子どもの未来を考えるゆるやかなネットワーク♪ IN 東村山

原発震災以降の不安をひとりでかかえない、孤立しないためのゆるやかなネットワークを作りつながりを育み、一緒に考える会

『福島レポート1』

2012年01月14日 23時45分51秒 | ゆるやかネット発

 

*ゆるやかネットメンバーの個人レポートです。

   

 

110日(火) <AM9時> 

 

原発事故以降、福島の情報は新聞やネットなどで伝わってきましたが、実際の現地はどうなっているのだろう、子どもたちはどうしているのだろう、自分の目で耳で確かめたい、との思いが強くなり、特に知り合いがいるわけでもありませんが、とにかく行こうということで仕事の休みを利用して突然ひとり今新幹線に揺られてます。


ただ福島に行ってどうする?、測定するだけなら失礼では?、何ができるの?と、切符を買う瞬間まで悩みましたが、現地の今を感じたい、特に高線量と言われる福島市の渡利地区は実際どうなのか、自分の目で確かめたいという気持ちが押さえきれず、出発することにしました。


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代後半の妻子あるおじさんがやることではないかもしれませんが、こんな機会はなかなかなく今は気持ちに正直にいたいと思います。


新幹線から見る雄大な山々。東京では感じられない自然の力強さを感じます。同時にこんな大自然を広範囲除染するなんて、できるの?とはっきり思います。


大宮駅から1時間で福島駅到着します。自分が思っていたよりもかなり福島は近いですね。自分の感覚とのずれを修正する旅でもあります。


那須塩原通過後、線量が跳ね上がりました。大宮駅0.07μSv/h  那須塩原0.30.5μSv/h → 郡山0.40.8μSv/h → 福島0.20.5μSv/h。新幹線内ですが那須辺りから明らかに乱高下してます。


*測定機はDoserae2という機種を使用しています。掲載されている数値は、地上1m程度
の腰ベルトに測定器を装着して歩きながら確認した数値ですのでおおよそになります。新幹線内では、窓側の棚に置いての計測です。

 

 

<AM10時>

 

突然来た福島でしたが、駅を出た瞬間いきなり北風の洗礼があり、地図も持ってこなくて、ギブアップしそうになりましたが、とにかく歩こうと思い歩き続けました。駅徒歩1分の道路で1μSv/h以上あり衝撃。それからは感覚麻痺の連続。そして会う人会う人マスクをしている人が少ない…なぜだろう。


街のあちこちで見かける『がんばろう福島』の旗。東口を少し散歩。雪が路上に多く残り、スニーカーの僕はちょっと危ない足取り。一目でよそ者?と分かる感じですね。県庁や学校など周囲を歩き測定機を見ると、軒並み高く1.31.9μSv/hもあり故障を疑いましたが、下がりませんでした。普通に職員の方や子どもたちが過ごしてました。

 

スーパーにいくつか入りました。ある小さなスーパーでは、福島産牛肉ステーキが格安で売ってました。他は国産しか書いてなくわかりませんでした。福島県周辺近県野菜が多いのですが、わりと北海道産などの野菜や魚が多くありました。売ってるものはこちらとあまり変わらず。そのスーパーの掲示板に、『日本人は放射能に強い』と書かれたチラシを見てびっくり。隣には『放射能に強い食材一覧』のチラシがありました。


写真は、福島駅から渡利地区に行く天神橋から撮りました。阿武隈川がとてもきれいでした。
福島にはこんなすてきな風景がたくさんあるのでしょうね(*^^*)しばらくの間、見とれてしまいました。

 

 

続きは明日以降に掲載いたします。この記事を読んで不快に思われた方、大変もうしわけありません。疑問に思われた方、またはどんなご意見でも構いませんので遠慮なくコメント、メールをくださいね。お待ちしてます。




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