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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

雌伏の時

2025年02月18日 05時06分45秒 | 耕作放棄地

週が明けて急激に冷え込んできたようだ。天気予報も今週は冷えとの予報だった。日本海沿岸は大雪の可能性だとか。当地も同様で、昼の日中なのに太陽は隠れ気味、強い風は強烈だ。流石にこんな天候の時は、出動する仲間も少ないだろう。待機中の野菜類を眺めるが、ほぼ成長も無く縮こまっているような雰囲気だ。樹木は休眠中だが、野菜も同様なんだろう。ジッと寒波に耐え、春の到来を待ち望んでいるのだろうか。

冬越し野菜の典型である「エンドウ」を覗いて見た。茎丈は20センチ~30センチ位に育っており、冬場のサイズとしては少し大きめだ。まあ、当地は積雪や霜害の可能性が少ない地域、多少大きくても大丈夫だろう。エンドウ自体は待機モードだが、根元では雑草類が成長中のようだ。早めに除去しなければならないのだが、未だタマネギの方も片付いてはいない。茎間の位置と小さめサイズとが邪魔をして、抜き取りが思うようには進まないのだ。それと冷えこみによるモチベの低下という不測の事態も。

農園への出動も途切れ途切れ、仲間達も同様と見え、タイミングが合わないのか遭遇する機会も少なめだ。まあインフルエンザの蔓延もある事ですし、控えめの出動でもOKかなと。今は農閑期でもありますし。

寒波は今週いっぱい続くとの予想が大勢のようだ。予報士の方々も多少の表現の差はあるが、概ねの見通しは一致してる模様だ。作業も途切れ途切れだが、ボチボチと進めて行きますか。寒波激しきときは雌伏の時、耐えるのも必要かなと。

 

 

 

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地元の名峰

2025年02月17日 05時20分35秒 | 余話

地元には名峰金剛山が存在する。標高は1215メートル、無論、大阪府下で最高峰だ。但し残念な事に山頂は御所市の所属のようで、府下最高地点は少し手前の村内領域の模様だ。多くの登山者を誇り、毎日日参する猛者達も少なく無い。実は仲間の一人も取り憑かれたようで、駐車場まで契約して日々直行している。つまり登山の合間の農作業なんだ。村の中心部は役場付近だが、役場周辺からは山頂は望みがたい。少し場所替えが必要で、何処をポイントとするかによって風景が異なってくる。画像は子狸の通勤路からのワンショット。撮影位置はご想像にお任せしましょう。

農園からも望めたら有り難いのだが、見えるのは葛城山だ。こちらも名峰と言えるが、金剛山に比べると少し女性的かな。稜線の描き出すラインが優美で穏やかな曲線なのだ。山頂も平原状でツツジの名所でもある。金剛山と異なり山頂の宿舎も営業中で泊まり込みの山行きも可能だ.それとロープウエイも稼働中なので、足下が困難な方も登頂可能かと。

実は子狸も足繁く金剛山に通っていた。冒頭の仲間である「千早の忍者」氏とも山道で良く出会ったものだ。彼は現在も継続中だが子狸は途中でポシャってしまった軟弱児である。まあそれはともかく、金剛山や葛城山のおかげで良質の水資源に恵まれている。山の清水を母体として美味しい米が取れるのだ。米は水が命、新潟の魚沼産コシヒカリが高い評価なのも水のおかげであろう。ちなみに当地の産米はヒノヒカリと言うブランド、お試しあれ。

以前は金剛バスを利用して、近鉄富田林駅から役場前を経由して登山口へと言うのがメジャーなルートだった。金剛バスの営業中止で、南海河内長野駅から登山口へとメインルートが変わった模様だ。金剛バスに頼り切っていた者としては寂しい限りである。限界集落とまでは言わないが、村内も高齢者中心の構成だろう。人口も減少気味なようだ。未だ自治体消滅の議論にまでは至って無いので、多少はマシなのかも。名峰金剛山も地元民の存在あってこその名峰だろう。害獣中心の社会では名峰も廃れてしまうかも。

 

 

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チームリーダーの活躍

2025年02月16日 05時28分23秒 | 耕作放棄地

仲間内でチームリーダーは中心的人物だが、農園で見かける事は少ない。実は彼は現役のビジネスパーソンであり、時間的制約が大きくて農園へと出向きがたいのだ。従って彼の農作業姿を見かけることはマレなんだが、久方ぶりの遭遇となったようだ。友人と連れもってのご登場のようで、仲良くスコップをふるっている。どうやらジャガイモ対策の畝作りのようで、盛んに土盛りを行っていた。

