国際ジャーナル 三大都市圏の人口集中。

三大都市圏の人口集中が止まったそうだ。都市部での仕事も減っており、企業が経費のかかる人事異動を手控えていることなどからの変化のようだ。
私は札幌に住んで4年ほどになる。中学生のときは父の転勤で盛岡市に住んでいたのだが、そのころはみんな口を揃えて大人になったら東京に行くと行っていた。その後また転勤で私は高校から東京に暮らし始めることになり、四年前まで都市部にいた。岩手にいたころのみんなの東京への憧れというのはとても強かったのだが、札幌に住んでいる若い子たちは別に東京に行きたいとは言わない。遊びには行きたいけど、住みたくはないという。土地柄もあるかもしれないが、全体的にみんな「東京に出て大金持ちになってやる！」というような上昇志向よりも、地元でのんびりゆったりそこそこの暮らしができればそれで満足という傾向が強くなっているように思う。
東京に住んでいた身とすれば、あの人口の多さが少しでも軽減してくれるなら嬉しい限りであるし、地方都市に住んでいる今から考えると、自分の子供たちが地域に密着して暮らしていけるような基盤がこれからもっとできるようになってほしいと願うばかりだ。
15年以上住んでいてなんだが、三大都市は遊びに行くには最高だが、暮らすには最低だと思う。すっかり田舎暮らしに慣れてしまったものである。

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