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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

焼き芋の楽しみ

2025年02月09日 05時28分32秒 | 耕作放棄地

冷え込みが厳しい。最低気温はとうとう氷点下となってしまった。最高気温も5度位であろう。幸いなことに北国の如く数十センチからメートルといった積雪は無い。しかしながら昨晩など一時的だが吹雪状態だった。夜明けの凍結を心配したが、おかげさまで平常どおりの道路状況だった。農園への出動をと意気込むも、寒さに負け、コタツへと逃げ込みたくなるのは軟弱児の故だろうか。

こうした状況では作業よりも焚き火と焼き芋へと関心が移るのは、ある意味必然かもと。昨秋はサツマイモが不作であった。夏の酷暑が原因かと思われるが、今一の収穫物だったのだ。掘り出しから既に3ヶ月以上の経過、仲間達も備蓄分は残り少ないだろう。僅かであっても焼き芋は焼き芋、寒波の折には有り難い恵みなのだ。

焚き火を起こし一定の火力を確保する。残り火と灰とが焼き芋のキッチンだ。アルミホイルで芋を包み、残り火側の灰の中に埋め込む。数十分の待機が必要だが、そこはそれ、火遊びしながらの待機も悪くは無い。談笑しながら待っていると程々に芋が柔らかくなり焼き上がりだ。熱々の焼き芋ほど美味な食べ物も少ないのでは無かろうか。菓子類の不自然な甘さより自然な甘味の焼き芋を推奨したい。

過去には彼方此方で焚き火が見られ、場合によっては焼き芋の実施も見受けられた。昨今は環境意識からか焚き火の禁止とあいなり、焼き芋の姿も店頭でしか見られ無いようだ。我々が森の果樹園や農園で焼き芋へと到るのは例外中の事例なのかも。

 

 

 


小さな訪問者

2025年02月08日 05時09分14秒 | 耕作放棄地

農作業を行っていると、思わぬ訪問者が訪れることがある。観光の人々であったり害獣であったり野鳥だったり・・・・・想定外の訪問者が。無論、数は多くは無い。そこは中山間地の棚田地帯、住民も来訪者も少ないのはご理解いただけるかと。本日は耕耘作業、こうした場面では野鳥の来訪が多いのだ。本日は小さな訪問者が入れ替わり立ち替わり・・・・・のご来訪と見え、ミニ耕耘機の周囲を飛び回る。

眺めて見ると、イソヒヨドリとセキレイ(ハクセキレイかセグロセキレイかと思うが見分けがつかない)のようだ。お互いに協調し合っているのか牽制中なのか不明だが、交互に降りたって畑に着地するようだ。推測だが、耕耘すると地中の虫達が地表面に飛び出す事例があるのだろう。捕食しようと狙っている模様だ。いわばお食事タイムのテーブルなのかも。

邪魔をしては悪いので、しばらく作業を止め休憩タイムにはいる。遠目に眺めていると、耕耘した場所を見落とし無きようチェックしているようだ。歩いているのか飛んでるのか不明だが、隅から隅まで動き回っている。対象とした獲物にありつけたのかは解らないが、長い時間探索が続いていた。どうやら本日の訪問者は二羽のみのようだ。

面白いことに野鳥によって習性が異なるようだ。イソヒヨドリやセキレイは子狸に接近し一定の間合いで探索を続ける。モズは梢から探索し急降下するようだ。ムクドリは集団で来訪し、ガヤガヤと騒ぎながらの食害だ、虫よりもブロッコリー等がお好みらしい。害獣ではアライグマやハクビシンが多いのだが、連中は夜行性なので叉の機会に。

ともあれ某かの被害も被るが、訪問者の来訪は楽しみでもある。元々畑の収穫物は農園の先住者と子狸とで半分こ・・・・・と理解してるので、大きな不満は無い。

 

 

 

 


青竹の処理

2025年02月07日 05時11分24秒 | 耕作放棄地

火遊びの話が続いているがご容赦を。通常、火を燃やして焼却処分するのは古竹が多いのだが、場合によっては青竹を燃やすことも。竹を切り出すのは支柱用途が多いのだが、1本伐採して全部を使うわけでは無い。必要部分と余剰部分とが生じるのは必然かと。そこで処分行為となるのだが、消えて仕舞うのが最善なのはご承知かと。いわゆる焼却処分だ。青竹を燃やすにはコツが必要で、慣れるには多少の経験を必要とする。

青竹に直接点火しても燃えてはくれない。まずもって着火自体が不能だろう。そこで着火剤の使用となるが、これまた現地調達の手法による。キャンプ用品の購入などは論外なのだ。一番お手軽なのは落ちている杉の小枝であろう。古新聞→杉枝→古竹→青竹・・・・・の順番を辿ると、燃えにくい青竹も燃え上がってくれる。手間暇は多少掛かるが、青竹も燃えるのが不思議な現象かと。

