛質
毛質は大きく３つに別れます。

①人毛100%

●カラー・パーマOKですが、自髪と同じように乾燥やダメージも起こります

●アイロン、コテ、ドライヤー使用OK

●キューティクルがあるため絡みやすく、やや乾きにくい

②人工毛100%

●カラー・パーマは薬剤が反応しないため基本的にできません

●耐熱毛に限りアイロン、コテ、ドライヤーOK
(毛の素材やメーカーにより扱い方や温度指定があるものもあるので、よく確認してからご使用ください！)

●摩擦に弱く縮れやすい

③人毛と人工毛のミックス毛


一般的には素材や毛質によって値段も変わってきます。

ウィッグ洗髪について

人毛100%ウィッグはぬるま湯・ミックス毛は水でのシャンプーでつけ置き洗いをオススメします。
お使いのウィッグがシャンプーOKかどうかを確認した上で、トラブル防止のためウィッグ専用のシャンプー・トリートメントをご使用ください。


1～１年半はお付き合い頂く大事な相棒ですので、気持ちよくご使用頂くためには定期的に患者さまとお会いしてコミュニケーションをとりながらメンテナンスしていくことも必要だと考えています。

ウィッグのトラブルがあった時にアフターフォローがあるのか、すぐに対応してもらえるかどうかも大きなポイントとなります

治療中は色んなお悩みもあり不安なこともあるかと思います。

髪のことだけでなくネイルケアやつけまつげについて…ここへ行けば大丈夫となる存在になれるよう今後も患者さまに情報提供していきたいと思います

SHANTI 内田 エリカ

Tel 090-1358-1611

茶話会

こんばんは、内田です

桜の季節になりました
だけど今日、明日は残念な雨が… 今年はまだちゃんと桜の開花も見てないのに～💦 もって欲しいです

茶話会のお知らせ

がん患者会リ・ボーンを主催されている森本美弥さんをお招きしての茶話会を企画しております。
色んな悩みを体験者の立場からご相談にのっていただけると思います。

日時:5/22(日) 13～16時くらい
場所:SHANTI にて
参加費:後日参加者にお知らせいたします

＊森本さんのご紹介＊
がん患者会リ・ボーン主催者、病院だけに頼らずセルフケアで自己治癒力を高め自助療法を提唱されています。
ご自身のがん体験をもとに食事・健康・心について全国で講演活動をされておられます。

参加希望の方はコチラまで

⬇︎

090-1358-1611 内田まで

ご参加お待ちしております