ホビット廃の山吹ですこんばんは(開き直り)。
美少年ホビットと二人の美味しいオヤジ、イケずイケメンエルフが含まれることになる60年後の旅に比べ、いかにも分が悪い今回の髭部ドワーフ旅団。
ツンデレ王子と甥たちだけでなく、充分カワイイ髭だらけドワーフみんなを愛してることをお伝えするべく、ペンをとりました(比喩)
パリの真ん中で愛を叫んでいる人たち。セイシュン像と因縁親爺同士にみな涙をぬぐう今、あえてこのブログでは髭を応援します。
正直、一回二回じゃドワーフの区別なかなかつきませんので(^_^;) 山吹流いらぬお世話のご紹介。ネタバレあり〼
バーリン
原作じゃトーリンよりも年下なのに、映画では王子がイケメンになったがゆえに爺や的参謀のポジションに。ビルボの「しのびのもの契約書」には、トーリンとバーリンの署名がある。いわば一行の副官。真っ白な髪と髭が特徴で、ときたま繰り出すウィンクは予想外の威力。これでいて歴戦の勇士。ビルボ邸に訪問時、両手を広げた可愛いお辞儀は世のじさま萌の虚を突いた。萌え袖。トーリンが最も信頼する相談相手。ビルボとも仲良しになるが、60年後の指輪の世界では…(ギムリの代わりに泣)
ドワーリン
巨漢の猛者。バーリンの弟。ハゲ頭にタトゥーという、どこのレスラーかな風貌だが、トーリンに忠実でドワーフ以外の種族を信じない。
兄が王子の参謀なら、弟は弁慶的役どころ。岩の巨人のシーンで、崖から落ちかけたビルボを助けるために自分が落ちかけたトーリンを片手で引き揚げていた。一時だが。トーリンもドワーフ内では大きく鎧を着こんでいるので重いはず。かなりの怪力。日本語吹き替えは安定の玄田哲章。彼のどたまを踏み台にして木に登った勇者が未だ誰か判別できず。兄弟はトーリンの親戚にあたるので上流の家柄。ビルボの大事な夕飯の焼き魚を食った。
グローイン
『ロード・オブ・ザ・リング』における旅の仲間の一人、ギムリの父。唯一人の妻子持ち。奥さんは美人らしい(髭あり) ヒゲの編み込みがお洒落。武器の斧は、のちに息子に受け継がれる。裂け谷でエルフ語で食事を勧めたエルロンド卿に食って掛かったところは、まさしく血の繋がりを感じる。招待をあっさり受けるところも。1部ではさほど活躍の場はないが、兄と共に火おこし当番らしい。兄弟はトーリンの遠縁にあたる。
オイン
グローインの兄。耳が遠いおじいちゃん的キャラ。でも達者。ラッパ型補聴器を使う。ドワーリンにビルボ邸での宴会で酒を注がれたり、裂け谷での食事では美しい女性エルフの笛の音を聞くまいと布を詰めていた。道具で判別できるキャラ。ゴブリン帝国で踏みつぶされていたが予備はあるんだろうか。予知夢を見るらしく、今回の旅は彼の夢に従ったこともあるらしい。それと薬草の知識も豊富。2部以降重要と思われる。
ドーリ
上品に編み込んだ白髪が目印。ノーリ、オーリとの三兄弟の長兄。原作ではビルボの面倒をよく見ていたが映画では今のところなし。その代わり末っ子のオーリをいつもなだめている。どうやら上品なドワーフという変わり種キャラらしいが、今のところビルボん家でガン爺にカモミールティを勧めてたところと、大詰めの木の上から落ちそうな際、やはりガン爺に「ミスター・ガンダルフ!」と丁寧に助けを叫んでいたところに現れている。
ノーリ
ドーリの弟で三兄弟の真ん中。一番凝った、またはヘンテコな星型ヘアのおかげで見分けはつきやすい。だがまだあまり活躍していない。
頭の回転が速いとか、スリだったためもめ事を起こしてこの旅に参加したとか、胡散臭い設定はあるようだが全然出てこない(笑) ただゴブリン帝国で、ビルボが喧嘩雲からこそっと抜け出るような漫画的脱出をしたのをしっかり見ていた。目はしは利くようだ。
オーリ
