別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン5 その17

2014-01-01 22:24:16 | シーズン5
第20話 4つの指輪

・四騎士の“疫病”を捜す兄弟。形跡は見られるもののみつけられない。ボビーと連絡取りつつ、インパラで移動中。
・突如後ろの席に現れるクラウリー。天使はいきなり現れるのがディフォらしい。
・ルシファーはコルトでは殺せないと知っててけしかけたな!と切りかかる弟。しかしクラウリあっけらかん。
・まるで悪びれず、お前らが失敗したんだろと言ってのける。こいつのいけしゃあしゃあぶりは中々のもの(^_^;)
・疫病の手下の悪魔を教えてやると言う。前回でガブリエルが、俺の他は誰も知らないと言ってた魔王閉じ込め作戦はすでに漏れ漏れ。
・大不信のサム。しかしクラウリーもサムが嫌いだから連れてかないと(笑) 奴の手に乗るしかないと二人で出ていく兄貴。弟は愕然(笑)
・お留守番サミー。飲んだくれながらボビーに電話で愚痴ってます。夫婦兄弟喧嘩のセラピストまで勤めてます。たいへんですボビー。でも慣れっこ。
・ところがサムはとんでもないことを。ボビーが下っ端悪魔に取りつかれ、自分を刺して己を取り戻した時のことを詳しく聞きたがる。
・檻を開けても、ルシファーをそこに連れてきて入れなくちゃならない。自分が器になる承諾をして、ルシファーごと檻に飛び込むと。
・俺をどこまで苦しめれば気が済むんだ<ボビー
・俺らをどこまでやきもきさせれば気が済むんだ<ファン
・自分に憑いたのは下っ端の悪魔だった。おまえに憑依するのは魔王なんだぞ。お前の怒りや悲しみに取りついてくる、無理だと怒鳴るボビー。もっと言ってやってくれ。
・しかし、言えば言うほど反対のことをするんだよこの子はよ。
・疫病の子分は、<ニビアス製薬>の若副社長ブレイディ。インフルエンザワクチンにウィルスを仕込む算段。会社に乗り込むディーンとクラウリー。
・だが、社長室に向かうエレベーターにいってらっさいと兄を押しこむクラウリー。できると思え、自分を信じろって、悪魔のくせに自己啓発フレーズを。
・不安げにエレベーター内で装備を見直してるディーン。弟のクラウリーへの態度はジェラシーにせよ(笑)、なんでそんなに悪魔に従順なの。
・ディーンって、揺るがず命令してくる年上の男に従ってしまうパブロフの犬的ななにかがあるものと。
・「ディーン・ウィンチェスターか。アポを取ってないな」余裕のブレイディ。2騎士の指輪を兄弟が取ったことも、メモで見たそうだ(^_^;)
・2つの指輪を取引にブレイディをおびき出すクラウリーの作戦。ところが全く気に留めず、兄貴をボコる方にご執心な副社長<(`^´)>
・頭から血を流すディーンのうつくしいこと…←
・あわやのところで、うしろからブレイディのどたまにズタ袋かぶせ、めいっぱい殴りつけるクラウリー。
・俺を囮にしたな!という兄にも、悪魔と手を組むとそういう目に会うんだとまるで日常ちゃめしごとな口調。
・サムにブレイディを会わせたくないので、アジトには戻るなと言うクラウリー。それを聞いた途端、訳を話すまで動かんぞと強硬姿勢のディーン。
・自分がいたぶられても怒りもしなかったのに、ことが弟絡みだと物凄い変わり身。あにき…
・イライラしながらも大人しくアジトで待っていた弟の前に、兄貴ではなくクラウリーが。
・「ディーンにお前をできるだけ遠ざけろと頼み込んだが、奴は失礼極まりない暴言を私に浴びせた」
・鼻で笑うサミのドヤ顔ぶり。
・兄貴はやっぱりお前なんか屁でもないんだ、みたいな。
・スケアクロウ状態のブレイディを悪魔封じの椅子に縛り付けてながら、お前を信じてると言うディーン。わけがわからないサム。
・ブレイディはサムの大学時代の旧友でした…! しかもジェシカを紹介したのは彼。激昂して殺してやると掴みかかるサム。
・兄弟がすったもんだしてる間、クラウリーとブレイディが悪魔同士の膝付き合いをするが効果なし。どこかに消えるクラウリー。
・サムはディーンを閉じ込めてブレイディと対峙。大学2年の前にはいい奴で親友だった彼。感謝祭の時に黄色い目のアザゼルに命じられ取りついたと。
・ジェシカを殺した時にもアザゼルを手伝ったと挑発する。サムに殺され勝ち組として退場するのが望み。必死に自制して踏みとどまるサム。
・悪魔を大量殺戮してきてタダイマのクラウリー。ブレイディもお仲間と触れまわってきた。もう殺してはもらえず永遠に魔王に拷問を受ける立場だぞとニヤリ。「よろしく、ダーリン」
・しかし後を地獄の番犬が追ってきた! さっさと消えるクラウリーに、だから言っただろ!とサム。
・「ああ、お前は偉いよ!」 おどけくさる兄。それでしまいか。その言葉は弟が言えるセリフじゃないと言ってやれ。
・塩をまく間もなく、襲いかかってくるヘルハウンド。全員死にかけてないので、声はすれど姿は見えず。
・そこに御戻りクラウリー。「マテ!」ってヘルハウンドに!(^0^;)
・お預けしたのは自分の犬。マイヘルハウンド…
・追ってきたのよりデカイそうです。見えない犬どもの闘いに乗じて逃げだすゼなう。
・「愛犬が勝つに1,000ドルかけるよv」 悪魔、うちのコ自慢。
・ブレイディは疫病の居場所を白状。兄が彼の周りを塩で囲み、弟仁王立ち。
・言葉攻めでサムをいたぶるブレイディ。お前は俺たちと同じだと言う。一つだけ違うのは。
・「お前の地獄は地の底じゃない。ここにある」
・あっちゅうまにブレイディをかたしてしまうサム。「おもしろい意見だ」
ドヤ顔どころじゃない邪悪だよお前の顔
・複雑な目で見守る兄貴…
・ボビーん家にやってきたクラウリー。ズボンを撃たれて「このスーツ好きなのに!」
・死の騎士の居場所を突き止められる。その代わりにボビーに望むのは。
・ボビーの魂!
・が、貰うのではなく、ちょっとレンタルしたいだとー?
・何を考えてるのかクラウリー。そしてボビーの選択は。以下次号!


