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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

秋ジャガの盗掘

2024年11月26日 05時26分14秒 | 耕作放棄地

ジャガイモは二期作が可能で、マメな人は春と秋に二度栽培する。仲間内では大御所と長老が堪能で、子狸は種芋を狙ったがタイミングが合わず今年は断念した。お二方とも12月の収穫を期待し待ち望んでおられたようだが、厳しい現実が。連日のようにイノシシの暴虐ぶりをレポートしているが、イノシシは件の秋ジャガにも目を付けたようだ。ある日、出動してみたらジャガイモ畑に異変が。キチンと整列された畝だったが、茎は倒れ畝は崩壊し中のジャガイモは食い尽くされていた。

無論、下手人はイノシシ達であろう。連日の食害や畝の破壊の犯人達と同一犯かと思われる。栽培品目は大御所がアンデスレッドで長老はキタアカリかと推定される。もう2~3週間すれば収穫可能だから、イモもかなり大きくなってたはずだ。それが1個たりとも残っていなかった。壊滅だ。

イノシシが出没するようになれば、イモ類はほぼ栽培不可能となってくる。無論、ある程度までは大きくなるが、結果的に彼らのエサの栽培となってしまうのだ。人間様の口には入らない。

彼らが生息するのは少し離れた雑木林かと思われる。道路沿いでの進出なら民家や府道それに田畑を通り抜けねばならない。リスクが大きいかと思われる。そんな話をしてたら、長老曰く、川を伝って来訪し横の森から上がったのではないかとの仮説が。人間だと通行困難だが、彼らにとっては造作も無いことかも知れない。そういえば大御所の秋ジャガ畑の横には獣道と思える踏み跡が残されていた。

イノシシの出没への対処は困難だ。対決しようと思えば捕獲罠か猟銃だが、免許が必要だし、よしんば取得しても捕獲後の対応が我々では無理だ。防御策として電柵も考えられるが、仲間達全体のジャガイモ畑を囲うだけの資力は無い。正直お手上げ状態というのが偽らざる現実かなと。

 

 

 

 


タマネギの定植

2024年11月25日 05時15分01秒 | 耕作放棄地

百姓候補生氏より連絡が入った。タマネギ苗の入荷が1日早まり、23日に入手可能なので定植は24日(日)にどうかとの相談。即時、OKですとの返答を。翌24日朝から定植作業に従事する。子狸は植え込むだけだからまだしもだが、彼は大変だ。イノシシに破壊された畝の修復もある。早朝に出動したみたいで、子狸の到着時にはミニ耕耘機を操作していた。植える前に場所作りが必要なのだ。

子狸も彼に習って作業開始、畝は作っているので最初の仕事はマーキングだ。凡そ15センチ間隔で目印の小穴を開けていく。3列縦隊で300箇所の穴開け、結構腰にくる。時折には座り込んで休憩しながらの穴開けだ。くたびれ果てて穴開け完了、次は苗の準備だ。白タマと赤タマそれぞれ150本がスタンバイ、頂部の1/3ほどをカットする。埋め込みやすく直立しやすいのだ。茎は叉直ぐに伸びてくるのでご心配なく。

開けた小穴をカウントしたら1畝大凡150箇所、まるで設計したような畝作りだった。畝単位で白と赤とを分別することに。白タマから始め、続いて赤タマを小穴に埋め込んでいく。基本は淺植えなので、植え込みが深すぎないように注意する。これまた300本植え込もうと思えば結構な労働だ。収穫時の喜びを脳裏に描いて黙々と作業を続ける。埋め込みが完了したのは、昼前だった。

植え込みが完了した畝には養生として水撒きを行った。天気予報では火曜日が雨らしいが、雲行きが怪しい。本日か明日にでも降り出すかも。水気の心配は不用だろうが、根の活着が心配だ。小穴を掘って埋め込んだのだが、何せ300箇所、上手く定着していないのもあり得るかも。数日後には確認の作業が必要かも・・・・・・・ですね。

 

 

 


タマネギ植栽の畝作り

2024年11月24日 05時08分24秒 | 耕作放棄地

お隣の耕作者である「百姓候補生」氏とは作業が似通っている。品目も作業手順もほぼ同一なのだ。従って共通する場面は出来れば一緒にと考えるのは当然だろう。目前はタマネギの植栽、苗の入手は彼に依頼することにした。予約していた結果24日(日)に入荷と決まったそうな。植え込み作業は翌日の25日(月)となる。翌26日(火)は雨模様の予報、タイミングとしては上出来かも知れない。一気に片付ける事にした。

前もっての準備は畝作りだ。植え込みの想定は赤と白それぞれ150本の合計300本、出来れば品目で畝を分けたい。2畝を準備している。後は苗の入荷で即刻植え込み出来る状態の確保だ。出来上がっている畝を転圧し、苗の植え付けに便利なように筋を引く。3列縦隊で植え込む予定なので筋も3本だ。均等配置と思って引いたが、多少不均衡だった。植え込む段階で微調整しようかと。

