日曜日の夜、いつもの仲間たちと『リアル・ワイガヤ』を行ない、先週届いた『年金額確定通知書』の話から、昔、職場に入り込んでいた『保険屋のおばちゃん』、さらには『息子たちの年金』へと展開し、『団塊世代は高額納税者』の話題まで。
そして最後は、今月中旬公開予定の映画の『PLAN 75』に飛び火し、それまで盛り上がっていた酒宴は、古希を迎えるメンバーたちにとって、『Real-Age』を考えさせられる事になった。
今回は、急な集まりなので、『On-Line』でつないでほしいと、要請をくれたメンバーもおり、リビングのテレビに大写しで参加となった。
会の終盤、設定ミスで『録音モード』となっていることが判明。今回は盛だくさんの話が飛び交い、『考えさせられることも多かった』ので、参加者の了解を得、可能な範囲で残してほしい・・との要望が出され、時間はかかったが『メモ』を作成。
まだ、誤字脱字は残っているが、とりあえず一度アップしてみたい。
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まず最初の『年金額確定書』では、『またまた、年間で1万円近く減っとるやん』との話が、開口一番飛び出した。
『まだ、昨年の確定申告分の控除が反映されとらへんけど、あんまり病気もせえへんので、『医療費控除』も少なく、ひょっとしたら『住民税』なんか、上がるかも』との、現実的な話が。
『何年か前も、よめはんも『年金受給者』となり、『介護保険料』なんかの『控除分』がなくなり、おまけに、『個人保険掛金』も、『積立満了』となったとき、『控除』できる金額が少なくなり、『住民税』や『国民保険料』のランクが上がり『実質年金支給額』は減ったわ』
別の仲間からは、『そやねん、この前税理士の先生から聞いたけど、年金受給者も『満期返済・高齢者保険』なんかで、『納税ライン』を『控除』で調整したら『節税』になる・・とも言うたはったけど、いちいち細かいこと、やってられへんは』
『結局は、よめはんも『年金』がもらえ、トータルではどないやねん・・と思うけど』『実質生活費』は、きっちりわしの年金だけや。』『よめはんの部分は、どこかへ消えとるは・・』と、『年金受給者』の現実的なぼやきも出てきた。
『そやねん、わいんとこも、長年夫婦分の、『満期償還型生命保険』を掛けたけど、よめはんは65歳からやけど、わいは、先に掛け始めたので、60歳から。先にもろた、5年間は、まだ現役の時やったので、よめはんと旅行なんかに使わされた。けど、よめはんがもらい始めたら、自分だけのもんや』『まあ、おひとりさんとなった時の、蓄えにしてや・・』との話も。
『そやねん、うちの家内なんかも、内緒で『月2000円ほどの積立保険』を、しとったみたいや。今年70歳になったんで、年に何万円かもらえる・・と言うとった』と、あるあるの話も。
++**
確かに、我家も『サラリーマン時代』。『定年後』『年金受給』となった後の『資金収支』については、時間をかけて検討したことはなく、少ない給料の中から、『天引生命保険』を『保険屋のおばちゃん』に『お任せ』で『積立』たり、戸別訪問で『保険』の勧誘を受けたが、今になってみると、『老後の些細な蓄え』であったことには間違いない。
この分は、しっこく付きまとわられた『保険屋のおばちゃん』に『感謝』することなのかもしれない。
こんなことを、参加メンバーに話すと・・
『そやねんなー。今は、保険屋もセールスレディなんか言うらしいけど、ワイら若いころは、昼休みや定時後、職場へずかずか入り込んできて、保険の勧誘を受けたは。契約したら『ネクタイのプレゼントなんかも』』『おせっかいにも、お見合い写真も、持ってきたりして』
『たしかに、投資お金を貯める方法がよう判らん頃、保険は『配当性が高い』なんて説明も受け、結婚を考えて貯蓄なんていうことも考えたは』
『子供の『学費』や『住宅購入資金』なんかの一部借入なんかもできたような気もする・・』
『テレビでは、時々生命保険会社のセールスレディさんなんかのコマーシャルも見かけるけど、最近は、事務所もセキュリティカードで、勝手に入られへんし、自宅訪問も『戸別訪問』はあかんやろから、どないして、儲けとるんやろ』『昔、勧誘が上手やったおばちゃんなんか、だんだんえらくなって、『支部長』とかの名刺になってたけど、それでも毎日来てたは』
『最近、保険なんかかけてへんけど、ネットで『チャッチャ』と手続きしてくれるんやろか』
別の仲間から、『今の『保険内容』はどないなんやろ』『若い人、『生命保険』掛けとるんやろか』『ネットで、『健康保障』だけ・・なんか多いけど、貯蓄としてはあかんは』『保険会社も、運用益も出てへんみたいやし』との意見も。
『今、政府は、個人資産を増やすためNISAなどを推奨しているが・・、保険は、『死亡一時金』はもらえるけど、『運用』ではあかんやろな』・・との意見で一致した。
+***
そして、『年金』の話へ戻り・・
『若い人は、雇用が流動化する中で、年収も変動し、これが、将来もらええる『年金額』の基礎になるが、年俸制で会社を渡り歩いた場合なんかは、『生涯年収』はどないなんやろ』
『ワイらみたいに、就職後、一回も転職せずに、コツコツ働いたほうがよかったんやろか』
『確かに、給料はそんなに上がらんかつたけど』『働いた分、ボーナスももらえ、『厚生年金』として積みあがっているは』『そして、年金とは別やけど、退職金ももらえた』
『『フリーター』なんかは、『国民年金』だけやと思うけど、ベースが積みあがらんのでは』・・との現実的な話も。
『我々のころは、この『公的年金』に加え『企業年金制度』もあり、『退職金の一部運用』も含め、毎月、なんぼかの『お小遣い』をもらえている。息子んとこもそうやけど、今はこれも、『個人運用』となっているみたいで、将来は大変そうや』
『息子の嫁はんは、毎月『貯める』お金もすくなく、『定年後が不安』なんて、言うとるは』
『マタマタ、政府の話や、会社経営者への不満になるけど、やっぱ『給与・ボーナス』をあげんことには、年金の『原資』もなくなり、年金をもらえる『基礎額』が低いままや』
+**
『ちょっと『年金』とは、話は変わるんやけど』・・との事で、
『そやねん、なかなか個人ではお金は貯められへん』『いつの頃までやったか、『天引貯金』なんていう『社内制度』もあったで。若い社員が無駄使いせんように、会社でお金預かってくれた。引き出す時は、所属の課長さんの判子が、必要やったりで。『金利』も、銀行より良かったので、結婚のときには助かった』との話も。『それ大手の会社やから、出けたんとちゅうんか』との、やっかみも。
『家買う時も『厚生の社内融資金』なんかや、組合が取り持って『労金』なんかからも借りれたは』『わいんとこも、中小の会社やったけど、社長さんが保証してくれ、信用金庫から借りれたは。おまけに、金利分は会社負担してくれた。』
