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欧州退屈日記 その23

2025-04-08 08:02:51 | 日記
今日はオペラについて書こうと思います。
ヨーロッパではオペラは身近なものです。日本ではチケットが5万円~とかで敷居が高いので、一部の愛好家が鑑賞するといった感じですが、あちらではチケットは数千円からで、学生は大きな割引があります。
もちろん日本の場合は輸送費や旅費等コストが地元に比べべらぼうに高くつくというデメリットがありますが、さらに欧州大陸では大抵の国が自国文化の振興と言うことで大きな補助をしています。そこそこの規模の都市には歌劇場があり、どこでも気軽に観られ、チケット売り切れとかの心配はあまりありません。
そういった身近なものだけに、演技に問題があっても、払い戻しがないとかのリスクはあります。一度Hamburgでランメルモールのルチアを観たときは、主演のソプラノの声が出なくなったにもかかわらず、公演はキャンセルにならず、ソプラノ抜きで歌劇は進められ、部分的払い戻しもなく、驚いたことがあります。まあ、安いからしょうがないかといった感じです。
地位規模の都市なら大体歌劇場はありますが、やはりWienを頂点に音楽文化のレベルが高い所とそうでないところの演奏・演劇レベルは大きく違ってきます。ミラノやミュンヘンはトップレベルにあります。
個人的に一番好きなのはWienのVolksoperです。レベルは超一流なるも、オペレッタの劇場なので、価格は安く、喜劇なので面白く、Fledermausなどはとても華やかで、衣装と音楽だけでも楽しいものです。
唯一の難点は言語です。例えばドイツでイタリアオペラを観ると、言葉はイタリア語でドイツ語の字幕が出ます。当たり前のことですが、我々外人にとっては言葉がわからないので、前もってあらすじを日本語の本とかで読んでおくことが必要です。ざっとななめ読みしておくだけでも、楽しめます。では・・・