挨拶を交わし暫く作業を眺めていたが、想像通りでジャガイモを植え込む予定だとか。彼の置かれた制約上、葉物野菜への取り組みは困難なようだ。手間暇の掛からぬ栽培物が絶対条件らしい。ジャガイモやサツマイモそれにダイコン等が選択対象らしいようだ。置かれた条件は人によってそれぞれ、自らの制約条件に合わせるしか無さそうだ。

畝作りと共に防獣用ネットの補修工事も行っていた。実は昨秋イノシシの襲撃があり、彼の畑も被害を受けた模様だ。急いでネットを張り巡らしたようだが、以後は襲撃は無いようだ。どうもネットへの加害者はイノシシ以外の害獣のようだ。アライグマかハクビシンか、それともタヌキかイタチだろうか。いずれにしても出動頻度が少ない彼の場合、遭遇する機会はほぼ無きに等しいだろう。まあ、いずれにしても夜行性の害獣達、出会うチャンスは我々も少ないのだが。

 

 

 

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スカイブルー

2025年02月15日 05時29分48秒 | 耕作放棄地

冷え込んでいた当地だが、偶然にも週末は良いお天気となった。空は澄み渡り、風も無く、絶好の作業日よりだ。周囲を見渡しても仲間達の姿は無い。せっかくのチャンスなのに、これを見逃すとは・・・・・残念至極である。ポカポカとした陽気のもとイスを持ち出しタマネギ畑に座りこむ。株間に萌芽している雑草類を抜き取る予定だ。3月に入ると急速に暖かくなってくる。そうなると雑草の伸びも急スピードで。多分だが対応が追いつかないだろう。小さくて抜き取りにくいが、今の間が勝負時だろうと思う。

何時ものパターンだが、武器はステンレス製の手鎌、鎌で抜き取りミの中に放り込んでいく。畝高と作業姿勢との折り合いが悪く腰に響いてくる。ひょっとしたら師匠の腰痛もこれが原因かも。株間の雑草なので抜き取りがたく時間が掛かる。半日費やしてタマネギ畑の一畝をようやく片付けた程度だ。

作業の合間には程よく休憩を取るのだが、空を見上げると真っ青な青空、雲一つ無い・・・・・とかの形容詞があるが、実は1個だけ白雲の姿があった。他は周囲360度見渡す限リが青空なんだ。森の緑とマッチしており、この景観を眺めるだけでも農園へと出向く価値があるのかと。

本日はメジロの集団が来訪中のようで、近くの雑木林が賑やかだ。近くには梅樹は無いのだが、白梅・紅梅とメジロの姿は絵になる光景だ。子狸も幼少時の頃はメジロ飼育が禁止されておらず、最大で20匹程度も飼育していた事がある。学校から帰ると囮のメジロとトリモチを持って雑木林を彷徨するのが楽しみだった。

青空を見上げていると、幼少時の懐かしい場面も浮かびあがってくる。それにしても本日の青空は格別なようだ。まるで雨上がりのように塵埃のかけらも見られ無い。毎日がこうした場面なら農作業ももっと楽しいのだろうな。

 

 

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水タンク凍りつく

2025年02月14日 05時23分42秒 | 耕作放棄地

農作業に水はつきもので、何らかの形で用水の便を計っている。我々も流儀に従い、水タンクの設置を各位が工夫している。用いられる機材は廃材となった風呂桶やドラム缶等が多い。ある程度の貯水量が有りほぼ無料で入手出来る故だろう。子狸も仲間達の手法を見習って古い風呂桶を設置しているのだ。貯水量は概ね200リットル位だろうか。天水の貯留がメインだが、不足するときは水路からポンプとホースで配水している。

この天水を貯める為の風呂桶だが、出動したら凍り付いていた。気温が急激に下がった模様だ。温度計を眺めると午前10時の段階でプラス3度前後、かなりの冷え込みだ。後ほど確認したら、朝方の最低気温はマイナス3度だったらしい。氷点下ともなると貯留した水が凍り付くのはやむを得ないのかと。

水が凍り付くと心配なのは野菜達の土壌環境、ひょっとしたら霜柱の発生では。懸念しながらチェックして回ったが、おかげさまで杞憂に終わった。ありがたや。霜柱が出来ると土壌が浮き上がり、野菜類の根を土壌から引き離す作用が起こりがちだ。かって麦作が盛んだった頃、冬場は麦踏みが日常行為だった。昨今は麦作の栽培伝統も少なくなり、そうした光景も過去のものとなったようだ。

いずれにしても水は農作業の必需品、溜め池の設置とまでは言わないが、各位工夫して水の確保に留意すべきだろう。江戸時代には飢饉が頻発したようだが、要因の一つには水不足も考えられるだろう。最近は異常気象とも思える現象が少なく無い。天変地異の前触れで無ければ良いのだが。

 

 

 

 

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