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みこと選手のニュース速報

こころ動物病院からのお知らせブログです。

厚労省 狂犬病 検査強化へ

2014-10-28 16:15:47 | 健康・病気

厚労省は、

台湾で昨年、野生動物での流行が判明したものを受け

犬や野生動物の調査に乗り出し

全国の検査態勢を強化するとのことです。

国内での感染は、50年以上確認されていませんが、

各国で流行しており、

人での死者は世界中で毎年5万人を超えています

日本でもかつては発生していましが、

1950年の狂犬病予防法施行で、

飼い犬への予防接種の義務化などの対策を進めたことにより、

1958年以降は、人、動物ともに国内感染は報告されていません。

台湾も日本と同様の狂犬病対策を行っていたにもかかわらず、

昨年、イタチアナグマの感染が確認されたのです

さかのぼっての調査で、なんと

2012年以降、300匹以上が感染していたことが判明したのです。

日本では、狂犬病への危機感が薄れているため、

本当に大丈夫なのか、実態を把握するため、

検査を強化するということなのです。

犬の飼い主様、

年一度の狂犬病注射の重要性を、いまいちどお考えいただき

まだお済みでない場合は、接種をお願いいたします。

   狂犬病

    狂犬病ウイルスが原因の感染症。

    犬などの全ての哺乳類がかかり、咬まれたときに唾液に含まれるウイルスで感染。

    人が発症すると精神錯乱などに陥り、ほぼ100%死亡する。

 

 

 


熱中症

2014-07-17 10:22:16 | 健康・病気

「気温が高い日に散歩などする場合、

身長の低い幼児は大人よりも危険

という記事を見ました

その理由は、晴天時には地面に近いほど

温度が高くなるからです。

通常気温は、地面から1.5mの高さで測ります。

気温が32.3℃だった時、幼児の身長50cmの高さでは、

35℃を超えていたそうです

また、さらに地面近くの5cmでは

36℃以上になっていたとのことで、

大人が暑いと感じている時は、

幼児はさらに高温の環境にいるということです

は、幼児より体高が低い分、さらに厳しい状況と言えます。

梅雨明けもまだですが、

暑い日も多く、熱中症には充分気をつけてあげてください


かゆいので耳をひっかき・・・

2014-07-14 17:25:07 | 健康・病気

強烈な台風が来るとの予報があり

身構えていましたが、大したこともなく良かったですね

ですが、異常気象は続いておりますので、

熱中症など引き続きご注意ください。

今日は、外耳炎に伴う耳血腫のお話です。

外耳炎のお話は、

2011.6.20と2012.9.3にUPしていますので

合わせてお読みください。

耳血腫とは、

マラセチア性外耳炎などの要因で

かゆいから耳をひっかき、

耳の血管が破れ

漏れた血液が溜まって浮腫をおこすというものです。

溜まってしまった血液を注射器で抜くのですが、

溜まり場を縮小させるためには、

時間(日数)がかかり、通院もたいへんです。

耳も皮膚ですから、皮膚疾患のあるペットは、

かゆみを放置することなく対処してください。

外耳炎で耳道がふさがったり、

耳血腫になったりと、

単なる耳のかゆみに留まりません。

外耳炎は、体質もあり完治できないかもしれませんが、

定期的な治療を行ってあげることで、

前述の病気が防げます。


関東のマダニからもSFTSウィルス確認

2014-02-21 17:30:53 | 健康・病気

昨日は、降雪の予報がはずれて良かったですね

スタッフ一同、ホッと胸を撫で下ろしました

今日はまた、嫌なニュースがありましたので、お知らせです。

国立感染症研究所の発表によりますと、

今まで患者の報告のない、

京都府や東北、関東のマダニからも

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウィルスが確認されたそうです。

全国的に調査を進めているとのことで、

3月には、その結果が発表されるそうです。

予防をしていないは、

草むらに入らないなど、特に気をつけていただきたいと思います。

人の野外活動において、注意するだけでなく、

ペットからの感染にも心配りが大事です。

  2013.1.31ブログ  「マダニ媒介で感染死!」  

  も、合わせてお読みください


定期駆虫のススメ

2013-09-10 17:45:48 | 健康・病気

だいぶ涼しくなって、過ごしやすくなりました

これからの季節、ペットを連れてのお出かけ

増えてくることと思います。

その前に

ペットとご家族、みんなの健康のために

定期駆虫を始めましょう

ペットのおなかの虫(内部寄生虫)は人にもうつります

それでは、「感染リスク」チェックです

愛するペットだから、キスなんて当たり前

自分のお箸や口移しでご飯をあげることも

ペットとスキンシップした後、手を洗わない

眠るときはいつも一緒のふとんで

自宅の近所には野良猫がたくさんいる

よく公園(ドッグラン)などで、よそのワンコと遊ばせている

お散歩では草むらなども歩かせ、電柱のニオイ嗅ぎも自由に

ペットを連れてキャンプやハイキングなどに出かける

1つでもYESがあると感染のリスクが…

ペットのおなかに寄生する虫は、

排泄物からやノミの媒介などのよってうつり、

知らない間に感染していることも

感染ペットの口や肛門まわりには虫の卵がついているので、

過剰なスキンシップは危険です

赤ちゃんや、小さい子供がいる場合は、

いっそうのご注意を

 

定期駆虫の推奨プロトコール

生後3~6か月は1か月に1回

生後6か月以降は3か月に1回(年4回)

*上記内容は院内にも掲示いたしました。