『今は『実質賃金』高こうても、こんな手厚いことは、ないかもしれへん。』『うちの社長なんかは、『これまでよう働いた』『これからも頼んます』と言うて、判子ついてくれた』
『最近は『終身雇用制度』が少なくなり、雇用が流動化するなか、中途採用なんかも増えている。こんな『社内制度』は成り立たんのかも』と、今だ『年金生活者』でない『鉄工場のおやじ』から。『逆に、こんに手厚くしても『やめる者がいるかも』』と・・
『昔は『結婚出来て半人前』『家を建てて一人前』とか言うとったけど、『ローン』だらけでは、いつまでも『独り立ち』でけへんは』
+**
『そや、ワイらの少し上の世代『団塊の世代』の人は、家、持ったはる人多いで』『集団就職の最後の世代』かもしれへんけど、『会社の寮生活でお金を蓄え』『結婚して社宅へ入居』『子供がある程度大きくなったら、一軒家かマンション購入』の先輩が多かった。』
『この上の『昭和初め生まれ』の『戦争』を体験した人は、『一戸建』も多かった。』
こんな話題が進む中、『団塊の世代の人は高額納税者』かもしれないとの話題へ展開。
『皆、『年金』どのくらいもろてるか知らんが、普通のサラリーマンをしとったら、『年額250万円』くらいはあるんとちゃうか。これに『企業年金』や『配当』。さらには、嫁はんの『年金分』なんかを合算したら、300万円くらいになるのかも。』『フリーターよりは高収入かも』
『ここから『住民税』『固定資産税』、さらには『健康保険料』『介護保険料』など、ちゃんと『納付』する、『優良市民』と思うで。』『これに、車を持ってたら『自動車税』『ガソリン税』。タバコを止められへんかったら『たばこ税』。今日みたいに、お酒をたらふく飲んだら『酒税』も』『慎ましく生きておられる方もおられるかもしれないが、なんやかんやで高額納税者や』『言葉は悪いが『フリーター』の方よりは、『大型浪費』もするので『税負担』は多いはず』『社会を回せているのは、あんがい『団塊の世代』なのかも』
『高度成長期、『金の卵』と言うことで、地方から『都会』へ呼び寄せられた『団塊の世代』前後の方は、『都市部』へ多額な『税金』を落とし、都市部を潤わせているように思える』
『一部の方は、『ぽつんと一軒家』ではないが、『リタイア後故郷回帰』され、ここで『税金』を落とすが、多くは息子や孫が住む都会へ、流れているようにも思える』
『今、年金問題で、若い方が将来もらえる年金がなくなるのではとの声を聴くが、この『団塊の世代』がいなくなったときは、もっと大変なことになるのかもしれない』
『先ほどの『終身雇用』の話ではないが、この『団塊世代』は、コツこつ働く『最後の世代』で『給料』をもらい、そこから『納税』し『高額の健康保険料』も払ってきたから、今の世の中が成り立ってきた』
『もしこれが『格差社会』となり、『低所得者や『フリーター』が増えてくると、『税収』や『社会保険料』の維持そのものが、おかしくなる可能性がある』『『働き方の流動性』ということは、これからの『知識社会』では必要なことであるが、『雇用』『定収入』、ここからの『税収』『社会保険』。さらには『住宅』など、もっと総合的にみる必要があるのでは』との意見も。『『車社会』が崩壊すると『自動車税』そのものも、おかしくなってくる』『現実、かなり減っているのではないか。これが、道路整備などへの影響は・・』と追加の意見も。
*+*
そして、『最近スーパーで買う食パン、えろう上がったは』『ちょっと前までは、6枚切り、安売りで128円のがあったけど、最近、どこのメーカーも高いは』『安すうても、148円。安売りしてたもんは、178円なんて値段ついてるは』『驚きや』『嫁はんと毎日1枚づつ食べて、3日間。間とって、158円としたら30円ちゃうので、月10回購入で、300円。年間やと3600円。財布が減るは』『天候不順での減産や、ウクライナの影響はわかるけど、パンだけでこんなんや。』『天ぷら油や、昼に食べるパスタもおんなじくらい上がっとり、一品、年間3000円となると、10品で3万円や。年金が少なのうなるより厳しいいは』『家庭菜園やってるけど、耕運機動かすガソリンは高いは。肥料も上がったで』『今後、どないなるんやろ』・・と、超現実の話も。一度『家計簿』を見てみる必要がありそうである。
+***
だんだん話が煮詰まり始めたころ、久しぶりに参加のゲノム君が、タブレットを取り出し、『お酒がまずくなる話かもしれないが、『これどう思う・・』』と、話を変えてくれた。
6月中旬から上映される『PLAN 75』のなかで、この『制度』を勧誘する映像が、U-Tubeで公開されていたとのこと。
つい先週、『『カンヌ映画祭』で「特別賞」をとった、作品のバックに流れる一部らしい』
(後で調べたたら、ここにあった)
今日の『保険屋の勧誘』ではないが、まるでどこかの生保の『高齢者用保険プラン』と、そっくりの作りであった。
『古希を迎えた我々にとって、勧誘する言葉が突き刺さる ・・』との感想が
『「・・死ぬ時くらいは自分で選べたらいいだろうなと思って。自分で死に方を決めることができたら安心だなと思って、なんの迷いもなかったです」・・という言葉は、重くのしかかる』・・と、全員、少し酔いが覚めてしまった。
『わしら、もうすぐ75歳やで』『あと5年もあると思われへん』
『75歳で『自らお陀仏を選択』。こらたいへんや』
『今、定年70歳引き上げが進んどるけど、75歳いうたら、リタイアしてすぐやんか』
『まだまだ、元気な時代とちゃううん』
『まだ、映画は見てないけど、コンチャンが、昔どこかで書いとった『希死念慮』『姥捨て山』、コロナ時の『ECMO拒否』』など、重ね合わせて見ていく必要があるのでは・・との事が・・
+*+*+*
よく覚えている仲間がいたもので、あわてて、昔書いた『MEMO』を、タブレットで探してみると・・・
2020-01-13「『70歳定年』 / 『古希』 の続き・・ 『緑寿』『後期高齢者』はどうするの」と言う『MEMO』の、最後に残していた。
この『ネタ』は、地方に住む友人が懇意にしている医者の話であったが、今日参加してくれた、町医者君は覚えていてくれた。日々『高齢者医療』に携わっているからだろうか。
彼が、タブレットを繰りながら、『『PLAN 75』は、たしか、極端に言えば『尊厳死』を法制化するもの』
『ここでの制度で、いま画像に流れた『遺言信託、生前整理、葬儀/お墓の手配、死後手続き、心のケア』を、どこかの『施設』へ『強制収容』し、一人一人に寄り添った手厚い“終活”サポートを行う事が『PLAN 75』の内容のよう。この映画では、75歳以上へ同意を取り付ける中、『本人の葛藤』『家族の悩み』『行政担当者の矛盾感』などが描かれ、この『制度の必然性』『尊厳死の是非』『現代版姥捨て山』という事を、世の中へ問いかけるのが目的・・と、先週どこかのテレビで流れたのを見た』と説明してくれた。
