別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン14 そぞろ感想19

2021-05-24 22:10:39 | シーズン14

第20話 神の御心 

『僕を閉じ込めたな』
『嘘つき!!』
三人を超音波で吹っ飛ばし、ジャックは消えた。
完全に生まれた時と同じ光景。
何度バンカーで緊急事態せ 非常ブザー鳴っただろう。
キャス「マラクの箱は大天使を閉じ込められるはずなのに…」
サム「ジャックは大天使じゃない」 ディーン「大天使を越えちまった」
三人も親父いて、誰も気づかぬか。
ジャックを閉じ込めるべきじゃなかったと言うキャスに、俺は閉じ込める気なんてなかった、ぶっ殺したかったんだと吠える兄。
「奴は危険だ。知ってて黙ってたてめえがつべこべ言うな」 怒るとべらんめいが増すディーン(むしろ東地節)
キャスも怒って出てってしまう。
苦悩するサム。今のジャックは別人だ。汚い手を使っても止めると言うディーン。ロウィーナを呼び出して、対ダークネスの時の“魂爆弾”を作らせると息巻く。
あれ失敗したのでは…。まず投げつけられなかったよな。兄貴はとっさにヤバい案を思いつくが、たいてい上手くいかん。 

混乱したまま町を歩くジャック。ほとんどの人間が考えてることとは別なことを言ってるのに気づく。
『嘘をつくな!!』とジャックが叫ぶと…。 

飛んで消えるジャックを捕まえるため、兄弟は顔認証システムの会社へ。
オタクの会社だと揶揄する兄に、兄貴もだろと返すサム。
ツェッペリンの歌詞を全曲覚えてる、67年から84年のメジャーなロックドラマーを全部言えるディーンはオタクであると言明。
シリアルキラー辞典の君に言われてもな。
ディーンは受付嬢にニッコリとご挨拶。
「俺はディーン・ウィンチェスター。魔王の息子を探してる。このバッチは偽物」
やり直したが、以下同文。
周囲もみんな嘘がつけなくなってる。
社員1 「実は奥さんと寝てる」
社員2 「知ってる。前から」
ディーンはサムに好きな歌手を尋ねる。エルビスって言うのは知ってるが…。
サム「セリーヌ・ディオン」 「まって、セリー…」 焦るサムw
「ディーン、エルビスって言いたいのに…」
冷蔵庫のヨーグルトをめぐって掴み合い。ホチキスフェチ女。みな本音をさらけ出し、社内大混乱。
テレビニュースではキャスターが、「大統領は自らの脱税を明らかにしました」「クラウリーという悪魔と取引をしたと言っています」と読み上げている。
プレジデント・ルシファーのあとの大統領なら、クラはすでにいない。あの件はなかったことかよw
あげくは初老のキャスターが女性キャスターに、愛してると公開告白。
この期に及んでコメディ入れるのかい! 

キャスは地獄の入り口の隠し扉前に来ている。ストリップバーかな? 番人の女悪魔に交渉。地獄の檻について調べたいと嘆願するが、突っぱねられる。
「なんと、必死だな。切羽詰まってる」という声に振り向くと、そこにはチャックの姿が。
ジャックのことで出てきたと。 

ジャックは再びケリーの実家へ。また歓迎してくれるかと期待したが、ケリーの母はジャックのことを調べていた。
あなたは嘘をついた。娘に何をしたの!?と叫ぶ彼女に、「だまれ!!」と叫び眼が黄金になるジャック。 

カオスと化したオフィスにキャスとチャックも現れる。
だから嘘は必要なんだと言うチャックに戸惑うキャス。「私は作家だ。嘘を書くのが仕事」
兄弟の元に来たキャスとチャック。どこにいたんだと怒る兄に、面白い話があるとギターを手にする神。一曲ぶちかます気。
ディーン安定のギター大破。