三兄弟の末っ子。オカッパ。PJのビデオレター内で中の俳優さんが、「セーター着てるようなキャラ」と言っていたが、まさにそのまま。絵と文章が得意らしく日記を持ち歩く。一行の記録係になるらしい。若さゆえに「怖くないぞ!」とすぐ怪気炎をあげてはドーリ兄に抑えられている。脳のただれた女子の間では、その記録にドゥリンの直系王子とその甥たちのヒミツも書かれてはいないのかとの事実無根の邪推を抱く者も。2部以降活躍しそうなキャラではある。しかしこの三兄弟は全然似ていない。王家との繋がりはないらしい(後日訂正 かなり傍系のドゥリン一族)。
ボフール
耳あて帽がトレードマークの好漢。ビルボいじりの先陣を切った。ゴブリン帝国玄関先での野宿の際、こそーりと逃げ出そうとしたビルボを引き留める。俺たち仲間だろ!と言ってくれた良い奴。だがその前にツンデレ王子に足手纏い扱いされてキレてたビルボは、うっかり君らには故郷がないからホームシックなんてわからない!的なことを叫んでしまう。が、それでもそうだな、幸せを祈ってるぜ、と送り出してくれた超イイ奴。そのあとみんな仲良くゴブリン家落ちだとしても。ちなみにこの会話を元凶の王子はしっかり聞いていた。狸寝入りではなく、開いた目が故郷奪還の重責に重く沈んでいたので責めようにも責められない。ボフールの項だよ。とにかく、いい奴。歌も上手い。
ボンブール
13人いていないわけがないおデブキャラ。ボフールの弟。体型からしてご飯重視だが、一行ではコックを務める。映像内では食べるシーンしかないが。原作ではお騒がせキャラだが一部ではまだ出て来ず、もっぱら兄が放る食べ物をキャッチするという兄弟曲芸ネタのみ。こう見えて実戦ではゴブリンをガンガン跳ね飛ばす。イカすぜ。
ビフール
額に斧が刺さりっぱなしというマンガのような強烈な外見。これはかつての激戦での名残。このため古代ドワーフ語しか話せず、旅の仲間内でも会話は不通。わかるのはガンダルフのみ。その為か身振りが激しい。ボフール、ボンブール兄弟とは従兄弟同士。
フィーリ
ドワーフ一座唯一のブロンドキャラ。口髭のお洒落な三つ編みもポイント。よく見ると、よく見なくても相当綺麗な顔立ちをしている。キーリの兄で、トーリンの妹ディスの長男。弟よりは目立ってないが、二人でビルボをからかって伯父に叱られたり、ビルボをトロル偵察に出させたりしていじってくれる。女にもてそうな感じのソフトな美系。いつも兄弟で行動。伯父と鼻がよく似ている(中の俳優同士の顔も考慮したのか?) トーリンは兄弟の後見人でもあるとの設定も見た。萌える。自分の萌えどころがわからない。
キーリ
今回の映画で最も若い女性の招集を期待されるイケメン。髪も髭もフツーの兄ちゃんである。色々と免除されている。フィーリの弟で、なかなかのやんちゃ。笑うとまだ無邪気で女心をわし掴む。弓の使い手でLOTRにおけるレゴラスポジションだが、2部で本体が出てきた際のあれこれが期待される。エルフとのなにがしかの交流があるらしい(ネタばれゆえ伏せ)。こちらは眉と目の感じが伯父似。トーリンの彼に対する名前連呼は、どう考えても内面では可愛くて仕方がない心理がうかがえる。それに対して兄は別に不服はなさそうなお得な弟キャラ。ドゥリン王家の女系の直系になるので、アゾクさんが次に狙うのはこの兄弟なはず。それを全く感じてなさそうな二人は、身体面では伯父やドワーリンに特訓されてきたが、心理面では極力守られてきたと思われる。それくらい屈託がなく朗らかな兄弟。伯父心を思うと、物凄く萌え泣ける(またすり替わっている)。
トーリン・オーケンシールド