『逆に、コンチャンが『メモ』で残したくれている内容は、高齢者自らが『人生の定年を決めてほしい』。このための、何年先に間違いなく死ねます・・というような『年齢調節薬』。あるいは、『ただ漫然と、早く死にたい』というような、死を望む『希死念慮』』とは、少し違うかもしれないが、誰かが手を貸しての『尊厳死』という点では、近いかもしれない』との微妙なコメントが。
『そして、昨年だったか『コロナでの人口呼吸器逼迫』での『装着順位決定』『トリアージ』の議論もしたが、これは、家族同意の『尊厳死』であり、言葉が足りないかもしれないが『偶発的な事故』と思うほうが、正しいのかもしれない』とも。
『『尊厳死』なんて、なんなんやろ』『うちのおやじなんか、100歳やけど、はよう死にたいなんて言わへんで』『でも、60代で人生終わらす俳優さんもおられるし』『生きるか死ぬかは、本人次第なんかもしれんけど・・・』『お金があっても、人生シンドなったら、死にたくなるかも』『よめはんとすれ違ったり。おひとりさんになったり。子供がこなかったり』『ちょっとした事が、『死にたい』なんて考えるんやろか』『でも、75歳はまだ早いで』
『政府も、ここまで働けいうてるやん』『いきなり『ポイ』はないで』との、突っ込みも
『人生は『定年』のように『エンドポイント』を決めることができない』『これは、いくら医者が頼まれても、『処方』することができない事』
『最近の傾向として、社会的に『認知症』『ボケ』の問題が大きく取り上げられ、家族への『迷惑』や『介護負担』、さらには『費用』の面で、これに至るまでに、なんとか『死にたい』‥と思う患者さんが多くなっている事は、事実である』
『この『PLAN 75』ではないが、『自らの意思』が働く間に、先手を打っておきたい』『こんな事から、マンションを売り払い、将来的にケアーが受けれる『高賃専』などへ、早々移ることも多くなっている』
『特に、東京や大阪へ、地方から出てきた『団塊の世代』などは、この傾向が顕著なようで、お金も少し残している事もあり、関東なら埼玉や千葉、関西だと富田林や、北摂。六甲界隈などに、『ワンルームマンション的』なものを購入し、移る方も多くなったと、聞いたことがある。豊中の通信隊跡地に建設中の『高齢者専用マンション』も、かなり予約は入っているらしい』と追加のコメントも。
『そやねんな~。やっぱり『高齢者も、いくいくは、お金しだいか』『息子らどない思ってんやろ』』とのぼやきも。
『でも、お金がたらんと、一軒家売ってアパートなんて考えても、最近は『孤独死』『事故物件』にしたくないとかで、貸してもらえるところも少ないと、近所の不動産屋が言うとった』
『よぼよぼで、よっぽど動けんようになり『要介護認定』でもでん限り、『施設』はむりや』
『コンチャンとこもそうやったけど、90歳過ぎても、『要介護1』くらいやったら、ヘルパーさんもあんまり来てくれへんは』『勢い、ワイらみたいな、老人一歩手前が面倒見なあかん』
『まさしく老々介護や』『まだ車使える間は、食料や、かさばるオムツ、トイレットペーパーなんか買いに行けるけど、『免許返納』となったら、お手上げや』
『うちんとこなんか、まだ九州の田舎に『ぽつんと』おるわ。車で1時間のところに住んどる弟に面倒頼んでるけど。両方共が、脳梗塞でもなったら、全滅や』『ただ、大阪へ呼ぶにも、この前、帰った時、保健士さんやったかに聞いたけど、手続きが大変そうや』『勝手に連れてきても『要介護』なんかの『認定』が、その町で取り直さなあかん事や、同居家族として申請など、大変や』
『まだ映画見てないんで、この『PLAN 75』のシステムは、よく理解できないが、番宣などに出ていた、『受託した高齢者は、快適な生活を受けれる環境にいる』ことを聞くと、もし親が、まだボケずに、快く『受託』し、『官庁』や『専門機関』が、手早く手続きを、すべて手配してくれるのであれば、『PLAN 75』を、俺も受け入れるかもしれない』
『それ、まさしく『姥捨て山』やん』との意見も。
この『メモ』のどこかで書いた『父親の最後』の話をしてみた。
『父親は、脳梗塞で倒れ、『意識』のない植物状態になり、救急で運び込まれた病院から、入院期限で、追い出されるように転院し、『流動食』『点滴』だけで生き延びる『病人』だけが収容される病院で『最期』を迎えた。教室のような大部屋に、ベットが、一方向に並べられ、『人工呼吸器』『点滴』そして『胃ろう』のチューブを付けた、『声を出すこともできない患者』が横たわっていた。月、1度の『面接日』も、暗く、排せつ物のにおいが立ち込めるところであり、ほんの数分・・』『息を引き取った時も、連絡を受けてすでに駆け付けたが、すでに『納棺済』』『慌てて手配した『家族葬用の会館へ霊柩車は直行』』
『母親も、元気そのもから『大腿骨骨折で即入院』『リハビリ途中で誤嚥性肺炎』そして『意識回復せず』・・』
『きついが、こんな事例を考えたら、『尊厳死』は必要かも』
『小生も、『PLAN 75』を見てからでないと、何とも言えないが、『何が最良の人生の最後』と考えたとき、『家族に迷惑をかけない』ことなのか』と付け加えた。
『最近は、『遺骨引取拒否』や『墓石不要』の議論もあるが、どうなのだろう』との意見も
『コンチャンとこも、『遺言』で『お墓は作るな』と言われたが、どないしたん』との質問も
『父母が懇意にしていた、篠山のあるお寺に、父親が『寄進』した『写経塚(観音像)』へ『散骨』させてもらい、墓の代わりに。年何回か、お寺へ出かけ『観音さん』へ手を合わせてる』
『この『PLAN 75』でも『お墓の手配』も仕事らしいけど、残された『家族』はどうなるのだろうか』
『『政府』や『特殊団体』が『個人』をすべて預かり、『死後』はすべて引き受けなのか』『適当な言葉が見つからへんけど、『死期』を調整し、あとは『消し去ってくれる』という事なのだろうか』
『もう一つよう判らんのが、最初の方で聞いた『希死念慮』という言葉。初めて聞いたけど、『自殺』する人とは、どう違うんやろ』『説明では・・』
だんだん、複雑な話になってきた。
『PLAN 75』は、古希を迎えた『シルバー』には、重い警鐘である・・
『まだ介護が必要な家族を持つ仲間』と共に『自らの老いへの対応が』
ちょっと暗い話が続いてしまったので、切り上げに、『人生の定年を決める薬』『年齢調整剤』の話の続きとして、この集まりとは別の、サラリーマン時代の友人が取り組んでいる『余命1年宣言』を紹介してみた。
今年の『MEMO』ではまだ残していないが、昨年 2021-02-02 『余命1年宣言・初更新』の日記を残している。
『この友は、『非健康的日常生活の奨め』で、健康チェックは『健康診断だけ』。『無理なトレーニングはしない』などを続けているが、『排便前後の体重測定』など、別の意味では細かい事も行っている・・と紹介』『毎年、『家族に『迷惑』をかけないようにと、数年前から『年初』『余命1年宣言』を作成し、『家族会議』をしているようである』』
『今年も、『更新通知』が届いていたが、『無理な節制はしない』これが『終焉の年齢調節につながる』との事で、『あとどれくらい『ビール』が飲めるか』との事が、書かれていた』