チャックは全員をバンカーに飛ばす。
怒り心頭兄貴と静かに怒ってる弟。チャックを問い詰めるも、ダラダラはぐらかす。
アマラはカジノにハマってるそうだ。ほんとかね。
リヴァイアサンもUK賢人も自分が出る案件ではない。最終戦争レベルの事態じゃないと動かないとほざく神。
ラジオをつけると世界中が大混乱。「英国女王はトカゲ人間であると確認されました」
この世界ではそれは真実だったわけだ。どうりでUK賢人がクソ(^^;
チャックが指パッチンで世界を戻す。簡単だね…。
兄「セリーヌ・ディオン最高。お、嘘がつける」 SPNにおけるセリーヌ・ディオンの立ち位置とは。
あの子供が言っただけで世界はこうなった。次は何だ。くしゃみをしたらインドが吹っ飛ぶのかというチャック。
あなたが止めるのかと問うサムに、「私じゃない。君たちがやる」
テーブルには銀の銃。
どんなものでも殺せる。ジャックでさえ。だが撃った者も死ぬ。宇宙のバランスだから。
神が死んだら世界が終わるので、自分はできない。
この時点であんたを100%信用できない
神なら彼の魂を戻せるはず。そのために呼んだのにと混乱のキャス。
魂は治せない。複雑すぎるというチャック。
兄貴はすでにやる気。神がそう言ったんだ。これしかないと。
「ビリーだって他に手がないと言った」 マラクの箱。それな。キャス今回冴えておる。
前のデスの方が好きだったと言うチャック。関係ないことまでカマを突っ込んでくる。文字通りの鎌。なにかある模様。 

ディーンの部屋にて、定例兄弟会議。
自分が引き金を引くと決めている兄。諦めないのが僕らだろと弟。
ディーン「ジャックはまるで死んだのはおふくろが悪いみたいに言った」
サム「魂がないんだよ!」 
もとはと言えばジャックに頼まれもしないのに彼を戻した。ジャックは僕らを救うために魂を燃やしつくした。自分を責めているサム。

「なのにディーンは僕に同意してもらえば済むと思ってる。いっぺんにディーンとジャックを失うけど平気だよって僕に言ってほしいんだろ」
「言えないからな。絶対に言いたくない。嫌だ」
「もう失いたくない」 

サム(大泣)

ディーンの眼を閉じた表情(むせび泣)

墓地に来たキャス。車に当たってる。人間ぽい。そこにジャックが現れる。
「キャスに会いたくて」 キャス、息子をがっつりハグ。 

サムはチャックと会話。
異次元はいくつある? 数え切れない。逆転してる世界や黄色だけがない世界。リスしかいない世界もある。
リスディーン、サムースの世界、絶対作ってる。
次第に不信感を募らせるサム。異次元ミカエルが言ってたことを持ち出す。
「書き損じの原稿を放り出したとミカエルが言ってた。ここも放り出す気?」
「君たちは他の次元のサムとディーンよりお気に入りだ。君たちは面白い」
色々深読みができる言葉だが、異次元兄弟という爆弾をサラッと落としたな。
「見てたのか…? 留守にしてた間も僕らを見てた」
「見逃せない番組みたいなもの」
「なんで僕らがやらなきゃならない!!」
ついに切れるサムだが、チャックのジャックへの怖れを見抜く。しかしすでにディーンは銃と共に出発していた。 

クラインのおばあちゃんを傷つける前に逃げたジャック。キャスは少し安堵。
「何も感じない」「良い人になりたかったのに、今の僕は空っぽだ」
誰にも見つからないところに行って変われるのを待とうと、キャス逃避行のお誘い。
しかしジャックが見た先には、銃を握ったディーンが立っていた。
キャスはジャックを逃がそうとするが、もう逃げないと言ったジャックはキャスを吹き飛ばす。
逃げないのは偉いが、優しくのけてやれよ。 

ジャック「もう閉じ込めたりしないよね」
ディーン「しない」
兄が銃口を向けると、ジャックはその場にひざまずく。逡巡するディーン。
サムが駆けつける。チャックもいつの間にかいる。
ジャック「わかってるから」「それだけのことをした」「ディーンは正しい」
「僕は怪物」 

( ;∀;) 

固唾を飲むサムだが、隣のチャックの表情を見て。
「楽しんでるのか…?」
ディーンは銃を降ろす。できないよね、兄貴には。
銃を捨てたディーンに、チャック「駄目だ。銃を拾え!」「物語の結末が違う」
自分が想定した華々しいフィナーレを得々と語るチャック。
サム「僕らをもてあそんでる。ずっとそうだった」
不信感を顔に出したディーンに、「悪いが君の弟はおかしくなってる」 

