猫いろの風

何を想ってか、気まぐれ風便り

まぼろしの翼と共に

2007-08-15 | 風便り

今でもボクは思い出すのさ
あの頃の事、あの日のひと
僕と同じ学生だった
国のためと死んでいった

君は若くたくましく、短い命だったが
まぼろしの翼と共に
炎の中に消えてしまった

君はあの夜私に言った
「恋人と別れてきた」と
僕は今も憶えているさ
あの時、君のまなざし

君が死んだ次の夜に、悲しい涙であの娘は死んだ
もういやだ こんな世界は
もう二度と見たくない

                 by 西岡たかし
                 <♪五つの赤い風船>




終戦記念日の今日、一日中この歌が頭の中をぐるぐるしていたコハクです。

戦後62年が過ぎ、世の中は戦争を知らない子供たちでいっぱいになった。
でも、未だなお戦争の傷あとに苦しんでいる人たちがいるという事実に、
私達は決して目を閉じてはいけないと思います。
  ・・・この世から戦争がなくなることを願って・・・




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3 コメント

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ほんとに。 (ロンきゅ~ん)
2007-08-20 19:18:01
戦争が終って、62年経っても傷跡は残ってる。
それを忘れてしまう人の多いこと…
また、戦争ができるような憲法にしようとする人多いし、
いつになったら、人類は、
いや、日本人は利口になるんだろ。
と、思った次第でした。
返信する
私も本当に、そう思います。 (さる。)
2007-08-21 15:59:31
心や個々が負った傷跡だけでなく、南方激戦地域に残る遺体、
沖縄を占拠する米軍フェンス、非加熱製剤の悲劇の根源…
実質的に未だ戦争は終わっていない気がしています。

戦争を知らない世代でも、本当は戦争の名残りに触れる機会は
今も多く日本にあるわけで。それを見ても何も感じられない
感性である人が多いかもしれないからこそ、
憲法改正の動きがあって…が、一番悲劇の気がします。
感じられたら鈍るとは思いますけど、利権が絡んでるから…
人間の欲望が絶えない限り戦争は起き続けるのか。

その利権のため、戦争の引き金を引き続けるアメリカが
原爆を「戦争を終わらせるため」と学校で教えているのに
ゲンナリした終戦記念日でした。

長文、失礼いたしました!
返信する
コメントありがとうございます! (コハク)
2007-09-02 10:54:10
幼い頃、日曜日に新宿駅や池袋駅に降りると、よく駅の出口の片隅で
軍服の替わりに白い服に身を包んだ腕や脚をなくした元兵隊さんが頭を垂れて座っていた。
それは戦後15年経った頃のことだったか・・・
生活するすべもなく、通り行く人にその身をさらして施しを願う姿は、
傍で奏でるアコーディオンの音色と共に得体の知れない恐怖となって、
私の幼い脳裏に焼きついていた。
小学生になって歴史で習った時、その光景を思い出した。
戦争で悲惨な体験を自国のみならず他国にもさせ、
そして唯一の被爆体験をした日本は、
永世中立国になるべきだと子供心に思ったものだ。
今、自国を守るための自衛隊は他国へ・・・・・それでいいのか日本??


☆Thanks、ロンきゅ~んさん♪
人間は自然界の中で、最も欲深く愚かな動物なのかもしれない。
でもそれなりにみんな一生懸命生きている、愛しい種族ですわ。。。

☆Thanks、さる。さま♪
そうそう、利権絡みね。
すべては人間の欲が根源なんだわさー
ほんとは最も弱い動物なのに欲だけは立派ね
って他の動物たちに笑われそうですわ。。。





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