『彼が紹介してくれている本の中にも、和田先生の著書では『肉を食べなさい』『アルコールも適量は続けたほうが良い』などが書かれてあり、生涯であと『ビール』をどのくらい飲めるかを計算してみた』『毎日『缶ビール(500ML)』を2本ずつ飲んでも、年間で356L。75歳まで5年間飲み続けても2000L。健康障害が、どこで出るかは判らないが、5000Lなんかは飲めないであろう・・・と、メールに書かれていた』
『たしかに、楽しく健康と体力を維持するための『人生調節剤』として、おぼれない程度の『アルコール』は良薬なのかもしれない』『そして、うまくいけば『PPK』かも』と書き加えられていたことを紹介してみた。
あわせて、彼が提案してくれた、『余命1年宣言』では、資産管理を中心に、死後を想定し、家族が手続きをしやすいように、口座一覧や引き出し手順に加え、本人が掛けていた年金を遺族年金として引き出せる手順まで詳細に計画していることも紹介したが・・
『こんなことも『PLAN 75』の仕事として、やってくれるのか・・』との発言も
タブレットで、記事を追いながら、彼から提案の『余命1年宣言』では、『パートナー』まで準備を進めており、自宅継続での『生活維持』や、売却での『高賃専』や『ケアホーム』を想定した検討も進めたようで、『まさしく、自己版『PLAN 75』である』
最後に、『究極は、『痴呆』となったときか・・・』と、参加者の一人から。
『これらの問題を、社会全体として、『タブー視』せずに話し合うためのきっかけの『PLAN 75』となればいいのだが』
『いずれにしても、もっと『家族』で真剣な話が必要かも・・』
『次は、これを見てからか・・・』という事で、Dr君が、締くくってくれた。
+*++**
<後刻調査>
この映画は、先週「カンヌ国際映画祭」で「特別表彰」を受けたとニュースで流れていたが、映画の内容は、封切前のためか、まだ具体的な内容はあまり報じられていないが、Wikipediaなで『PLAN 75』を調べてみると・・
高齢化問題を解決するために制定された75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する制度の名称・・との記載があった。
もう少し詳しく、配信予告などを見てみると、この作品の前段で製作された、2018年公開の日本のオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』で取り上げた、超高齢化社会が進む中、政府が法制化した「PLAN75」を、長編映画に仕上げ直したもののようで・・
75歳以上の高齢者が、自らの死を選択できる法整備が進み、プランを受ける高齢者の葛藤や、制度を推進する担当者の悩みが描かれているようである。
別のネット記事では、『現代版姥捨山』との表現もあり、75歳という年齢で、命に線引きが行なわれる事になり、これからの高齢化社会への現実問題を突き付ける、話題作となりそうである。
CMの最初に「未来をまもりたいから」と乳児の映像が流れ、最後に「あなたの最期をお手伝い」という言葉が投げかけられたが、『高齢者は、今、何をどうすれば・・』を、あらためて考えさせられる
+****
<追記>(MEMOの抜粋)
2020-01-13「『70歳定年』 / 『古希』 の続き・・ 『緑寿』『後期高齢者』はどうするの」から
<町医者さんがお聞きした、高齢者からの『呟き(悩み事)』>
(1)『年齢調節剤を処方してほしい』
<患者さんの呟き>
・人生の定年は死ぬときと言われ、今は生活には何も不自由を感じていないが、『いつまで生きるか』いや『いつまで生きるべきか』という明確なエンドポイントを決めたい。
・昨今高齢者の自殺が多くなっているとも聞くが、理由として心身面での制約が出て来る方と共に、健康な方でも、周りの状況を熟考し、自らエンドポイントを引かれる方もあるのではないか。
・このためにも、長寿社会を構築していく中で、高齢化に向けた健康増進も素晴らしい事ではあるが、『年齢調節剤』という新薬を処方する事で、大きな病気をしない限り『あなたはあと10年で天寿を全うできます』と言うような、人生の定年を決めていくことが事ができないか。
・そうすれば、今の老後資金の不足問題や、子供、孫たちへの資産譲渡なども、もっと計画的に出来るのではないか。
・政府としても、老齢者構成が見えてくると、もっと強い国家予算が組めるのではないか。
・さらには過去の『姥捨て山』の例を示される方もあるとの事。
『年齢調節剤』という、合法的に『時間軸を組める薬』を処方してほしい要望
(2)『希死念慮』という言葉
デジタル大辞泉の解説では
自殺願望と同義ともされるが、疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と使い分けることがある。・・・と書かれていた。
高齢者の自殺者が増加している
(日本全体としては自殺者が減少する中で、高齢者の比率が高くなっている)
人生の最後『だれに看てもらえそうか』
・ここで決めたエンドポイントを家族や周りの方へ宣言
共有する事で、生きがいを生み出す必要がある
・昨今希薄化する家族関係や、高齢者が住んでいる施設
『お大事に』『長生きしてね』ではなく、
明日までに『この本を読み終えて』など、
刺激的な課題を与えないといけない
・このため、家族やそれ以外で看取る方との係りを作る
『人は一人では生きれない』。
死後、屍をだれかに葬ってもらう必要がある。
『いつまでも迷惑をかけたくない』という事が『呟き』
2021-02-02 『余命1年宣言・初更新』の日記
『非健康的生活の奨め』で・・・
☆まだ70前であるが、長寿社会と言われる中で、
自らの健康管理はどうすればいいのか。
・健康診断やちょっとした事での病院通いは必要か。
・薬を飲み続けてまで寿命を延ばす必要があるのか。
☆一方世の中では
・老人の自殺者が70代で急増
・寝たきり老人、老々介護が増加 等の記事が氾濫
これらの事実から、
もし健康を害し、寝たきりになったら
・・『だれに看てもらうか』
いやだれに『だれに看てもらえそうか』 を
新しい年の初めとして、真剣に考えたとの事。
⇒ 長く生きて楽しいかどうか
⇒ 長く生きて喜んでくれる事(人)があるか
⇒ 人生設計をどうするか(お金、介護、身の周り等々)
という現実とどう向き合うかが大きな課題・・・・
と書いていたが、自らの努力で課題を解決しようとしている
今の生活が維持できなくなった時、子や孫への負担も気になる所とも
書いていたが、自らの貯蓄をしっかり把握した『介護の自力化』を
しっかり考えている事は、学ぶべき事であった。
これらを怠ると、介護離婚、家族崩壊、親族縁切、介護破産、など
大変な事態となる可能性がある。
『余命1年宣言』は『自助介護』のスタートであろう。