竹を伐採して使用するのは幹の部分、小枝や幹の頂上部分はどうしても残ってしまう。残った部分を放置する訳にもいかず、折を見て焼却となるのが通例だ。そこでの手法が上記の手順、燃えにくかった青竹も不思議と燃え上がってくれる。ベースとなるのが古竹の火力であろう。

最初は面食らった。燃えるはずが無い青竹が燃えるのだから。しかしながら考えてみれば当然かもと。山火事を想像すれば理解できるが、生きた立木が次々と燃え広がっていくのだ。火力の持つ恐ろしさであろう。カリフォルニア州の山火事は無事に鎮火したのであろうか。

この手の方法論は「大御所」に教わった。彼は幼少期からの体験の積み重ねで、自然界との共生手法を会得したのだろう。青竹の処分にのみならず草刈り後の雑草処分にも応用可能なのだ。

 

 

 


草木灰作り

2025年02月06日 05時22分00秒 | 耕作放棄地

肥料の3要素はご存じかと思う。つまり窒素、リン酸、カリの3種だ。窒素は比較的入手しやすいがリン酸・カリは輸入に頼ることが多い。多少なりとも国産で・・・・・と考えるのは愛国者のみならずであろう。我々も同様趣旨でカリ肥料の自作を試みている。といっても格別難しいことでは無く、草木を燃焼させて残った灰を使用するだけ。何方にも可能な簡単な作業なんだ。それでなくとも農作業には残滓や劣化に伴う資材等が存在する。竹の支柱などその典型であろうかと。

資材の現地調達を基本とする我々には竹の使用が結構多い。竹はご存じのように便利な資材だが数年で劣化し処分行為とならざるを得ない。否応も無く焼却作業が必然となってくる。竹を燃やしついでに残滓をもとなるのは当然でしょう。焚き火という火遊びをも兼ねられますしね。

畑の一角に空地を設けており、いわば焼却場となっている。常設場所が必要な程に対象物も多いのだ。反して灰の作成量はそれほど多くは無い。完全燃焼とまではいかないが燃え尽きる事例が多い故だろう。暇を見つけては燃やしている。残った灰は畝を触るときにすき込むようにしている。多少の燃えカスが混じっているが、大勢に影響はないだろう。

燃焼材として使用済みの古竹は最適かと思う。着火の程度も良好で古新聞1枚で簡単に燃え上がる。古竹に着火すれば後は楽勝だ、刈り取った青草を載せておくと燻りながらも燃焼してくれる。冬場の季節など寒いものだから残滓処分より焚き火中心となり勝ちなのはお許しあれ。

それなりに手間暇は掛かるが、割と簡単にカリ肥料が入手出来ますでしょう。カリ肥料はとりわけ根菜類に有効なそうです。無料で入手出来ますので、せっせと活用しようかなと・・・・・化成肥料の購入の方が楽でっせ、とは陰の声。

 

 

 


畝立て作業を

2025年02月05日 05時27分24秒 | 耕作放棄地

ジャガイモ栽培の下準備をボチボチと進めているが、芽出し作業は進行中だ。続いての下準備は畝立て作業、いわゆるジャガイモのベッド作りである。留意すべきは根菜類のため、想定以上の高畝とする事だ。畝高は少なくとも30センチ以上は欲しい。ということで作業に着手する事に。タイミングとしては、3月上旬を想定する植え込みに間に合えば良いので気は楽だ。文字通りボチボチとした作業になりそう。

大寒(1/20~2/2)は過ぎたものの寒さはきつい。却って大寒後の方が冷え込んでるようで、本日の外気温は3度位、時には小雪が舞い散る状況だ。斯様な状況での畝立てはかなりハードな作業となってくる。それで無くとも体力不足の子狸だ、へたり込まねば良いのだが。

方法論は各位各様だと思うが、子狸流は縄張りをした後、通路部分を掘り下げて掘った土を畝の上部に積み上げる方式だ。用具はスコップ、耕耘しまくってるので土壌の硬さは無いが反復作業は骨身にこたえる。少し作業しては休憩・・・・・そんな行為を繰り返す。小雪の中、イソヒヨドリが激励に駆けつけてくれた。スコップの柄に止まり頑張れよと檄を飛ばしてるようだ。何とも愛らしい。

対象畝の外周回りを掘り下げた段階でギブアップ、流石に一気な作業は無理なようだ。作業をすれば体は温もると想像したが、小雪混じりの天候では冷え込みの方が激しいようだ。太陽光線も見えず風も結構ある。仲間達の出動姿も見えない。モチベーションの低下はやむを得ないのか。

余りの冷え込みに引き上げる事を決定、持ち帰り用の収穫に。たいした物は残っていないが、小粒のダイコンを4~5本とミニキャベツを持ち帰ろうかと思っている、