ドワーフ団の団長にして、黄金のエレボールを築いたドゥリン王家直系の王子。王国が火竜スマウグに奪われ、祖父スロール王と父スライン、生き残りの一族と共に流浪の身になる。その後のドワーフとオークとの大戦で、穢れの王アゾクとの一騎打ちにおいて割れた盾の代わりに樫の木の幹でとっさに防ぎ、アゾクの腕を切り落とした。それにより、“オーケンシールド(樫の盾)”の呼び名がつく(アゾクとのことは映画設定)。その戦いでスロール王は戦死、父スラインは正気を失い行方不明に。青の山脈で一族を建て直しそれなりの繁栄を築くものの、故郷エレボールとそこに眠る財宝、スマウグへの復讐の念を燃やし続けて決起する。ドワーフ内にてシリアスを一身に請け負っている。
原作の長老じみたキャラとは似ても似つかない渋いナイスミドルイケメン。それは甥たちにも確実に受け継がれている。だが性格は原作以上の頑固一徹者。さらに原作にはないハイレベルのエルフ嫌悪性。しかしエルフ王の仕打ちもトンデモなので無理もなし。プライドの塊だが、武勇に優れ内心は情に厚い。そして2012年の仕舞と2013年初頭をまたにかかけた最強のツンデレキャラ。
なんの役にも立ちそうにない中年ホビットを、強引な魔法使いのあっせんにより仕方なく仲間に入れる。見ていないようでじっとそのバギンズ殿を観察し続け、助けられては苦言を吐き、命がけで助けては足手纏い扱いする。そのうちに甥たちと同様、いつも見ていなくては心配たまらん相手になっていることに気付いていない。一部の最後には、いとしいゴラムとの禅問答やら何やらを経て強くなったビルボの清水舞台落ち的救助で九死に一生を得る。「貴様…! 足手纏いと言ったはずだぞ!」とわめきながら近づいて、「私が間違っていた…!」とまさかのハグと優しい笑顔は、ドワーフなんかに萌えるもんかと踏みとどまっていた女どもを数多くなぎ倒した。まさに思いがけないデレ。超美声。
今、管理人が最もハマっているキャラであり、誰が何とも言わないとも(笑)、総力を結集して話題に載せ続ける所存。
ビルボ・バギンズ
この物語の主役。シャイア(ホビット庄)の上流の家柄であるバギンズ家の旦那で、相続した袋小路屋敷でのんびりと50歳程にして悠々自適に暮らしていた(人間より長生きなので40歳程と考えよう)。それがある日、幼い頃の好奇心旺盛で冒険好きだった少年を見染めていた魔法使いの爺の策謀により屋敷をドワーフ宴会場と化され、遅れて登場真打のお頭トーリン到着後は不穏な冒険の密談場にされる。挙句の果ては「しのびのもの」として担ぎ出される羽目に。一度は断ったビルボだが、母方の冒険好きのトック家の血が呼んだか、結局は灰色の爺の思惑通り旅に参加する。ちなみに60年後、養子フロドと共に旅に出たピピンは、本名ぺリグリン・トック。いとこのトックの出。
中の人の実力がモノを言う、最高に動きが可愛い真のホビット。登場時にはオヤジ臭いのに、話が進むにつれてどんどん顔立ちが愛らしくなっていくのは萌え目だけの仕業とは思えない。倒れたトーリンを守ろうとアゾクの前に立ちはだかるときなど、女優ライトがと思うほどのイケホビに。試練の旅はひと…ホビットを美しく変えるのか。おかげでドワーフ男道一筋のお堅い王子が落ちた。
一部終わりにて王子認定のアイドルに。二部では、彼の関心を買おうとするドワーフ一座の攻防とイスタリ爺の深謀やいかに(話が変わっている)
ガンダルフ
今さら説明は不用じゃろの、LOTRシリーズとホビットシリーズをまたにかける最強の魔法使い爺。一般にイスタリと呼ばれるが、正体はマイアと呼ばれる精霊で、それについてはややこしい上にコアなのでウィキるかトールキン用語集でも見てくれ。ただ彼が魔法よりも腕力に物を言わせるのは、魔法の力は封じられているからだという話も聞いた。そこらも込み入ってるので各自学習。