そして最後は、今月中旬公開予定の映画の『PLAN 75』に飛び火し、それまで盛り上がっていた酒宴は、古希を迎えるメンバーたちにとって、『Real-Age』を考えさせられる事になった。
今回は、急な集まりなので、『On-Line』でつないでほしいと、要請をくれたメンバーもおり、リビングのテレビに大写しで参加となった。
会の終盤、設定ミスで『録音モード』となっていることが判明。今回は盛だくさんの話が飛び交い、『考えさせられることも多かった』ので、参加者の了解を得、可能な範囲で残してほしい・・との要望が出され、時間はかかったが『メモ』を作成。
まだ、誤字脱字は残っているが、とりあえず一度アップしてみたい。
:;:;:
まず最初の『年金額確定書』では、『またまた、年間で1万円近く減っとるやん』との話が、開口一番飛び出した。
『まだ、昨年の確定申告分の控除が反映されとらへんけど、あんまり病気もせえへんので、『医療費控除』も少なく、ひょっとしたら『住民税』なんか、上がるかも』との、現実的な話が。
『何年か前も、よめはんも『年金受給者』となり、『介護保険料』なんかの『控除分』がなくなり、おまけに、『個人保険掛金』も、『積立満了』となったとき、『控除』できる金額が少なくなり、『住民税』や『国民保険料』のランクが上がり『実質年金支給額』は減ったわ』
別の仲間からは、『そやねん、この前税理士の先生から聞いたけど、年金受給者も『満期返済・高齢者保険』なんかで、『納税ライン』を『控除』で調整したら『節税』になる・・とも言うたはったけど、いちいち細かいこと、やってられへんは』
『結局は、よめはんも『年金』がもらえ、トータルではどないやねん・・と思うけど』『実質生活費』は、きっちりわしの年金だけや。』『よめはんの部分は、どこかへ消えとるは・・』と、『年金受給者』の現実的なぼやきも出てきた。
『そやねん、わいんとこも、長年夫婦分の、『満期償還型生命保険』を掛けたけど、よめはんは65歳からやけど、わいは、先に掛け始めたので、60歳から。先にもろた、5年間は、まだ現役の時やったので、よめはんと旅行なんかに使わされた。けど、よめはんがもらい始めたら、自分だけのもんや』『まあ、おひとりさんとなった時の、蓄えにしてや・・』との話も。
『そやねん、うちの家内なんかも、内緒で『月2000円ほどの積立保険』を、しとったみたいや。今年70歳になったんで、年に何万円かもらえる・・と言うとった』と、あるあるの話も。
++**
確かに、我家も『サラリーマン時代』。『定年後』『年金受給』となった後の『資金収支』については、時間をかけて検討したことはなく、少ない給料の中から、『天引生命保険』を『保険屋のおばちゃん』に『お任せ』で『積立』たり、戸別訪問で『保険』の勧誘を受けたが、今になってみると、『老後の些細な蓄え』であったことには間違いない。
この分は、しっこく付きまとわられた『保険屋のおばちゃん』に『感謝』することなのかもしれない。
こんなことを、参加メンバーに話すと・・
『そやねんなー。今は、保険屋もセールスレディなんか言うらしいけど、ワイら若いころは、昼休みや定時後、職場へずかずか入り込んできて、保険の勧誘を受けたは。契約したら『ネクタイのプレゼントなんかも』』『おせっかいにも、お見合い写真も、持ってきたりして』
『たしかに、投資お金を貯める方法がよう判らん頃、保険は『配当性が高い』なんて説明も受け、結婚を考えて貯蓄なんていうことも考えたは』
『子供の『学費』や『住宅購入資金』なんかの一部借入なんかもできたような気もする・・』
『テレビでは、時々生命保険会社のセールスレディさんなんかのコマーシャルも見かけるけど、最近は、事務所もセキュリティカードで、勝手に入られへんし、自宅訪問も『戸別訪問』はあかんやろから、どないして、儲けとるんやろ』『昔、勧誘が上手やったおばちゃんなんか、だんだんえらくなって、『支部長』とかの名刺になってたけど、それでも毎日来てたは』
『最近、保険なんかかけてへんけど、ネットで『チャッチャ』と手続きしてくれるんやろか』
別の仲間から、『今の『保険内容』はどないなんやろ』『若い人、『生命保険』掛けとるんやろか』『ネットで、『健康保障』だけ・・なんか多いけど、貯蓄としてはあかんは』『保険会社も、運用益も出てへんみたいやし』との意見も。
『今、政府は、個人資産を増やすためNISAなどを推奨しているが・・、保険は、『死亡一時金』はもらえるけど、『運用』ではあかんやろな』・・との意見で一致した。
+***
そして、『年金』の話へ戻り・・
『若い人は、雇用が流動化する中で、年収も変動し、これが、将来もらええる『年金額』の基礎になるが、年俸制で会社を渡り歩いた場合なんかは、『生涯年収』はどないなんやろ』
『ワイらみたいに、就職後、一回も転職せずに、コツコツ働いたほうがよかったんやろか』
『確かに、給料はそんなに上がらんかつたけど』『働いた分、ボーナスももらえ、『厚生年金』として積みあがっているは』『そして、年金とは別やけど、退職金ももらえた』
『『フリーター』なんかは、『国民年金』だけやと思うけど、ベースが積みあがらんのでは』・・との現実的な話も。
『我々のころは、この『公的年金』に加え『企業年金制度』もあり、『退職金の一部運用』も含め、毎月、なんぼかの『お小遣い』をもらえている。息子んとこもそうやけど、今はこれも、『個人運用』となっているみたいで、将来は大変そうや』
『息子の嫁はんは、毎月『貯める』お金もすくなく、『定年後が不安』なんて、言うとるは』
『マタマタ、政府の話や、会社経営者への不満になるけど、やっぱ『給与・ボーナス』をあげんことには、年金の『原資』もなくなり、年金をもらえる『基礎額』が低いままや』
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『ちょっと『年金』とは、話は変わるんやけど』・・との事で、
『そやねん、なかなか個人ではお金は貯められへん』『いつの頃までやったか、『天引貯金』なんていう『社内制度』もあったで。若い社員が無駄使いせんように、会社でお金預かってくれた。引き出す時は、所属の課長さんの判子が、必要やったりで。『金利』も、銀行より良かったので、結婚のときには助かった』との話も。『それ大手の会社やから、出けたんとちゅうんか』との、やっかみも。
『家買う時も『厚生の社内融資金』なんかや、組合が取り持って『労金』なんかからも借りれたは』『わいんとこも、中小の会社やったけど、社長さんが保証してくれ、信用金庫から借りれたは。おまけに、金利分は会社負担してくれた。』
『今は『実質賃金』高こうても、こんな手厚いことは、ないかもしれへん。』『うちの社長なんかは、『これまでよう働いた』『これからも頼んます』と言うて、判子ついてくれた』
