インドの風と共に

インド(ニューデリー)での生活・体験、新聞記事など見たまま感じたままを書いています。

アンジェリーナ・ジョリー (インド新聞より)

2005-10-22 22:40:15 | インド
インド人もアンジェリーナがお好きのようである。
事あるごとに、彼女の記事が紹介され、
新聞一面に紹介されることも少なくない。

世界一の美女と謳い、彼女と個人的に親しいロサンジェルス
在住のインド人、ノエル・デスーザさんが、
昨日、デリー・タイムズに大きく彼女を紹介していた。

私も彼女には何かと興味を持っている。
そんなに強烈なファンではないけれど・・・。
「トゥンブ・レーダー1」で見た彼女は、
どこか今までに見た女優と違う
誰にも頼らないような潔さ・凛とした強さがあって、
とても美しくみえた。

最近はブラット・ピットとのうわさが
頻繁に紹介されている。
うわさが流れ始めた頃、彼女は、
「私は父の存在を不倫で失ったので、同じことを
自分がするとしたら、自分を許すことができなくなるだろう」
と、はっきり、そして、自分の悲しい過去についても触れ、
否定していた。その意味がこの記事を読んでさらに良く分かった。

俳優である彼女の両親が別れたのはアンジェリーナ1歳の時だったという。

彼女が、2002年にビリー・ボブと結婚する時にも、
父親は批判的な手紙を彼女に送った。
また、テレビ番組のトークショーにも足を運び、
「アンジェリーナは深刻な精神的障害者だ」
と叫んでいたという。
そして、そのこと以来父親と話さなくなったという。

若い頃の彼女のことは抽象的に書かれている。

「ダーク・サイド(暗黒の世界)に足を踏み入れ、
魂を失ったような生活をした。
ナイフに心を奪われ、危険な香りをも楽しみ、
吸血鬼になりたい願望を持っていた。
若くして死にたいと考え、麻薬にも手を出した。
そして、この世に生きているという自分の存在すら感じなかった」
と言う。

その経験が、「Gia」の映画に反映し、
彼女がその役にはまりきることのできた理由だったと言う。

今アンジェリーナは、同じことを繰り返そうとしていると
葛藤しているのかもしれない。
悲惨な子供時代をも振り返りながら・・・。

それは、養子縁組したことである。彼女は子供を持つ母親である。
そして、離婚後に1人となった後も、ただ子供のことを考えたという。

「世の中には、たくさんのシングル・マザーがいて、
家に男を連れて来て子供の心をかき乱している。
私は、一年以上の間、恋愛をしなかった。
男性と食事に出かけることすらも無かった。
ただ、1人の母親として過ごした。
でも、女性としての喜びももう一度得たかったが、
息子に混乱させたくもなかった。」と、語る。

彼女が子供の頃に体験した恐ろしい暗黒の世界と、
マドックスの良い母親になりたいという心、
1人の女としての幸せを求める心が交差していた。
ただ、マドックスを抱きしめた時に見せる笑顔からは
“子供にとって母、アンジェリーナの存在自体が幸せ”である
と自然に悟らされていたのだった。

アンジェリーナは今国連の親善大使として世界を旅し、
たくさんの支援をしている。
現在の活躍と名声は、悪いことは悪いこととして
自分を立ち直らせようと努力した何かの結果なのかもしれないとも感じる。

最新の画像もっと見る