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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

畝立ての完成

2025年02月13日 05時23分11秒 | 耕作放棄地

ジャガイモ用の土壌改良は終わって畝立てへの段階に入った。培土器を保有していないので、専らスコップを使った肉体労働となってくる。体力不足な子狸の苦手な領域だ。他に手法が見当たらないので、例によってボチボチと少しずつの作業を始めたのだ。たいした分量でも無いのだが、流石に若手のようには行かない。少し進んでは休憩・・・・・の繰り返しだ。方法論は畝予定地の両サイドに溝(通路部分)を掘りその土を畝上に積み上げる方式。凡そ30センチ程度の畝高を目指している。

数日に分けての作業となったが本日最終段階となったようだ。画像のように2列の高畝が完成した。見事な出来映えとは言い難いが目指した高畝とはなっている。あとは植え付け直前に中央部に埋め込み溝を掘るだけ、下準備は整ったのかと。肝心の種芋も芽出し作業が粛々と進んでいる。生憎の天候で日差しは余り期待できないのだが、まあボチボチと。

今回の畝立てで留意したのは耕耘作業を丁寧に実施することだ。上述のように肉体労働となってくるので体力不足な子狸には不利な領域だ。出来るだけ少なめの体力消費に留め置きたい。耕耘作業が隅々にまで徹底していればスコップ作業も容易だろう。結果、ハードな場面は少なかった。

それにしても有り難いのはミニ耕耘機、小型でパワー不足な側面も見受けられるが何度助けられた事か。我々のように畝単位で耕作者が異なるような場面では特に重宝だ。まさにミニ耕耘機無しの農作業など考えられない。ちなみにミニ耕耘機は某ホンダの製品を使用している。愛称は「こまめくん」、名前のとおりで小まめによく働いてくれる。

 

 

 


耐えるタマネギ

2025年02月12日 05時03分11秒 | 耕作放棄地

大寒はとうに過ぎたのに寒波は続いている。当地の気温は最低で0度前後、最高で5~6度位。北国の方々にとってはお笑い草だろうが、当地ではエラい冷え込みなのだ。寒がりの子狸が故かも知れないが、日々寒さに怯えるような今日この頃だ。野菜達も成長が鈍い。やはり寒さには弱いと見え、ジッと我慢の子状態のようだ。正月明けとほぼ同様で、茎丈も大きくはなっていない。タマネギなどその典型のようで、変化の兆しはほぼ見られ無い。

子狸は二畝、白タマと赤タマをそれぞれ150本ずつ植え込んでいるが、多少は欠損株も発生してるようだ。寒さに寄るのかどうかは不明だが、何らかの影響はありそうだ。防寒対策として籾殻を根元に散布していたが、微かに残る程度で、風雨の影響かあらかたは消滅した模様。冬越しの野菜達は基本的に耐寒能力を備えているだろうと思っている。従って過剰な防寒対策は行わず、根元への籾殻散布程度に留め置いているのだ。

おかげさまで霜柱の発生は未だ見られ無いので、耕地の浮き上がり現象は無い。霜柱で耕地が浮くと根と土とが断絶される可能性があり要注意だ。そういえば昔は確か、冬場の麦踏み等が日常行為であったようだ、今は麦の栽培自体が選択されない時代なのかも知れない。

3月に入ると気温も上昇し、土壌温度も上がるだろう。もう1ヶ月程の辛抱かと思うが、土壌温度のアップと比例するかのようにタマネギも大きくなるかと期待している。3月を待ってタマネギの最終追肥{止め肥え)を行う予定だ。残るは株間の雑草処理、こちらも土壌温度に比例するかのように繁茂しがちだ。

 

 

 


稲木の管理

2025年02月11日 05時11分45秒 | 耕作放棄地

本日は「稲木」の話題だが、まずもって説明が必要だろう。大多数の方々にとっては、稲木とは?・・・・・との状態では無かろうか。稲作収穫の手法に関わるものだが、①コンバイン+機械乾燥、②バインダー+天日乾燥、に大別され昨今前者の①が主流なのだ。②の手法は余程の物好きかコンバインが使えぬ地域であろう。天日乾燥において稲穂を乾燥させるのが「ハザ掛け」という装置であり、此処で使われる丸太が稲木なのだ。多くは細身のヒノキの丸太を使用する。つまり稲木とは、稲穂を掛ける木の事である。

かっては我々も稲作に従事していた。諸事情あって稲作から撤退したのが10年程の昔だろうか。当時、稲作に使用した諸道具は今も野小屋に保存している。稲木もその種の一つであり、こちらはトタンを被せた状態で畦道の脇に野積みの状態だ。現在稲作に従事していないので道具類にも関心が薄く、放置状態となりがちなのはやむを得ないかと。