映画での役割は、ホビットを甘言と強引さで旅に勧誘すること、ドワーフ一行を引率し随時点呼すること、たまに姿を消しては仲間の危機一髪時に戻ってきてまたも杖を身体的に利用し、剣をぶん回して美味しい場面を攫うことなど。ユーモアもあり洒脱な雰囲気は中の俳優様のたまもの。しかし怒りっぽくもあり、今回の旅では負けず劣らずの怒りんぼで頑固者のイケドワ王子とよく衝突する。60年後の旅はずっと深刻だったものの、そこでの王未満は引っ込み思案だったので扱いやすかっただろう。たとえ汚れ放題でも。なんのかんのいっても小さいもの好きで世話焼き。たまに先を見越したような心に沁みるセリフを言う。うっかり泣かされる。“些細なことこそ悪を倒す力となる”とか、“命を奪う時ではなく救う時に真の勇気が試される”とか。いったいこの爺さんにはどこまで先のことが読めているのか。それがわかっていてドワーフ達を助けるのかとか、結構ほんとに“灰色”である。別名は沢山あるが、エルフたちには“ミスランディア(灰色の放浪者)”で通っている。白のサルマンは魔法道場における逆らえない先輩みたいな存在。
こんなとこっすよ。ああ疲れた。
BGMは無論サントラ。『Misty Mountains』は、劇中に前川トーリンがメインボーカル、内山田バーリンとクールサーティーンが唄うあれ。『Song of the Lonely Mountain』はNeil Finnによる主題歌。
後半出て来ないシーンあり(SEE入りだな)
みんな『ホビット』を見よう!!(Byドワーフ後援会支部)
美少年ホビットと二人の美味しいオヤジ、
ツンデレ王子と甥たちだけでなく、充分カワイイ髭だらけドワーフみんなを愛してることをお伝えするべく、ペンをとりました(比喩)
パリの真ん中で愛を叫んでいる人たち。セイシュン像と因縁親爺同士にみな涙をぬぐう今、あえてこのブログでは髭を応援します。
正直、一回二回じゃドワーフの区別なかなかつきませんので(^_^;) 山吹流いらぬお世話のご紹介。ネタバレあり〼
バーリン
原作じゃトーリンよりも年下なのに、映画では王子がイケメンになったがゆえに爺や的参謀のポジションに。ビルボの「しのびのもの契約書」には、トーリンとバーリンの署名がある。いわば一行の副官。真っ白な髪と髭が特徴で、ときたま繰り出すウィンクは予想外の威力。これでいて歴戦の勇士。ビルボ邸に訪問時、両手を広げた可愛いお辞儀は世のじさま萌の虚を突いた。萌え袖。トーリンが最も信頼する相談相手。ビルボとも仲良しになるが、60年後の指輪の世界では…(ギムリの代わりに泣)
ドワーリン
巨漢の猛者。バーリンの弟。ハゲ頭にタトゥーという、どこのレスラーかな風貌だが、トーリンに忠実でドワーフ以外の種族を信じない。
兄が王子の参謀なら、弟は弁慶的役どころ。岩の巨人のシーンで、崖から落ちかけたビルボを助けるために自分が落ちかけたトーリンを片手で引き揚げていた。一時だが。トーリンもドワーフ内では大きく鎧を着こんでいるので重いはず。かなりの怪力。日本語吹き替えは安定の玄田哲章。彼のどたまを踏み台にして木に登った勇者が未だ誰か判別できず。兄弟はトーリンの親戚にあたるので上流の家柄。ビルボの大事な夕飯の焼き魚を食った。
グローイン
『ロード・オブ・ザ・リング』における旅の仲間の一人、ギムリの父。唯一人の妻子持ち。奥さんは美人らしい(髭あり) ヒゲの編み込みがお洒落。武器の斧は、のちに息子に受け継がれる。裂け谷でエルフ語で食事を勧めたエルロンド卿に食って掛かったところは、まさしく血の繋がりを感じる。招待をあっさり受けるところも。1部ではさほど活躍の場はないが、兄と共に火おこし当番らしい。兄弟はトーリンの遠縁にあたる。
オイン
