今日から旧正月連休で5連休。とりあえず机の整理でもしてみるか、と引き出しを開けて目に入ってきたのが、外国のコインが入った小箱。海外旅行から帰って来ると必ず持て余してしまう外国のコイン。そんなわけで、旅先から戻るとだいたいこの小箱に放り投げておくんですが、それも結構な量になりました。
ひと口で小銭といっても、大きさもいろいろ、価値もさまざま。いま小箱の中にあるコインを覗いてみると…。50ハンガリーフォリント(≒30円)、1スロバキアコルナ(≒5円)、20シンガポールセント(≒15円)、5タイバーツ(≒16円)、1チェココルナ(≒6円)、1中国元(≒15円)、50豪セント(≒48円)などなど。
もっと高額のコインや低額のコインもありますが、「塵も積もれば山となる」です。全部換算して合計してみれば、たぶん数千円にはなるんじゃないでしょうか?もちろん、残念ながらコインは銀行で両替してくれないので、次に行ったとき(その国に行けばの話です)に使うか、部屋の中で眠らせるか、どちらかになっちゃうんですけどね。
使い道のあまりない外国のコイン…。でも、使いようによっては、部屋で眠っているコインで人の命を救うこともできるというのですから、「たかがコイン」と侮ってはいけません。ユニセフのホームページによると、アフリカの最貧国・中央アフリカ共和国では、人口の7割以上が1日1ドル以下で生活をしているといいます。 1ドルといえば、だいたい106円くらい…。
セーブ・ザ・チルドレンのホームページを見ると、もっと具体的なことが書かれています。カンボジアでは1,500円あれば子ども3人が1ヶ月学校に通え、モンゴルでは3,800円あればストリート・チルドレンに1ヶ月の避難所を提供でき、南アフリカでは10,000円あれば農家3家族を自給自足させることができるといいます。
ユニセフの外国コイン募金を、飛行機に乗ったときや銀行でときどき目にしましたが、ひとりひとりの少しの善意が、本当に多くの人の幸せに結びつくんですね。机の引き出しに眠るコインの行き先が、何となく見えてきました!
「1円を笑う者は1円に泣く」。コインのチカラは偉大です!