芹洋子歌うところの「故郷の廃家」、望郷の思いで懐かしむ方もおられるかも。「幾年故郷来てみれば 咲く花鳴く鳥そよぐ風 門辺の小川のささやきも なれにし昔に変わらねど・・・・・・・」昔、小学校の授業で習われたかも知れませんね。少子化の影響でか、限界集落や廃村の話題が尽きませんが、其処で生じるのが「廃屋」の問題。所有者の責務だろう・・・・といった自己責任論では解決不能な領域に達しているのかも知れませんね。自治体消滅の可能性すら議論されてる訳ですから。農園の周囲でも似たような事例が。
廃屋ではありませんが。住人不在の家屋がポツンと存在。例のテレビ番組ではありませんが、故郷の廃家的な存在かも。実は「ニホンミツバチ」の入居予定だった新居ですが、生憎と入居者が見当たらず数年を経過して朽ちかけの模様なんですね。ニホンミツバチの習性はご存じかと思いますが、春から夏に掛け、新たな女王蜂が生まれ集団が大きくなると巣別れを起こします。「分峰」と言ってますが、旧の女王蜂が半分の働き蜂を引き連れ、新居探しの旅に出かけるわけですね。この際、巣箱を提供して住み着いてもらい、あわよくば蜂蜜の入手をと目論むのが人間達。従って巣箱の設置場所はハチ達の交通路沿いに存在する必要があります。件の巣箱はハチ達のルートを外れていたのか、女王蜂のお気に召さなかったのか・・・・・・原因は不明ですが、入居者には恵まれなかったようです。
存在場所は農園の近場ですが、農園は主として野菜の栽培場所、ハチ達が好む花々はあまり存在しません。春先にレンゲ草が見られる程度、ハチ達にとっては行動圏外だったのかも知れませんね。巣箱は朽ちかけ、良い色合いとなってきました。ある意味、新品出来たてよりも入居環境は優れているかも。来春の花々の開花に期待したいところですが、上述のように花々が少ないところが隘路かも。幸いにして天敵のスズメバチが余り見られ無いのは有り難い環境なんですが。
村内は棚田が大半を占め、どちらかと言うと規模は小さいながらも米作りが主体、花卉栽培の事例はほぼありません。果樹栽培も温州ミカンが中心でしたが廃れたようです。従って花々の存在が少なく、ハチ達にとっては生存困難な地域かも知れませんね。養蜂には向いていないのかも。
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