「かながわ人づくりコラボ2011
~私たちが進むべき未来 3・11からの新たな出発~」へ参加してきました
11月5日(土)に、横浜の本郷台にある神奈川県立国際言語アカデミアで「かながわ人づくりコラボ2011」が開催され、生徒会委員と新聞部で行ってきました。主催は神奈川県教育委員会とかながわ人づくりネットワークでした。
このかながわ人づくりコラボ2011では、神奈川県の中学生から高校生・大学生、一般の大人の方々まで幅広い世代が集まり、東日本大震災というテーマで話し合いが行われました。大震災で感じたことや考えたこと、そしてそれらを今後の日常生活の中でどう活かすか、といった内容について各グループで話し合いました。
ワークショップ <東日本大震災>
藤嶺藤沢からは高校2年の加藤優羽さんと道久慶介さんが参加しました。当日は世代別に分かれたワークショップでの話し合いと、ワークショップで出た意見を代表者がまとめ、ホールで発表する教育論議が行われました。加藤さんはワークショップでファシリテーター(進行役)を務め、他校の高校生たちの意見をまとめました。道久さんは、参加者として同じグループの中で意見や、今後の生活の中でのアイデアを出しました。その後の教育論議では、加藤さんはワークショップで出た意見をまとめ発表し、自身の考えを壇上で述べていました。
加藤さんはワークショップの中で、「被災地でのリーダーシップ」という話について自身の考えを話していました。参加者からは、日本と外国における震災の捉え方・考え方の違いや実際に被災した時の連絡手段といった内容の話が出てきました。
パネルディスカッション <教育論議>
教育論議では、各世代グループのファシリテーターの発表を聞きました。大学生からは「現代の日本におけるご近所意識」といった内容の話がありました。中学生のファシリテーターからは「いい意味で都会を田舎にしたい」と言う、他人のことを常に警戒しなくてはならない今の都会の現状を表現した一言も見られました。学生以外のファシリテーターからは、防災訓練から人とのつながりを考えるなど、今までの経験を踏まえての話がありました。
教育論議会場 発言する加藤さん
この会を通じて私は、震災について中学生なら近隣の人たちとの接し方、高校生なら海外に居る人たちと自分たちとの考え方の相違、大人の方なら自分の家族の大切さ、そして地域の人たちとの交流を深める、など幅広い世代の人々がその人なりの考え方を持っていることを感じました。今後の歴史に東日本大震災は残ると思います。この震災の記憶を風化させないように、これからも人々が自分の考え方を持っていくのが大切なのだな、と思いました。
また、私たち新聞部は教育委員長の平出彦仁さんへ取材する機会もいただきました。その時の様子や、加藤さんと道久さんの参加者の声を次号に載せる予定ですので、ぜひお読みください。
藤嶺学園藤沢中学高等学校 とうれいふじさわ しんぶんぶ tohrei-fujisawa