金原亭駒与志の世界

一天狗連の楽屋

愛宕山の、かわらけ投げ体験

2011年07月10日 00時00分00秒 | 日記
 幇間(たいこもち)の一八(いっぱち)をお供に連れて京へ来た旦那が、芸者衆を連れて愛宕山へ登り、かわらけ(土器)投げを始めます。
 旦那の腕はなかなかのもので、次々と的の輪を通過。やがて旦那は、かわらけの代わりに小判30枚を次々に投げますが、小判は1枚も的の輪をくぐることなく、旦那はくやしがります。
 一八は「そんなことよりはどうでもいいですよ、あの小判はどうするんですか」と聞けば、「拾った人のもンだぃ」と言われ、茶店から傘を借りて谷底へ飛び降りようとするのですが…



これが、八代目文楽でおなじみの『愛宕山』。

現在「かわらけ投げ」は、愛宕山では行われていません。しかし、愛宕山と同じ山系に属する京都・高雄山の神護寺で投げることができます。

…というわけで、行ってきました。神護寺に。


まずは、もみぢ家で川床料理を堪能。



つり橋の上から見た、河原に張り出した川床



川床料理。お店のブランドの冷酒も旨かった。

ちなみに、志ん朝師の『愛宕山』では、谷底に下りるため一八が「おばあさん、この傘を借りるよ。え、下のもみぢ家さんの借り物?」と借りたのが、このもみぢ家さんの傘になってます。




満腹のまま、神護寺の山に登りました。
スチャラカチャンたら、スチャラカチャン~



これが金堂。

神護寺は、高野山真言の寺院で、本尊は薬師如来、開基は(道鏡の野望を砕いたアノ)和気清麻呂。



重要文化財の大師堂。


そして、いよいよ、かわらけ投げに挑戦!



この谷底に向かって…



いょっッと~!!



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