神ともあろうものが、それが禁句だと気づかぬか

さらに「メアリーを戻してやる」
書き手にしては、キャラの心理をつかんでない…
ディーン「違う。おふくろはこんなことを絶対に喜ばない」
ついに神に対し、怒りマックスの兄弟。
サム「いつ終わるんだ」
ディーン「これは物語じゃねえ。俺達の人生だ」「神だろうと関係ねえ。地獄に落ちろ」
神が地獄落ちという新しい概念。兄概念。
好きにしろと、チャックは指パッチン。ああ! ジャックの眼が燃えて…。
とりすがるキャス。やめろと掴みかかるディーンを吹っ飛ばしたチャックを、サムが銀の銃で撃つ。
しかしチャックに当たったところと同じ肩が傷ついてしまう。
怒ったチャックは、「結末を見せてやる」 一転、空は暗くなる。 

死んだジャックの傍らに座り込むキャス。
ディーンはその銃だけが方法だと言ってたはずだと。
キャス「彼は作家だ。作家は嘘をつく」
目が黒焦げで死んでるジャック。残酷… 

が…

虚無で目覚めるジャック。虚無たん(場所の虚無と区別するために呼びます)が、スマイル作って近づいてくる。
そしてビリー。「話をしましょう」

地面が割れ、魑魅魍魎たちが蘇る。地獄に落ちた魂が解き放たれた。
白いドレスの女。ピエロ・ゲイシー。血まみれメアリー。なつい。 

墓地で怪物たちに囲まれた三人は。
 

ラストに流れたのは、モーターヘッドの「God Was Never on Your Side」

“神はお前に寄り添わない”

 
はい、この最終回は本国で大ブーイングでした。今回の脚本を描き、ショーランナーでもあるダフ氏にね。
結局はチャックこと神がラスボスで元凶。それだけはやめて欲しかったと。
次のシーズン15で終了が、これを撮影した時にすでに決まってたのかは知りません。 

私もチャックが大ラスのヴィラン(悪役)になったのは残念ではあります。シーズン4で初登場した時の、うらぶれて自信のない三流作家で、翻弄された預言者のチャックが好きだった。
シーズン5でのSPNコンベンションの話は大のお気に入り。
それが孫を平気で殺すじじいになり下がった…。

演じてるロブはどう感じてたんだろう。シーズン11で再登場しメタトロンと会話した回でも、天使や人間をネグレクトした親としての神は理解しがたかったとコメンタリーで言ってた。でもチャックの悪い顔、上手いよね(笑) 悪役は役者にとっては演じ甲斐があるから、開き直って楽しんだのかな。 

神がラスボス設定は、以前の彼の言動がすべて偽りだったことになるのでやはり辛いな。素晴らしかったメタとの会話の応酬も真実味が無くなってしまい(あれはメタのカーティスさんが名演技)、アマラとの一件も、結局は兄弟が丸く収めると想定しての芝居? ルシキャスに言った「最も愛する息子」も嘘八百? 何もかもがフェイクになってしまう。 

チャックが初めから神の設定だったのか。確かにシーズン5のラストで消えてたので、普通の人間ではなかった。そしてのちの預言者であるケヴィンとドナテロは石板解読者のようになっていて、チャックのように預言の夢を見たりはしなかった。
クリプキはシーズン5までの構想だったから、チャックがふっと消えていく場面はシャレた感じで想定してたんだろう。神であろうがラスボス設定はなかったはず。でもその後10年も続き、いよいよ神そのものを出さないと無理な流れになってしまった。
作家という設定も使えるので、メタとのやり取りに入れた。ロブも人気がある。コンベンションで常連になった俳優のキャラは蘇るのも、SPNにおける内輪事情である…。 

幻影とはいえまたもルシが出てきて、まだ出んのか勘弁しろよと思ったが(ペリさんごめん)
ジャックは悪役ではないし、ラスボスに神を持ってくるために悪役不在の穴を埋めさせただけだね。もうペリグリノ氏に出張ってもらうしかなかったんだな。
しかしあのルシすら、チャックが孫を排除するために送り付けた幻影じゃなかったかと疑ったぜ私。ちなみに本国じゃ、”ジャキファー“と呼ばれたらしい。ジャックのルシファーだから(^^; サミファーとかキャスファーもいたので…。 

