変形性股関節症は治る病気です!

変形性股関節症は治り方が特殊なため『治る病気』とは理解されていないのが現状です。そんな現状を変えていくブログです。

変形性股関節症の正しい治し方 8

2021-06-09 18:24:01 | 日記

3、機能障害の治し方

 B、屈曲拘縮の治し方

 

股関節はあらゆる方向に動く関節です。

従って、どの方向の動きが著しく悪くなっても多かれ少なかれ日常生活に支障は出ます。

 

歩行に限って説明すると、股関節が曲がったままで伸びない関節可動域制限(屈曲拘縮)はかなり歩行に支障をもたらします。

 

屈曲拘縮は、上向きに寝た時に膝の裏が床につかないことで判断できます。(図1)

 

図1 屈曲拘縮(寝た状態)

 

膝関節が曲がったまま伸びない方もいると思いますので、膝はちゃんと伸びるという条件のもとでの話になります。

 

本来股関節は前側には120度曲がり(上向きに寝て膝を抱えた状態を股関節の屈曲と言います)、後ろ側には20度動きますが、屈曲拘縮では、股関節が後ろに20度動くどころか股関節が曲がったままで全く後ろに動かない状態になり、立った状態では反り腰や出尻となります。(図2)

 

 

図2 屈曲拘縮(立った状態B:反り腰と出尻 Aは正常)

 

 

屈曲拘縮がある状態では歩行が難しいのはもちろんですが、上向きに寝ることが困難になることがあります。(図1)そういう場合は、膝の下に半円まくら(図3)などを入れて膝の裏が支えられるように

工夫してあげると股関節は楽になり、睡眠がとりやすくなるとともに股関節痛の改善につながる可能性も

出てきます。

 

 

一般的に、股関節と膝関節を軽く曲げた状態は『良肢位:りょうしい』と呼ばれ、股関節にとっても膝関節にとっても非常にリラックスした状態になります。

 

屈曲拘縮がある時に限らず、寝る時や休憩時に横になる時などは、膝の下に枕を入れてあげると股関節は力が抜けてリラックスし、股関節痛の改善も期待できます。

 

 

図3 膝下半円まくら

 

次に、股関節に起こった屈曲拘縮を改善させる方法を説明します。(図4)

 

 

図4 股関節屈曲拘縮の改善法

 

この図では、右足の屈曲拘縮を右脚の重さによるストレッチにて改善させています。

少し高さのあるベッドにあおむけに寝て、良い方の脚(この図では左脚)を曲げて悪い方の脚をベッドから垂らします。

この方法で、患側の縮んだ腸腰筋がストレッチされます。

屈曲拘縮でお困りの方は、この方法で屈曲拘縮の改善を試みてみましょう。

 

 

通常、人が歩く時は踵から床に着きます(踵接地)が、屈曲拘縮が起こるとつま先から床に着きやすく(つま先接地)なり、筋肉の使い方が大きく異なります。

 

股関節の屈曲拘縮を改善し、踵接地を目指しましょう!

 

 

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