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みこと選手のニュース速報

こころ動物病院からのお知らせブログです。

歯石のお話

2018-06-05 10:33:24 | 健康・病気

最近多い、歯石のお話です。

くしゃみ、鼻水でご来院。

風邪ではなく、歯石付着が原因だったというお話です。

歯石は、ばい菌のかたまりです。

上顎の歯根のすぐ裏には鼻腔がありますから、

行き所のなくなったばい菌は鼻に侵入し、

くしゃみ、鼻水を引き起こします。

奥歯の場合には、

頬が腫れてきて、放置すると皮膚に穴が開き、

中の膿が流れ出す、

といった事態になります。

人と違って犬猫は、

麻酔をかけての処置になりますので、

高齢である腎臓・肝臓・心臓が悪いといった理由

麻酔がかけられない=歯の処置ができない

といった事態になる前に処置をしてあげてください

生涯に一度も歯のケアをしないで済めば良いのですが、

そういったことは、まずないと思ってください。

予防や病気けがでご来院の折に

歯のチェックを行い、

麻酔下での歯石除去のタイミングを計っておくことをお奨めします。

5歳、10歳くらいの

生涯に2度ほどの歯石除去が目安です。

歯石はばい菌

軽んじてはいけません

こども用のハブラシを使ってのブラッシングや、

指に、濡らしたガーゼをまきつけてのハミガキは、

口腔ケアに有効です。

そうすることで、麻酔下での歯石除去をしないで済むかもしれません

 

 

 


みことの大ニュース!

2018-01-12 16:49:19 | 健康・病気

今日はみこと選手の大ニュースをお伝えします

今年3月に10歳の誕生日を迎えるみことさん。

本日、避妊手術以来初となる、麻酔をかけての歯石除去に臨みました。

朝から食餌を抜かれても点滴をされても、いつもと変わらぬ様子で

過ごしておりました。

いざ、手術代に乗せられても、「今日はたくさんかまってもらえてうれしい

と言わんばかり。人の体や腕に顔をこすりつけて喜んでいました

そして、無事処置を終えて…

こんなにピカピカ

これで健康な口内環境になりました。

「もう、私の口、くさいなんて言わせないんだから

 

 


処方食は、獣医師の処方で!

2016-06-16 17:01:37 | 健康・病気

尿石症で、他院で処方食を薦められ

それを購入して食べ続けたワンのお話です。

処方食に切り替えたことはグッドなのですが、

定期的な尿検査を怠り、

尿のPH値が上がりすぎてしまい、

当初とは別の種類の尿石症になってしまいました

当院では、

尿石症の事績がなかったため、

処方食を食べていたことを把握していませんでした。

処方食は、獣医師の指導のもと与えなくてはなりません。

ずっと与え続けていれば良いのではなく、

与えてその処方食が体に合っていること、

検査をしてなことを確認しながら、処方するものなのです。

「処方食」の意味をよく理解していただき、

正しくお使いいただくようお願いいたします


お腹を痛がる

2016-04-26 10:16:41 | 健康・病気

ご飯の慌て食べや

大好きアピールで空中をペロペロ

空気をたくさん飲み込んでいませんか

「お腹を痛がる」で来院され、レントゲン検査で空気が確認された、

ワンちゃんがいらっしゃいました。

当院のスタッフのワンも、フレンドリーなため、

大好き~と空中をペロペロするため、よくお腹が痛くなるそうです。

そうなると、ご飯の食べも悪くなり、元気もなくなり・・・

そんな時は、

お腹を上にして寝かせ、

時計回りにお腹を優しく撫でてあげてください。

それにより、ガスが抜けやすくなると思います。

予防法は、

空気をたくさん飲み込むことのないよう、

注意、工夫すること以外ありません。

痛くなってしまったら、

撫でるなどの手当てをしてあげてください。

病気が隠れている場合もありますので、

嘔吐などその他の症状を伴う場合、

また1日以上経っても改善しない場合は

受診をお願いいたします

 

 

 


「マダニ感染症が北上中 41人死亡」の報道あり

2015-09-07 19:12:28 | 健康・病気

本日、表題の報道がありました。

当ブログでも、

2013/1/31と2014/2/21でお話しました、

SFTSという、マダニが媒介する病気のことです。

2013年1月、国内で初めて山口県で確認されました。

マダニの活動が活発になる、

から秋にかけて発症者が見られ、

特に高齢者は重症になりやすいとのことです。

マダニは、森林や草地、畑などの屋外に生息しています。

6日~2週間の潜伏期間があり、

発熱や下痢、吐き気などの症状があります。

マダニ対策への理解を深めれば、

危険性は大きく減りますので、次の点に注意してください。

  (1) 長袖、長ズボン、手袋、長靴、帽子を着用し、

     首筋にはタオルを巻くなど、肌の露出を避ける。

  (2) マダニの生息する場所で、長時間寝ころんだり

     座ったりしない。

  (3)    帰宅の際、着衣は家の中に持ち込まない。

     粘着テープで服に付いたダニを取り除く。

  (4) かまれたら、無理に引き抜いたり、つぶしたりせずに

     すぐに医療機関を受診する。

 動物は、靴も帽子も、体全体を覆う服もなく、

防御することができません。

その代わり、予防・駆除薬がありますので、

月1回の投薬で、確実にノミダニから守ってあげてください。

それが、動物や動物と一緒に暮らす人が、

この感染症から、身を守る術なのです。