ダフさんはチャックは表舞台に出るべきじゃなかったと言ってたらしいが、それって前のカーヴァ―さんの案だったの? それなら再登場させてラスボスにするこたあないじゃねえか。当てつけでネガオチにさせた?
悪役の種は尽きており、神の姉すら兄貴の美貌と説得でこなしたので、あとは神自身しか出せないのはわかるけどさ。 

いずれにせよ最もつらいのは、神がウィンチェスター兄弟を選び復活させてきたのも、すべてお気に入りのゲームのコマだったからというところですよね。
どのシーズンの終わりか覚えてないんだけど、私は兄弟が決して諦めず自分たちの選択を続け、罪や失敗を重ねても乗り越えていくからこそ、神が彼らを選んだと書いた覚えがあるよ…。 

この回はシーズンフィナーレの中でも飛びぬけて評価が低かったとか。だろうなあ。
それでも私は全然ポジティブ思考ではないけれど、その時に提示されたものの中で強引にでも納得いく方向を見つけるスタンスです。落ち込むよりねじ伏せるw
J2の演技は素晴らしかったし、ミーシャとアレクも力演でした。 

ディーンもジャックを可愛いと思ってた。だからこそ、彼はもう怪物で前のジャックじゃないから殺していいと自分に言い聞かせていたと思う。それに結局、復讐じゃなくて心中だったからね。
ディーンが求めるのは心からの後悔の念だった。魂をなくしたジャックがそれを感じられないのはわかっていても、受け入れられない。
でもジャックは自分がモンスターだと認めてひざまずいた。あれで兄貴の心は揺れて、逆説的に静まった。
ジャックはあの時も、メアリーの死は事故だとしか思えてない。それでも、しでかしたことの大きさや「人として」は間違いを犯したことを認めてた。とてつもない大ごとを起こしてしまう自分が、怪物だと受け入れた。
「受容」こそが究極の武器。S10ラストでサムを殺そうとして、結局受け入れて見上げてきた弟を殺せず、思わず死の騎士をやっちまった兄を思い出した(笑)
ジャックはまたも、必殺弟技を知らずに受け継いでおる。 

サムもまた、チャックの言動に真っ先に違和感を感じ、見抜いた。
神を撃って自分も傷ついたのは、毎度のパターンの最後はやはりサムなのかという感じでしたが。
ディーンに告げた「僕に同意してもらえば済むと思ってる」
ディーンは弟が死ぬのは耐えられず、自分の決断もサムが認めてくれればOKというのがあり、そこをきっちり指摘したサム。
兄はその後のことをいつも弟に考えさせられる。そこがディーンの弱点でもあり、弟への強い愛でもあるのだが。
これって実はのちのち回収される大きなフラグなんだよね…。

アレクは本当に逸材で、悲しそうなジャックの表情は心が痛くなる。ロボサムはボビーを殺そうとしたのに、魂失くしても良い人間でありたかったジャック。祖父母とまた話をしたくて、優しくしてもらいたかった。
以前アマラに魂吸われたオタク君も、自分は何をするかわからないからと自ら警察に自首したよね。ドナテロの件もある。魂無しの定義とは? 何も感じないようには見えない。
一番心打たれたのは、こうなってもまだ、ジャックにとっての「父親の指針」がディーンにあったこと。
あくまで守ろうとしてくれるキャスでも、殺す以外の道を見つけようとするサムでもなく。
二人のことも慕ってたけれど、ジャックは自分の力の大きさと、道を誤った場合への怖れがあった。
だから自分に対し、むしろ危ぶんで厳しくもあったディーンを頼りにしていた。
叱って、正してくれる存在としての父親像。それがディーンだった。
それをディーンもあの時感じたんだと思う。 