『最近は『終身雇用制度』が少なくなり、雇用が流動化するなか、中途採用なんかも増えている。こんな『社内制度』は成り立たんのかも』と、今だ『年金生活者』でない『鉄工場のおやじ』から。『逆に、こんに手厚くしても『やめる者がいるかも』』と・・
『昔は『結婚出来て半人前』『家を建てて一人前』とか言うとったけど、『ローン』だらけでは、いつまでも『独り立ち』でけへんは』
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『そや、ワイらの少し上の世代『団塊の世代』の人は、家、持ったはる人多いで』『集団就職の最後の世代』かもしれへんけど、『会社の寮生活でお金を蓄え』『結婚して社宅へ入居』『子供がある程度大きくなったら、一軒家かマンション購入』の先輩が多かった。』
『この上の『昭和初め生まれ』の『戦争』を体験した人は、『一戸建』も多かった。』
こんな話題が進む中、『団塊の世代の人は高額納税者』かもしれないとの話題へ展開。
『皆、『年金』どのくらいもろてるか知らんが、普通のサラリーマンをしとったら、『年額250万円』くらいはあるんとちゃうか。これに『企業年金』や『配当』。さらには、嫁はんの『年金分』なんかを合算したら、300万円くらいになるのかも。』『フリーターよりは高収入かも』
『ここから『住民税』『固定資産税』、さらには『健康保険料』『介護保険料』など、ちゃんと『納付』する、『優良市民』と思うで。』『これに、車を持ってたら『自動車税』『ガソリン税』。タバコを止められへんかったら『たばこ税』。今日みたいに、お酒をたらふく飲んだら『酒税』も』『慎ましく生きておられる方もおられるかもしれないが、なんやかんやで高額納税者や』『言葉は悪いが『フリーター』の方よりは、『大型浪費』もするので『税負担』は多いはず』『社会を回せているのは、あんがい『団塊の世代』なのかも』
『高度成長期、『金の卵』と言うことで、地方から『都会』へ呼び寄せられた『団塊の世代』前後の方は、『都市部』へ多額な『税金』を落とし、都市部を潤わせているように思える』
『一部の方は、『ぽつんと一軒家』ではないが、『リタイア後故郷回帰』され、ここで『税金』を落とすが、多くは息子や孫が住む都会へ、流れているようにも思える』
『今、年金問題で、若い方が将来もらえる年金がなくなるのではとの声を聴くが、この『団塊の世代』がいなくなったときは、もっと大変なことになるのかもしれない』
『先ほどの『終身雇用』の話ではないが、この『団塊世代』は、コツこつ働く『最後の世代』で『給料』をもらい、そこから『納税』し『高額の健康保険料』も払ってきたから、今の世の中が成り立ってきた』
『もしこれが『格差社会』となり、『低所得者や『フリーター』が増えてくると、『税収』や『社会保険料』の維持そのものが、おかしくなる可能性がある』『『働き方の流動性』ということは、これからの『知識社会』では必要なことであるが、『雇用』『定収入』、ここからの『税収』『社会保険』。さらには『住宅』など、もっと総合的にみる必要があるのでは』との意見も。『『車社会』が崩壊すると『自動車税』そのものも、おかしくなってくる』『現実、かなり減っているのではないか。これが、道路整備などへの影響は・・』と追加の意見も。
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そして、『最近スーパーで買う食パン、えろう上がったは』『ちょっと前までは、6枚切り、安売りで128円のがあったけど、最近、どこのメーカーも高いは』『安すうても、148円。安売りしてたもんは、178円なんて値段ついてるは』『驚きや』『嫁はんと毎日1枚づつ食べて、3日間。間とって、158円としたら30円ちゃうので、月10回購入で、300円。年間やと3600円。財布が減るは』『天候不順での減産や、ウクライナの影響はわかるけど、パンだけでこんなんや。』『天ぷら油や、昼に食べるパスタもおんなじくらい上がっとり、一品、年間3000円となると、10品で3万円や。年金が少なのうなるより厳しいいは』『家庭菜園やってるけど、耕運機動かすガソリンは高いは。肥料も上がったで』『今後、どないなるんやろ』・・と、超現実の話も。一度『家計簿』を見てみる必要がありそうである。
+***
だんだん話が煮詰まり始めたころ、久しぶりに参加のゲノム君が、タブレットを取り出し、『お酒がまずくなる話かもしれないが、『これどう思う・・』』と、話を変えてくれた。
6月中旬から上映される『PLAN 75』のなかで、この『制度』を勧誘する映像が、U-Tubeで公開されていたとのこと。
つい先週、『『カンヌ映画祭』で「特別賞」をとった、作品のバックに流れる一部らしい』
(後で調べたたら、ここにあった)
今日の『保険屋の勧誘』ではないが、まるでどこかの生保の『高齢者用保険プラン』と、そっくりの作りであった。
『古希を迎えた我々にとって、勧誘する言葉が突き刺さる ・・』との感想が
『「・・死ぬ時くらいは自分で選べたらいいだろうなと思って。自分で死に方を決めることができたら安心だなと思って、なんの迷いもなかったです」・・という言葉は、重くのしかかる』・・と、全員、少し酔いが覚めてしまった。
『わしら、もうすぐ75歳やで』『あと5年もあると思われへん』
『75歳で『自らお陀仏を選択』。こらたいへんや』
『今、定年70歳引き上げが進んどるけど、75歳いうたら、リタイアしてすぐやんか』
『まだまだ、元気な時代とちゃううん』
『まだ、映画は見てないけど、コンチャンが、昔どこかで書いとった『希死念慮』『姥捨て山』、コロナ時の『ECMO拒否』』など、重ね合わせて見ていく必要があるのでは・・との事が・・
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よく覚えている仲間がいたもので、あわてて、昔書いた『MEMO』を、タブレットで探してみると・・・
2020-01-13「『70歳定年』 / 『古希』 の続き・・ 『緑寿』『後期高齢者』はどうするの」と言う『MEMO』の、最後に残していた。
この『ネタ』は、地方に住む友人が懇意にしている医者の話であったが、今日参加してくれた、町医者君は覚えていてくれた。日々『高齢者医療』に携わっているからだろうか。
彼が、タブレットを繰りながら、『『PLAN 75』は、たしか、極端に言えば『尊厳死』を法制化するもの』
『ここでの制度で、いま画像に流れた『遺言信託、生前整理、葬儀/お墓の手配、死後手続き、心のケア』を、どこかの『施設』へ『強制収容』し、一人一人に寄り添った手厚い“終活”サポートを行う事が『PLAN 75』の内容のよう。この映画では、75歳以上へ同意を取り付ける中、『本人の葛藤』『家族の悩み』『行政担当者の矛盾感』などが描かれ、この『制度の必然性』『尊厳死の是非』『現代版姥捨て山』という事を、世の中へ問いかけるのが目的・・と、先週どこかのテレビで流れたのを見た』と説明してくれた。