仲間達は既に植え込んでいる。手際の良さが今回はアダになったみたいで、イノシシの襲撃事態となった模様。我々が遅くなったのは、意図的に遅らしたもの。気温が高すぎて平常ベースだと苗に負担が掛かるのでは・・・・・・と懸念したからだ。さて吉と出るか凶と出るか、明けてみてのお楽しみだろうか。

個人的には毎年赤タマと白タマの両者を同数位栽培している。他の仲間達は大半が白タマのみ、まあお好みだからどうでも良いのだが。今回は例の百姓候補生氏も赤タマに挑戦するとか何とか。子狸宅では赤タマの利用は酢漬けにするのが大半だが、ご近所のマダム衆にも好評だ。好き嫌いあるかも知れぬが、一度赤タマの酢漬けにチャレンジされては如何かと。サラダにも向きますよ。

 

 

 

 


草刈りの提案

2024年11月23日 05時14分32秒 | 耕作放棄地

仲間内の最高齢者である大御所だが、足の調子が芳しく無く、農作業に支障を来しているようだ。ザクッと見渡しても彼の耕地は雑草だらけ(失礼!)といった状態で、他の仲間達に比し遅れ気味のようだ。とりわけ彼の中心課題でもあるサトイモの栽培畑が緊急事態のようで、見るに見かねる・・・・・・と言った案配だ。反して子狸の方は月内にタマネギの植え込みを終了すると、ほぼ大きな作業は無くなってくる.彼の支援にも回れそうだと判断した。

たまたま彼の出動中に遭遇出来たので、思い切って声がけしてみた。12月に入ると多少手が空くので、草刈りなど手伝いましょうか・・・・・・と。返ってきたのは、イヤ有り難う結構だよ、俺の方で十分出来る。との回答だった。どうやらお好みのトラクターで一気に耕耘したいらしく、チャンスを覗ってるようだ。彼の気持ちも解るのでそれ以上の提案は避けたが、チョット困難な見込みのようだ。というのは他でもない、トラクターのエンジン不調で修理待ちの状態のようで、動かせない以上エンジニアに来訪して貰うしか無いのだ。

エンジニアには個人的なツテがあるらしく、タイミングを図ってる時期なんだろう。刈払機で草刈りし、ミニ耕耘機で耕したら早いかと思うのだが、農作業には好みのスタイルがある。ご本人の選択によるしかないだろ、余計な口出しは控えておこうかなと。

そうこうしてアタフタしていると、長老からの声がけも。何でも師匠のミカン畑が害獣に荒らされているので捕獲罠を仕掛けたとのこと。俺が出動できない折には箱罠を覗いてくれとの要望だった。ご存じかと思うが罠には目的外の生物がかかる場合もありうる。取捨選択が必要なのだ。幸い師匠のミカン畑は子狸の耕地から左程遠くは無い。程よく覗くなど造作も無いことだ。

かくしてご了解のように、農作業は仲間同士の助け合いでもある。決して完全な個人作業では無いのだ。ここらが解っていないと田舎暮らしには大きな失敗が付きまとう。

 

 

 


イノシシ以外の襲撃者

2024年11月22日 05時30分30秒 | 耕作放棄地

連日のようにイノシシの襲撃に遭っている事はご存じかと思う。野菜畑が荒らされ、耕地は破壊され、全く以て何のために栽培してるのやら。悲嘆に暮れる日々だが、敵はイノシシだけでは無かった。どうやら師匠のミカン畑も襲撃を受けてるようで、長老にヘルプの要請があったみたいだ。そこで彼は考えた。防御陣の構築だ・・・・・・・と。早速防獣ネットをかき集め、ミカンの苗木に被せることに。全体をカバーできるだけのネットは無いが、可能な範囲で防衛網を築きたいとの思いのようだ。

防獣ネットだが、元々はゴルフ練習場の玉除けネット、廃棄物の有効利用だ。長老が調達し、仲間達に配った物である。緊急事態とあらば一時的に提供するのもやぶさかでは無い。彼は回収したネットを使ってミカン樹の上から被せたのだ。敵さんが食いつくのを多少なりとも防護しようとの発想だ。早々敵の正体だが、カラス軍団とアライグマそれにハクビシンなど。

ミカン農園を見回ってみたが、今のところ襲撃された形跡は見当たらなかった。師匠からの要請みたいだから、何らかの痕跡はあったのだろう。恐らくだが師匠が片付けたのでは。痕跡の特徴だが、カラスだとつつき穴が見られ、アライグマ等ではかぶりつきの痕跡が見られるはずだ。敵は航空戦力と地上戦力、しかも地上隊は木登り名人ときている。どうにも相手が悪いが選択の余地は無い。

よくしたもので、ミカンはシーズン到来で熟して来ている。いわば食べ頃なのだ。敵さんは青いミカンだと手を出さない。食べ頃の時期を弁えており、まるで完熟期を待ってるかのようだ。スイカの事例もそうだった。熟して食べ頃となったタイミングを見計らって襲撃したのだ。作物の見極め能力は農家よりも高いかも知れない。

地上部隊の防御には捕獲罠も設置した。夏場、アライグマの捕獲に活躍した奴だ。最もアライグマは行政で回収してくれるがハクビシンは不可だそうな。残念だがハクビシンは捕獲しても解放せざるを得ないのだろうな。