インドの風と共に

インド(ニューデリー)での生活・体験、新聞記事など見たまま感じたままを書いています。

ガイドに注意!

2005-10-02 22:51:10 | インド
旅行はとても楽しいし、解放される。
もう、日常に戻りたくない!などと言う気分になったりする。

そんな旅行中に気を引くのはガイドさんの親切や
サービスである。
インドでは環境が厳しい為に、ガイドは相当の心配りを
旅行者にしなければならない。
それで、いろいろな保護を受けている内に、
ガイド(男性)にクラッしてしまう女性客が多いという。

昨年は、インドで調査をするために来た女性が、
ガイドをしていた男性と良い仲になり、あちこち一緒に旅行している
と言っていたが、何とその男性の故郷を訪れた時に
日本人と結婚したインド人が10人ほどいたと驚いていた。
しかも、そのほとんどが、別居中で日本に奥様は
帰ってしまっているという状態だったとこそっと教えてくれた。

当の本人も現在お付き合いしているインド人と
よく喧嘩をしているようで、助けを求められたが、
「この二人も難しいだろうなぁ」としみじみ感じて見ていた。

インド人を好きになるのは若い女性ばかりではない。
中高年の女性も異常に好きになるというのだ。
時には既婚のおばさまなども異常に甘えて、
これがしたい、あれがいいとわがままを言ってしまったりするらしい。

厳しい環境の中で、時間のないインドでの車・電車の手配やホテルでの配慮、
ご飯と食べ方や押し寄せる物乞いに対しての対処など
いろいろな親切や保護を見ると
「頼もしい」「男らしい」と、クラッとしてしまうと言う。

おばさんが、腕を回してきて迫ってきたり、
泣いて甘えてきたりといろいろな様子を聞いたりしたこともある。

日本人男性にない心身のたくましさがインド人には
あるというのは確かかもしれない・・・
(頑張れ!日本人男性!)

しかし、若者はともかく、おばさんたちの何と言うか・・・
こんなことは言いたくないが、まさに「オバタリアン」。
根性が、海外に来てもこうして発揮されていることを思うと、
旅行中にも日本人としてモラルを持ってほしい。

もちろん、女性を買う男性にも言えるが、
外国人が見たときにどう感じるか・・・
今までの先進国日本のイメージがどこまで続くか分からない現状、
一つの行動が日本人のイメージとしてその国の人々に残る。

以前にも書いたけれど、
私が今までたくさん見たインド人の中で本当にいいインド人
(心優しく、真摯なインド人)は、インドの伝統的な親による結婚を
望んでいる場合がほとんどだ。
本当に素晴らしい人は、だいたい女性を簡単に誘わないし、
はたまた誘われるような行動を取らない。

お互いの国のモラルといい関係を築く為にも
旅行中とは言え、その国の代表と言うことを
忘れないでほしい。