前回に買い物について書こうかと言いましたが、観光案内系がしばらくお休みだったので、カタルーニャについて書きます。
カタルーニャは昔アラゴン王国であった時代にスペインの他の地域はカスティーヤと呼ばれていました。元々別の国だったことや言語などの文化の違い、また地域格差もあり(カタルーニャは産業の先進地域で収入も多い)、独立運動が盛んです。中心都市は皆さまご存じのバルセロナです。
文化程度も高く、サグラダファミリアは言うまでもなく数々のガウディの素晴らしい建築・建造物(数件あるカサ・・・やグエル公園等々)の他に、誰でも知ってる有名な画家を何人か輩出してます。食事は21世紀初頭に世界一と謳われ一世を風靡したエルブジ(もう閉店してます)を筆頭に、いずこもレベルが高いです。
私が初めて訪問したのは、欧州域内物流をDusseldorfでやっていた時に支店をBarcelonaに設置するということで、出張した時です。実は前日居酒屋でしこたま日本酒を飲んでいて、出発の朝シャワーを浴びて飛行機に乗ったのですが、上昇するにつれてアルコールが体に回り、どんどん気分が悪くなってきました。隣には某電子部品メーカーの邦人駐在、その方が気分悪そうですねと言って話しかけてきました。こちらは「本当に気分が悪いんです。(だから話をするのもしんどいんです。)」と返しましたが、話しかけが終わりません。何とか辛抱して言葉少なに返し、やっと苦痛の2時間が過ぎ、もう限界に近いと感じ、機内のゲロ袋を持って下船しました。降りたらすぐトイレに向かい、そこでDischargeして便器に流しました。
その際にドイツ人の同僚が同行してましたが、バールに飯を食いに行こうと言われ、いやー無理と返しましたが、いやいやバルセロナは何食ってもうまいから大丈夫と言われ、渋々付いて行きました。とりあえず、何とか入りそうなスープと小さい生ハムのサンドイッチを頼んだら、なんと美味いこと、しっかり食べて回復しました。その同僚にバルサはどの店がうまいねん?と聞いたら、(ドイツと違って)どこでもうまいでとの回答でした。確かにそれは事実で店選びの必要はありません。上方以外でどの店でも旨いというのは、このカタルーニャだけです。フランスでいうクレーム・ブリュレはこちらではクレーム・カタランとなります。美食王国の矜持ですね。最近はバスク地方の方が有名になってますが・・・
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