キャスも熱心なファン以外、色々言われてたな。ジャックを守ろうとするためとはいえ、導いてやらねばとか、母親を殺された兄弟にしれッというもんじゃないとかね。
私もボビーとのやり取りではイラっとしたんだが、おおむね今回のキャスは良かったと思う。ずいぶん人間ぽくなった。ジャックを想わず固くハグするところとか、ミーシャの実年齢がにじみ出て、壮年期の感じが逆に合ってたな。
それでもやはり彼は天使なんだよね。兄弟の心痛を思いやり、自身もメアリーのことを悲しんではいても。
いずれ虚無との約束が訪れる日が来ると覚悟していても。
長い悠久の時間を過ごしてきた天使。人間である兄弟の密度の高い凝縮された人生と悲哀とはズレがあって、それはキャスのせいじゃない。息子と思うだけでなく、世界を良く変えることができる力もあるジャックを守ろうと決めている。
サムを何としても守ろうとしてきたディーンのように、力は遥かに勝っていても子供であるジャックを守り抜こうとしたキャス。
しかし一時的にでも地獄の檻に入れて、魂を戻す方法を考えるつもりだったようだが。
それってマラクの箱に閉じ込めようとしたディーンの案とさして違わないのでは。地獄の檻も実父が入ってたトラウマ案件で、ひどい場所だぞ。おまけに伯父さんもいる(^^; 

前回のデュマのセリフ、「天使に元から慈悲なんてない」 魂無いしね。
その割には名誉欲や出世欲はかなりある。
なのに憐みや、人間らしい感情を持つに至ったキャス。
もしチャックがこっそり魂入れ(位牌か)してるのでなければ、天使も経験や交流で優しさも習得していけるのであれば、魂ある無しは言い訳になる。
ジャックは自分の過ちは認め、犠牲になることも受け入れたし、ドナテロも折り合いをつけていた。
感情が失われても愛の記憶は残り、また感情を育てていくのではないだろうか。 

結局はウィンチェスター兄弟とファミリーの苦難の人生は、ほかならぬ神のお気に入りのゲームキャラ設定だった。同人作家めいたキャラいじめ萌え志向。バッドエンド好きと、一番デカいファンフィクネタをぶっこんでしまったラスト。
原作でそれはないと、大混乱に。
ラストシーズン、最終話はネタバレ見たけどあとは一切見てないので、どう始末をつけたのかまだ知りせん。
異次元ボビーも最終話に出なかったし、メアリーのこともあっさりだった。異次元チャーリーはどこへ。二人とも最終シーズンには出てるのかな。
虚無とビリー。ビリーに関しても色々あるようですが…(神がフラグを立てた) 虚無たんに関しては、ジャックを子供と認識してか、スマイル印を自分で作ってる時点で人間ぽいじゃねえか。何とかなりそうとしか思えない。 

もうここまでご長寿ドラマだと、正直クリプキ御大が戻ったって矛盾無き采配に戻せたとは思えない。私はともかく兄弟愛、家族愛が描かれ、それを間違いなくジェンセンとジャレッド、ミーシャとアレクが見せてくれるだろうから、それを見れば満足する。 

チャックが元凶と決まったから、ルシファーの大グレも異次元ミカのご高説も無理はないみたいな感じになったが。私は変わらず大天使ガキ過ぎ派です。
ミカの神の書き損じを焼いて不完全な世界を消す計画も、親父の散らかしを断捨離して回ってることになるじゃん。いくらでも新しく作れるチャックは気にしないでしょ。むしろ独立して、異次元の自分も兄弟もみんな結託して良い世界作れよ。 

すべてを作った神、ジャックの魂も戻せたんだろう。でもチャックの失策は、思い通りのコマでは面白くなくなったこと。自由意志を与えた。すべての世界と生きものと、その設定を作ったけれど。
選択権を与えてしまった。キャラが育つゲームのように。
その結果が兄弟の選択。そしてジャックの誕生。
おそらくジャックが生まれることは想定してなかった。「アブラハムとイサク」の父と息子の物語になぞらえて、兄に殺させようとしたけれど。あれもジャックが生まれてから書いた脚本。
しかしそれを自作のメインキャラたちが却下した。 

「物語」にハマってた書記のメタトロンよりも、物語と創作物を好き勝手に動かすことにハマってた神に、作られたキャラクターであり、創造主の意図せぬ意思を持つ主人公たちーウィンチェスター兄弟とその家族たちが反旗を翻した。 

最終シーズンの決着は。

 

今日、密林から明日DVD届くよメール来ました。
その前、ギリ終わったぜ…。

最終シーズン感想は、例によってできるかわかりません。
私は背中や腰を痛めやすい。今回は首に来てる(^^;
全話が無理な場合、最終話の感想だけは上げたいと思ってます。

 

 


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