グローインの兄。耳が遠いおじいちゃん的キャラ。でも達者。ラッパ型補聴器を使う。ドワーリンにビルボ邸での宴会で酒を注がれたり、裂け谷での食事では美しい女性エルフの笛の音を聞くまいと布を詰めていた。道具で判別できるキャラ。ゴブリン帝国で踏みつぶされていたが予備はあるんだろうか。予知夢を見るらしく、今回の旅は彼の夢に従ったこともあるらしい。それと薬草の知識も豊富。2部以降重要と思われる。
ドーリ
上品に編み込んだ白髪が目印。ノーリ、オーリとの三兄弟の長兄。原作ではビルボの面倒をよく見ていたが映画では今のところなし。その代わり末っ子のオーリをいつもなだめている。どうやら上品なドワーフという変わり種キャラらしいが、今のところビルボん家でガン爺にカモミールティを勧めてたところと、大詰めの木の上から落ちそうな際、やはりガン爺に「ミスター・ガンダルフ!」と丁寧に助けを叫んでいたところに現れている。
ノーリ
ドーリの弟で三兄弟の真ん中。一番凝った、またはヘンテコな星型ヘアのおかげで見分けはつきやすい。だがまだあまり活躍していない。
頭の回転が速いとか、スリだったためもめ事を起こしてこの旅に参加したとか、胡散臭い設定はあるようだが全然出てこない(笑) ただゴブリン帝国で、ビルボが喧嘩雲からこそっと抜け出るような漫画的脱出をしたのをしっかり見ていた。目はしは利くようだ。
オーリ
三兄弟の末っ子。オカッパ。PJのビデオレター内で中の俳優さんが、「セーター着てるようなキャラ」と言っていたが、まさにそのまま。絵と文章が得意らしく日記を持ち歩く。一行の記録係になるらしい。若さゆえに「怖くないぞ!」とすぐ怪気炎をあげてはドーリ兄に抑えられている。脳のただれた女子の間では、その記録にドゥリンの直系王子とその甥たちのヒミツも書かれてはいないのかとの事実無根の邪推を抱く者も。2部以降活躍しそうなキャラではある。しかしこの三兄弟は全然似ていない。王家との繋がりはないらしい(後日訂正 かなり傍系のドゥリン一族)。
ボフール
耳あて帽がトレードマークの好漢。ビルボいじりの先陣を切った。ゴブリン帝国玄関先での野宿の際、こそーりと逃げ出そうとしたビルボを引き留める。俺たち仲間だろ!と言ってくれた良い奴。だがその前にツンデレ王子に足手纏い扱いされてキレてたビルボは、うっかり君らには故郷がないからホームシックなんてわからない!的なことを叫んでしまう。が、それでもそうだな、幸せを祈ってるぜ、と送り出してくれた超イイ奴。そのあとみんな仲良くゴブリン家落ちだとしても。ちなみにこの会話を元凶の王子はしっかり聞いていた。狸寝入りではなく、開いた目が故郷奪還の重責に重く沈んでいたので責めようにも責められない。ボフールの項だよ。とにかく、いい奴。歌も上手い。
ボンブール
13人いていないわけがないおデブキャラ。ボフールの弟。体型からしてご飯重視だが、一行ではコックを務める。映像内では食べるシーンしかないが。原作ではお騒がせキャラだが一部ではまだ出て来ず、もっぱら兄が放る食べ物をキャッチするという兄弟曲芸ネタのみ。こう見えて実戦ではゴブリンをガンガン跳ね飛ばす。イカすぜ。
ビフール
額に斧が刺さりっぱなしというマンガのような強烈な外見。これはかつての激戦での名残。このため古代ドワーフ語しか話せず、旅の仲間内でも会話は不通。わかるのはガンダルフのみ。その為か身振りが激しい。ボフール、ボンブール兄弟とは従兄弟同士。
フィーリ
ドワーフ一座唯一のブロンドキャラ。口髭のお洒落な三つ編みもポイント。よく見ると、よく見なくても相当綺麗な顔立ちをしている。キーリの兄で、トーリンの妹ディスの長男。弟よりは目立ってないが、二人でビルボをからかって伯父に叱られたり、ビルボをトロル偵察に出させたりしていじってくれる。女にもてそうな感じのソフトな美系。いつも兄弟で行動。伯父と鼻がよく似ている(中の俳優同士の顔も考慮したのか?) トーリンは兄弟の後見人でもあるとの設定も見た。萌える。自分の萌えどころがわからない。