今回は、悪魔クラウリーが出張った回でした。何回クラウリーと書いたでしょう(^^ゞ 
これを入れてあと3話に迫ったシーズン5。四騎士中あと二人を見つけて指輪を奪い、ルシファーをおびき寄せて檻に閉じ込める。修羅場の漫画家かコ○ケ前の同人作家並みに詰まった予定に、かなり重要な手がかりをつける役どころのよう。
おおよそ油断のならない奴なのは見ての通りなんだけど、この狡猾さは今まで出てきてないタイプなので面白い。ルビーは女の狡知に長けてたのとサムが利口馬鹿だったおかげでのさばったけど、奴は悪魔版トリックスターというところか。
自分の利益だけを考えて動く、誰にも忠誠を誓わない立ち回り悪魔。フリーランスの業界人に憑りついているというのがそれらしい。
ザカリアも大企業の中間管理職に憑依してたが、天使も悪魔も誰にでも乗り移れるとしても、性質の似通った人間を選んでるわけですね。まあそれでルシはサムを選んだってアピールしとるが(^_^;) でもミカエルとディーンは御同様でもないからね。

上から目線は同じでも、兄弟やボビーを取り込むのに気を抜いてない。俺は悪魔だ気をつけろ、だが利害関係は一致だから協力し合おうと、霊の手も借りたい状態の兄弟&ボビーにつけいるやり方は好感とはまさか言わずも、納得できる悪魔っぷり。
頭を使えるおっさんには得点高い私(笑) 面白いわクラウリー。

残り2話にして、サムの究極の選択を匂わしてきた回でもありました。
うーん、非常に難しいよね、色んな意味で。
折に触れて思うんだけど、兄は特殊な運命に選ばれた弟に振り回されながらも守ろうとする立場から、自身も巨大な役割を振られてることが明らかになった。ディーン自身の運命もフューチャーされてきた。
ウィンチェスター兄弟の運命を描く物語は、多少兄びいきの人が上回る感じがあるが同等の比率で二人主役の看板に見える。
けれど、やっぱりこの話の本筋の主役はサムだと思うんだよね。

ジャレッパの方が先に名前が出るってのもあるけど(笑)、それだけじゃなく。
ミカエルの器に選ばれたディーン。でも、やはりそれはルシファーがサムを選んだからであり、巻き込まれた方の立場を感じる。
黄色い目のアザゼルがメアリーママに目をつけたのも、ウィンチェスター家以外にも自分の血を飲ませた超能力キッズたちを多数つくったのも、サムを選ぶと決めてたルシを復活させるための手段や余録にすぎないような。
つまりは、サム中心に物語の基軸はある。

見せたいものは兄弟愛と家族愛であり、サム・イズ・ダークORブライトヒーローってことじゃないけれど。
兄貴の苦悩の涙と選択はいつでもスパナチュの白眉であるけれど。
サムが選ぶこと、向かう道がこの物語の大きな幹であり、そこから物語は始まっている。
当初このシーズン5で終わる予定で作られていたスーパーナチュラル。本国で放映中のシーズン6では総指揮のクリプキが一歩引いて、セラ姐さんがトップに立っているようですが。流れとしては継続していても、シーズン5で元々の物語はいったんの終着としているようです。
ならばやはり、クリプキの中の主筋はサムが最終的に選ぶこと、そしてそれをディーンはどう受け止めるかだったと思うんですよね。

残り2話。ルシファーとミカエルがどれだけ強大であろうが、神が干渉も手助けもしてくれなかろうが、
だからこそ人間である兄弟が選ぶ道が正否を超えた意味があることを、見せてくれるのかなと思っています。



(2011.1.1)

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