『逆に、コンチャンが『メモ』で残したくれている内容は、高齢者自らが『人生の定年を決めてほしい』。このための、何年先に間違いなく死ねます・・というような『年齢調節薬』。あるいは、『ただ漫然と、早く死にたい』というような、死を望む『希死念慮』』とは、少し違うかもしれないが、誰かが手を貸しての『尊厳死』という点では、近いかもしれない』との微妙なコメントが。
『そして、昨年だったか『コロナでの人口呼吸器逼迫』での『装着順位決定』『トリアージ』の議論もしたが、これは、家族同意の『尊厳死』であり、言葉が足りないかもしれないが『偶発的な事故』と思うほうが、正しいのかもしれない』とも。
『『尊厳死』なんて、なんなんやろ』『うちのおやじなんか、100歳やけど、はよう死にたいなんて言わへんで』『でも、60代で人生終わらす俳優さんもおられるし』『生きるか死ぬかは、本人次第なんかもしれんけど・・・』『お金があっても、人生シンドなったら、死にたくなるかも』『よめはんとすれ違ったり。おひとりさんになったり。子供がこなかったり』『ちょっとした事が、『死にたい』なんて考えるんやろか』『でも、75歳はまだ早いで』
『政府も、ここまで働けいうてるやん』『いきなり『ポイ』はないで』との、突っ込みも
『人生は『定年』のように『エンドポイント』を決めることができない』『これは、いくら医者が頼まれても、『処方』することができない事』
『最近の傾向として、社会的に『認知症』『ボケ』の問題が大きく取り上げられ、家族への『迷惑』や『介護負担』、さらには『費用』の面で、これに至るまでに、なんとか『死にたい』‥と思う患者さんが多くなっている事は、事実である』
『この『PLAN 75』ではないが、『自らの意思』が働く間に、先手を打っておきたい』『こんな事から、マンションを売り払い、将来的にケアーが受けれる『高賃専』などへ、早々移ることも多くなっている』
『特に、東京や大阪へ、地方から出てきた『団塊の世代』などは、この傾向が顕著なようで、お金も少し残している事もあり、関東なら埼玉や千葉、関西だと富田林や、北摂。六甲界隈などに、『ワンルームマンション的』なものを購入し、移る方も多くなったと、聞いたことがある。豊中の通信隊跡地に建設中の『高齢者専用マンション』も、かなり予約は入っているらしい』と追加のコメントも。
『そやねんな~。やっぱり『高齢者も、いくいくは、お金しだいか』『息子らどない思ってんやろ』』とのぼやきも。
『でも、お金がたらんと、一軒家売ってアパートなんて考えても、最近は『孤独死』『事故物件』にしたくないとかで、貸してもらえるところも少ないと、近所の不動産屋が言うとった』
『よぼよぼで、よっぽど動けんようになり『要介護認定』でもでん限り、『施設』はむりや』
『コンチャンとこもそうやったけど、90歳過ぎても、『要介護1』くらいやったら、ヘルパーさんもあんまり来てくれへんは』『勢い、ワイらみたいな、老人一歩手前が面倒見なあかん』
『まさしく老々介護や』『まだ車使える間は、食料や、かさばるオムツ、トイレットペーパーなんか買いに行けるけど、『免許返納』となったら、お手上げや』
『うちんとこなんか、まだ九州の田舎に『ぽつんと』おるわ。車で1時間のところに住んどる弟に面倒頼んでるけど。両方共が、脳梗塞でもなったら、全滅や』『ただ、大阪へ呼ぶにも、この前、帰った時、保健士さんやったかに聞いたけど、手続きが大変そうや』『勝手に連れてきても『要介護』なんかの『認定』が、その町で取り直さなあかん事や、同居家族として申請など、大変や』
『まだ映画見てないんで、この『PLAN 75』のシステムは、よく理解できないが、番宣などに出ていた、『受託した高齢者は、快適な生活を受けれる環境にいる』ことを聞くと、もし親が、まだボケずに、快く『受託』し、『官庁』や『専門機関』が、手早く手続きを、すべて手配してくれるのであれば、『PLAN 75』を、俺も受け入れるかもしれない』
『それ、まさしく『姥捨て山』やん』との意見も。
この『メモ』のどこかで書いた『父親の最後』の話をしてみた。
『父親は、脳梗塞で倒れ、『意識』のない植物状態になり、救急で運び込まれた病院から、入院期限で、追い出されるように転院し、『流動食』『点滴』だけで生き延びる『病人』だけが収容される病院で『最期』を迎えた。教室のような大部屋に、ベットが、一方向に並べられ、『人工呼吸器』『点滴』そして『胃ろう』のチューブを付けた、『声を出すこともできない患者』が横たわっていた。月、1度の『面接日』も、暗く、排せつ物のにおいが立ち込めるところであり、ほんの数分・・』『息を引き取った時も、連絡を受けてすでに駆け付けたが、すでに『納棺済』』『慌てて手配した『家族葬用の会館へ霊柩車は直行』』
『母親も、元気そのもから『大腿骨骨折で即入院』『リハビリ途中で誤嚥性肺炎』そして『意識回復せず』・・』
『きついが、こんな事例を考えたら、『尊厳死』は必要かも』
『小生も、『PLAN 75』を見てからでないと、何とも言えないが、『何が最良の人生の最後』と考えたとき、『家族に迷惑をかけない』ことなのか』と付け加えた。
『最近は、『遺骨引取拒否』や『墓石不要』の議論もあるが、どうなのだろう』との意見も
『コンチャンとこも、『遺言』で『お墓は作るな』と言われたが、どないしたん』との質問も
『父母が懇意にしていた、篠山のあるお寺に、父親が『寄進』した『写経塚(観音像)』へ『散骨』させてもらい、墓の代わりに。年何回か、お寺へ出かけ『観音さん』へ手を合わせてる』
『この『PLAN 75』でも『お墓の手配』も仕事らしいけど、残された『家族』はどうなるのだろうか』
『『政府』や『特殊団体』が『個人』をすべて預かり、『死後』はすべて引き受けなのか』『適当な言葉が見つからへんけど、『死期』を調整し、あとは『消し去ってくれる』という事なのだろうか』
『もう一つよう判らんのが、最初の方で聞いた『希死念慮』という言葉。初めて聞いたけど、『自殺』する人とは、どう違うんやろ』『説明では・・』
だんだん、複雑な話になってきた。
『PLAN 75』は、古希を迎えた『シルバー』には、重い警鐘である・・
『まだ介護が必要な家族を持つ仲間』と共に『自らの老いへの対応が』
ちょっと暗い話が続いてしまったので、切り上げに、『人生の定年を決める薬』『年齢調整剤』の話の続きとして、この集まりとは別の、サラリーマン時代の友人が取り組んでいる『余命1年宣言』を紹介してみた。
今年の『MEMO』ではまだ残していないが、昨年 2021-02-02 『余命1年宣言・初更新』の日記を残している。
『この友は、『非健康的日常生活の奨め』で、健康チェックは『健康診断だけ』。『無理なトレーニングはしない』などを続けているが、『排便前後の体重測定』など、別の意味では細かい事も行っている・・と紹介』『毎年、『家族に『迷惑』をかけないようにと、数年前から『年初』『余命1年宣言』を作成し、『家族会議』をしているようである』』