キーリ
今回の映画で最も若い女性の招集を期待されるイケメン。髪も髭もフツーの兄ちゃんである。色々と免除されている。フィーリの弟で、なかなかのやんちゃ。笑うとまだ無邪気で女心をわし掴む。弓の使い手でLOTRにおけるレゴラスポジションだが、2部で本体が出てきた際のあれこれが期待される。エルフとのなにがしかの交流があるらしい(ネタばれゆえ伏せ)。こちらは眉と目の感じが伯父似。トーリンの彼に対する名前連呼は、どう考えても内面では可愛くて仕方がない心理がうかがえる。それに対して兄は別に不服はなさそうなお得な弟キャラ。ドゥリン王家の女系の直系になるので、アゾクさんが次に狙うのはこの兄弟なはず。それを全く感じてなさそうな二人は、身体面では伯父やドワーリンに特訓されてきたが、心理面では極力守られてきたと思われる。それくらい屈託がなく朗らかな兄弟。伯父心を思うと、物凄く萌え泣ける(またすり替わっている)。
トーリン・オーケンシールド
ドワーフ団の団長にして、黄金のエレボールを築いたドゥリン王家直系の王子。王国が火竜スマウグに奪われ、祖父スロール王と父スライン、生き残りの一族と共に流浪の身になる。その後のドワーフとオークとの大戦で、穢れの王アゾクとの一騎打ちにおいて割れた盾の代わりに樫の木の幹でとっさに防ぎ、アゾクの腕を切り落とした。それにより、“オーケンシールド(樫の盾)”の呼び名がつく(アゾクとのことは映画設定)。その戦いでスロール王は戦死、父スラインは正気を失い行方不明に。青の山脈で一族を建て直しそれなりの繁栄を築くものの、故郷エレボールとそこに眠る財宝、スマウグへの復讐の念を燃やし続けて決起する。ドワーフ内にてシリアスを一身に請け負っている。
原作の長老じみたキャラとは似ても似つかない渋いナイスミドルイケメン。それは甥たちにも確実に受け継がれている。だが性格は原作以上の頑固一徹者。さらに原作にはないハイレベルのエルフ嫌悪性。しかしエルフ王の仕打ちもトンデモなので無理もなし。プライドの塊だが、武勇に優れ内心は情に厚い。そして2012年の仕舞と2013年初頭をまたにかかけた最強のツンデレキャラ。
なんの役にも立ちそうにない中年ホビットを、強引な魔法使いのあっせんにより仕方なく仲間に入れる。見ていないようでじっとそのバギンズ殿を観察し続け、助けられては苦言を吐き、命がけで助けては足手纏い扱いする。そのうちに甥たちと同様、いつも見ていなくては心配たまらん相手になっていることに気付いていない。一部の最後には、いとしいゴラムとの禅問答やら何やらを経て強くなったビルボの清水舞台落ち的救助で九死に一生を得る。「貴様…! 足手纏いと言ったはずだぞ!」とわめきながら近づいて、「私が間違っていた…!」とまさかのハグと優しい笑顔は、ドワーフなんかに萌えるもんかと踏みとどまっていた女どもを数多くなぎ倒した。まさに思いがけないデレ。超美声。
今、管理人が最もハマっているキャラであり、誰が何とも言わないとも(笑)、総力を結集して話題に載せ続ける所存。
ビルボ・バギンズ
この物語の主役。シャイア(ホビット庄)の上流の家柄であるバギンズ家の旦那で、相続した袋小路屋敷でのんびりと50歳程にして悠々自適に暮らしていた(人間より長生きなので40歳程と考えよう)。それがある日、幼い頃の好奇心旺盛で冒険好きだった少年を見染めていた魔法使いの爺の策謀により屋敷をドワーフ宴会場と化され、遅れて登場真打のお頭トーリン到着後は不穏な冒険の密談場にされる。挙句の果ては「しのびのもの」として担ぎ出される羽目に。一度は断ったビルボだが、母方の冒険好きのトック家の血が呼んだか、結局は灰色の爺の思惑通り旅に参加する。ちなみに60年後、養子フロドと共に旅に出たピピンは、本名ぺリグリン・トック。いとこのトックの出。
