読書会の課題図書。
ミステリーに分類されるとのこと。謎解きを通して、「正解」を求める人たちの物語が徐々に明らかになる。
謎解きを読み進めるのは楽しかった。
「正解」にたどり着きたい人たちの息苦しさが出ていた。
人よりもできることが才能ではなく、自分にとって得意なことが才能なのです。
すごくたくさん記録は生まれたけれども、「考え」は全然進んでいないというなら要注意のサインです。それはロギング仕事術のコンセプトから外れ始めています。記録だけしているのは楽ですし、データが増えていくのはコレクション的な楽しさもありますが、それだけであれば自分の手で記録する必要はありません。それこそコンピューターの自動的なログに頼ればいいでしょう。
大切なのは書くことを通して「考える」ことです。自動的なログでは、「考える」ことが起きにくいのです。その点は注意してください。
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