『今年も、『更新通知』が届いていたが、『無理な節制はしない』これが『終焉の年齢調節につながる』との事で、『あとどれくらい『ビール』が飲めるか』との事が、書かれていた』
『彼が紹介してくれている本の中にも、和田先生の著書では『肉を食べなさい』『アルコールも適量は続けたほうが良い』などが書かれてあり、生涯であと『ビール』をどのくらい飲めるかを計算してみた』『毎日『缶ビール(500ML)』を2本ずつ飲んでも、年間で356L。75歳まで5年間飲み続けても2000L。健康障害が、どこで出るかは判らないが、5000Lなんかは飲めないであろう・・・と、メールに書かれていた』
『たしかに、楽しく健康と体力を維持するための『人生調節剤』として、おぼれない程度の『アルコール』は良薬なのかもしれない』『そして、うまくいけば『PPK』かも』と書き加えられていたことを紹介してみた。
あわせて、彼が提案してくれた、『余命1年宣言』では、資産管理を中心に、死後を想定し、家族が手続きをしやすいように、口座一覧や引き出し手順に加え、本人が掛けていた年金を遺族年金として引き出せる手順まで詳細に計画していることも紹介したが・・
『こんなことも『PLAN 75』の仕事として、やってくれるのか・・』との発言も
タブレットで、記事を追いながら、彼から提案の『余命1年宣言』では、『パートナー』まで準備を進めており、自宅継続での『生活維持』や、売却での『高賃専』や『ケアホーム』を想定した検討も進めたようで、『まさしく、自己版『PLAN 75』である』
最後に、『究極は、『痴呆』となったときか・・・』と、参加者の一人から。
『これらの問題を、社会全体として、『タブー視』せずに話し合うためのきっかけの『PLAN 75』となればいいのだが』
『いずれにしても、もっと『家族』で真剣な話が必要かも・・』
『次は、これを見てからか・・・』という事で、Dr君が、締くくってくれた。
+*++**
<後刻調査>
この映画は、先週「カンヌ国際映画祭」で「特別表彰」を受けたとニュースで流れていたが、映画の内容は、封切前のためか、まだ具体的な内容はあまり報じられていないが、Wikipediaなで『PLAN 75』を調べてみると・・
高齢化問題を解決するために制定された75歳以上の高齢者に安楽死を奨励する制度の名称・・との記載があった。
もう少し詳しく、配信予告などを見てみると、この作品の前段で製作された、2018年公開の日本のオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』で取り上げた、超高齢化社会が進む中、政府が法制化した「PLAN75」を、長編映画に仕上げ直したもののようで・・
75歳以上の高齢者が、自らの死を選択できる法整備が進み、プランを受ける高齢者の葛藤や、制度を推進する担当者の悩みが描かれているようである。
別のネット記事では、『現代版姥捨山』との表現もあり、75歳という年齢で、命に線引きが行なわれる事になり、これからの高齢化社会への現実問題を突き付ける、話題作となりそうである。
CMの最初に「未来をまもりたいから」と乳児の映像が流れ、最後に「あなたの最期をお手伝い」という言葉が投げかけられたが、『高齢者は、今、何をどうすれば・・』を、あらためて考えさせられる
+****
<追記>(MEMOの抜粋)
2020-01-13「『70歳定年』 / 『古希』 の続き・・ 『緑寿』『後期高齢者』はどうするの」から
<町医者さんがお聞きした、高齢者からの『呟き(悩み事)』>
(1)『年齢調節剤を処方してほしい』
<患者さんの呟き>
・人生の定年は死ぬときと言われ、今は生活には何も不自由を感じていないが、『いつまで生きるか』いや『いつまで生きるべきか』という明確なエンドポイントを決めたい。
・昨今高齢者の自殺が多くなっているとも聞くが、理由として心身面での制約が出て来る方と共に、健康な方でも、周りの状況を熟考し、自らエンドポイントを引かれる方もあるのではないか。
・このためにも、長寿社会を構築していく中で、高齢化に向けた健康増進も素晴らしい事ではあるが、『年齢調節剤』という新薬を処方する事で、大きな病気をしない限り『あなたはあと10年で天寿を全うできます』と言うような、人生の定年を決めていくことが事ができないか。
・そうすれば、今の老後資金の不足問題や、子供、孫たちへの資産譲渡なども、もっと計画的に出来るのではないか。
・政府としても、老齢者構成が見えてくると、もっと強い国家予算が組めるのではないか。
・さらには過去の『姥捨て山』の例を示される方もあるとの事。
『年齢調節剤』という、合法的に『時間軸を組める薬』を処方してほしい要望
(2)『希死念慮』という言葉
デジタル大辞泉の解説では
自殺願望と同義ともされるが、疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と使い分けることがある。・・・と書かれていた。
高齢者の自殺者が増加している
(日本全体としては自殺者が減少する中で、高齢者の比率が高くなっている)
人生の最後『だれに看てもらえそうか』
・ここで決めたエンドポイントを家族や周りの方へ宣言
共有する事で、生きがいを生み出す必要がある
・昨今希薄化する家族関係や、高齢者が住んでいる施設
『お大事に』『長生きしてね』ではなく、
明日までに『この本を読み終えて』など、
刺激的な課題を与えないといけない
・このため、家族やそれ以外で看取る方との係りを作る
『人は一人では生きれない』。
死後、屍をだれかに葬ってもらう必要がある。
『いつまでも迷惑をかけたくない』という事が『呟き』
2021-02-02 『余命1年宣言・初更新』の日記
『非健康的生活の奨め』で・・・
☆まだ70前であるが、長寿社会と言われる中で、
自らの健康管理はどうすればいいのか。
・健康診断やちょっとした事での病院通いは必要か。
・薬を飲み続けてまで寿命を延ばす必要があるのか。
☆一方世の中では
・老人の自殺者が70代で急増
・寝たきり老人、老々介護が増加 等の記事が氾濫
これらの事実から、
もし健康を害し、寝たきりになったら
・・『だれに看てもらうか』
いやだれに『だれに看てもらえそうか』 を
新しい年の初めとして、真剣に考えたとの事。
⇒ 長く生きて楽しいかどうか
⇒ 長く生きて喜んでくれる事(人)があるか
⇒ 人生設計をどうするか(お金、介護、身の周り等々)
という現実とどう向き合うかが大きな課題・・・・
と書いていたが、自らの努力で課題を解決しようとしている
今の生活が維持できなくなった時、子や孫への負担も気になる所とも
書いていたが、自らの貯蓄をしっかり把握した『介護の自力化』を
しっかり考えている事は、学ぶべき事であった。
これらを怠ると、介護離婚、家族崩壊、親族縁切、介護破産、など
大変な事態となる可能性がある。
『余命1年宣言』は『自助介護』のスタートであろう。