中の人の実力がモノを言う、最高に動きが可愛い真のホビット。登場時にはオヤジ臭いのに、話が進むにつれてどんどん顔立ちが愛らしくなっていくのは萌え目だけの仕業とは思えない。倒れたトーリンを守ろうとアゾクの前に立ちはだかるときなど、女優ライトがと思うほどのイケホビに。試練の旅はひと…ホビットを美しく変えるのか。おかげでドワーフ男道一筋のお堅い王子が落ちた。
一部終わりにて王子認定のアイドルに。二部では、彼の関心を買おうとするドワーフ一座の攻防とイスタリ爺の深謀やいかに(話が変わっている)
ガンダルフ
今さら説明は不用じゃろの、LOTRシリーズとホビットシリーズをまたにかける最強の魔法使い爺。一般にイスタリと呼ばれるが、正体はマイアと呼ばれる精霊で、それについてはややこしい上にコアなのでウィキるかトールキン用語集でも見てくれ。ただ彼が魔法よりも腕力に物を言わせるのは、魔法の力は封じられているからだという話も聞いた。そこらも込み入ってるので各自学習。
映画での役割は、ホビットを甘言と強引さで旅に勧誘すること、ドワーフ一行を引率し随時点呼すること、たまに姿を消しては仲間の危機一髪時に戻ってきてまたも杖を身体的に利用し、剣をぶん回して美味しい場面を攫うことなど。ユーモアもあり洒脱な雰囲気は中の俳優様のたまもの。しかし怒りっぽくもあり、今回の旅では負けず劣らずの怒りんぼで頑固者のイケドワ王子とよく衝突する。60年後の旅はずっと深刻だったものの、そこでの王未満は引っ込み思案だったので扱いやすかっただろう。たとえ汚れ放題でも。なんのかんのいっても小さいもの好きで世話焼き。たまに先を見越したような心に沁みるセリフを言う。うっかり泣かされる。“些細なことこそ悪を倒す力となる”とか、“命を奪う時ではなく救う時に真の勇気が試される”とか。いったいこの爺さんにはどこまで先のことが読めているのか。それがわかっていてドワーフ達を助けるのかとか、結構ほんとに“灰色”である。別名は沢山あるが、エルフたちには“ミスランディア(灰色の放浪者)”で通っている。白のサルマンは魔法道場における逆らえない先輩みたいな存在。
こんなとこっすよ。ああ疲れた。
BGMは無論サントラ。『Misty Mountains』は、劇中に前川トーリンがメインボーカル、内山田バーリンとクールサーティーンが唄うあれ。『Song of the Lonely Mountain』はNeil Finnによる主題歌。
後半出て来ないシーンあり(SEE入りだな)
みんな『ホビット』を見よう!!(Byドワーフ後援会支部)
原作は指輪のころに読んだので、まったく覚えていません。私の頭の中の消しゴムが消してしまいました。
でももうここまできれいに忘れていたら、いっそ映画の続きを待とうかと。
そんな気分のところに、ちょっと謎めいた部分を残しつつのキャラクター紹介にますます続編が楽しみに~。
サントラもおかげさまでばっちり購入いたしましたた!どうもありがとうございます!
もう一回は見に行く気まんまんになりましたよ~。
私は指輪原作を結構忘れました(^^ゞ ホビットは今回初めて読みました。PJ一座による壮大な盛りに目が飛び出した(笑) こりゃあ2部以降は驚天動地でしょう。
上の2曲(追加した)は歌詞が違うんですよね。エンディングテーマの歌詞は、一座全体と言うよりむしろトーリンと年長ドワーフの恨み節なんですが(笑)、恩讐と共に抑えきれない郷愁も含まれていて、これは名曲だと思います。この歌こそが、この先を暗示する映画版の肝のような気もする。
ぜひぜひもう何度でも!(笑) わたしゃ松竹さんと罠兄弟に貢献してます(^^)v