稲木も風雨にさらされ、強風時などトタンが吹き飛ばされる事例もあった。拾って被せてはいたが対処にまでは到らなかったのだ。長老は危機感を持ち、根本的な対策をと考えたのだろう。細身の丸木と鋸や鉈を持ちだし、何やら工作を始めた模様だ。遠目に眺めていたら、丸木の弱い部分を切り落としトタンが飛ばないように支柱として使用するみたいだ。

行動を見つめていて思わず赤面、どうして其処までの発想に到らなかったのかと。吹き飛んだトタンを拾って被せ・・・・確かに対症療法としては間違いでは無い。しかし同じ要因が発生すれば同じ結果を招くだろう。根本的な対策が必要だったのに思いは到らなかった。長老は流石に長老だ、ダテに年端を重ねた者では無い。

因果関係は原因があって結果が発生するもの。結果を断ち切ろうとすれば、原因を消滅させる必要がある。長老からの学びは大きかったようだ。寒空のなか、愚痴もこぼさず黙々として全体の利益を計っていく姿に感銘した1日であった。

 

 

 

 


キャベツの変遷

2025年02月10日 05時23分06秒 | 耕作放棄地

キャベツも好物で毎年栽培にチャレンジしている。年中作れそうにも思えるが、基本は冬場であろう。かくいう子狸も2種類のキャベツを栽培中だ。一つは「冬キャベツ」でシーズン真っ盛りといった状況、もう一つは「春キャベツ」で現在進行形だ。画像を6枚載せておきますが、上段3枚が冬キャベツ、下段3枚が春キャベツなのでよしなに。

まずもって冬キャベツだが正月明けから収穫を始め徐々に賞味してきた。大半が収穫済みで残るは1個、最後の一品も本日収穫の予定だ。冬キャベツは昨秋苗を植え込んだのだが、運良く害虫の被害にも遭わなかった。同時期に種蒔きしたミズナやシュンギクそれにホウレンソウ等は害虫に幼苗を食べ尽くされたのか、再度の種蒔きとなってしまったのだ。

冬キャベツはお好み焼き等を中心に用途は広い。一時は高騰して1玉500円程もしたようで、ビックリ仰天、近日は少し値下がりしたようだが高止まりであろう。業務用で大量消費の方々などビジネス停止の可能性も。個人だと1/何分のカットの購入だろうか。自家栽培であれば、高いのだなフムフムといった心境でよろしいかと。

続いて春キャベツだが、こちらは種蒔きした物では無く、長老のお手植えの品なのだ。空地あるか、キャベツ苗余ってるけど植えないかとの声がけがあった。しかも場所だけ指定したら植えこんで頂いたキャベツなのだ。確か12月の末位だったと思う。おかげで順調に発育中であり、春先の収穫が期待される。余ってるからとの話だったので2~3本位かと見込んでいたら7~8本もあるようだ。

防虫ネットを被せ多少の防寒をも兼ねている。春キャベツについては栽培期の加減で害虫の心配は不用かと思われる。植え込み以来、害虫の痕跡は無い。それにしても子狸だとキャベツ栽培は苗の購入となり勝ちだが、長老は小まめに種蒔きし苗作りからスタートしてるようだ。しかも種子の冷蔵庫保存までチャレンジしてるようで、技量の差を思い知らされる。

 

 

 


焼き芋の楽しみ

2025年02月09日 05時28分32秒 | 耕作放棄地

冷え込みが厳しい。最低気温はとうとう氷点下となってしまった。最高気温も5度位であろう。幸いなことに北国の如く数十センチからメートルといった積雪は無い。しかしながら昨晩など一時的だが吹雪状態だった。夜明けの凍結を心配したが、おかげさまで平常どおりの道路状況だった。農園への出動をと意気込むも、寒さに負け、コタツへと逃げ込みたくなるのは軟弱児の故だろうか。

こうした状況では作業よりも焚き火と焼き芋へと関心が移るのは、ある意味必然かもと。昨秋はサツマイモが不作であった。夏の酷暑が原因かと思われるが、今一の収穫物だったのだ。掘り出しから既に3ヶ月以上の経過、仲間達も備蓄分は残り少ないだろう。僅かであっても焼き芋は焼き芋、寒波の折には有り難い恵みなのだ。

焚き火を起こし一定の火力を確保する。残り火と灰とが焼き芋のキッチンだ。アルミホイルで芋を包み、残り火側の灰の中に埋め込む。数十分の待機が必要だが、そこはそれ、火遊びしながらの待機も悪くは無い。談笑しながら待っていると程々に芋が柔らかくなり焼き上がりだ。熱々の焼き芋ほど美味な食べ物も少ないのでは無かろうか。菓子類の不自然な甘さより自然な甘味の焼き芋を推奨したい。

過去には彼方此方で焚き火が見られ、場合によっては焼き芋の実施も見受けられた。昨今は環境意識からか焚き火の禁止とあいなり、焼き芋の姿も店頭でしか見られ無いようだ。我々が森の果樹園や農園で焼き芋へと到るのは例外中の事例なのかも。