7月31日(日)に新潟県阿賀野市において全国高等学校ARDF大会(144MHz)が開催されました。
大会には、全国三十数校から160名の代表選手が参加しましたが、東北地方に降った大雨の影響で、交通機関が停まってしまい3校21名が参加できませんでした。隣の阿賀野町では雨の影響が多かったようですが、阿賀野市は、心配されるような影響はありませんでした。
ARDF(Amateur Radio Direction Finding)競技は、正確に1分おきに電波を発射する5台の送信機を受信機を使って探索し、ゴールビーコンを頼りに2時間以内にゴールインしなくてはなりません。無探索だったり、送信機をたくさん発見しても時間内にゴールできなければ失格です。
競技は、27グループに分かれ、5分おきに自動呼出し機の信号で出走しました。それぞれの送信機には、記録装置が併設され、SIチップと呼ばれるICタグを挿入してタイムを記録します。この装置のおかげで競技終了後には短時間に集計が出来ます。
ゴールは、別の周波数で送信している送信機を探して時間までにチェックインします。巡回審判が巡回していますので、お互いに会話をして情報を交換することは出来ません。給水所も2箇所あり安全にも十分配慮されています。
4キロ四方の山あり川ありの地域で、電波の反射に惑わされながら、本校も2名の部員がそれぞれ男子個人部門131名中80位と95位を得ることができました。
代表選手の中には、今年IARU国際アマチュア無線連合のRegion 3(アジア・太平洋地域)の代表チーム(成人部門)となっている学校もあり、当日はテレビの取材クルーが一日中彼らを追いかけていました。この阿賀野大会の成績は、国際大会M19部門の選考に影響するとのことで、上位グループの間では1秒を争う白熱戦が繰り広げられました。
濁流の阿賀野川