ベクレルフリーを目指した手作りワッフル☆
子どもまつりで、材料の産地も公開しましたが、買ったお店など、詳細はこちらです。
薄力粉、昭和 北海道産(ダイエー)
片栗粉、おいしく食べたい北海道片栗粉(ダイエー)
有塩バター、おいしく食べたい北海道バター(ダイエー)
卵、鹿児島産ふるさといろいろ卵(いなげや)
きび砂糖、スプーン印 沖縄産(いなげや、コモティイイダ)
てんさい糖オリゴシロップ、北海道産(BIG-A、いなげや)
豆乳、ふくれん 福岡産(COOP)
レモン汁、ポッカレモン広島産(ダイエー)
ベーキングパウダー、アルミフリーベーキングパウダー パイオニア企画(いなげや)
ワッフルシュガー、てんさいは北海道産。サトウキビはオーストラリア、タイ、沖縄、ブラジル、南アフリカ、フィリピン、グアテマラ産。富沢商店(国分寺丸井、立川ルミネ)
5月12日(日)、八坂小学校で子ども祭りが開かれました!!
今年は、ゆるやかネット&ガイガー東村山で、ベクレルフリーをめざす手作りワッフル屋さんを出店しました
模擬店を出すきっかけは、『お祭りとかで、安心して子供にも買える模擬店があると良いよね』というメンバーのおしゃべりの中から。ないなら自分たちでやろうよ!!じゃあ、材料は身近で買えるOKフードで!!産地も表示して!!
もちろん市役所の無料放射能測定もしようね!!と盛り上がって、出店が決まりました
いざ始めてみると、模擬店を出すことも、ベクレルフリーのおやつを100個作ることも、すべて初めて
Hさんが試作に試作を重ねて、やっとできあがったレシピは、自然な甘みで優しい味わいのワッフル☆
前日、公民館の調理室に大人&子供12人集まって、3時間かけてワッフルを焼き上げました。
時間内に終わるかどうか?材料の忘れ物はないか?ドキドキしながら準備に入りましたが、そんな心配を吹き飛ばしてくれたのが子供たち!!小学生の女子も男子も手際よく、粉をふるったり、卵を割ったり、次から次へと手伝ってくれて、とても楽しいひと時でした。
お祭り当日は晴天で、八坂小には3千人の来場者!!
↓ 模擬店が始まった10時から、お客さんはひっきりなしに続きました。
↓ A看板には、材料の産地を表示しました。
裏では、ホットプレートでワッフルを温めなおして、ゆるやか&ガイガーのロゴ入り紙袋に入れて販売☆
(Hさん作・消しゴムはんこ)
ワッフルのレシピ、グループのチラシ、空堀川のホットスポットチラシも、一緒にお渡ししながら。。。
市役所での無料放射能測定もしましたよー!!
グループの手作りのぼりが、初お披露目です☆(Hさん作)
ワッフルはぞくぞく売れて、なんと販売開始1時間で、100個完売しました!!
子供たちや親御さんが目の前で『おいしい!おいしい!』と言いながらワッフルを食べる笑顔を見れて、それまでの疲れも吹き飛ぶうれしさでした☆
ベクレルフリーのワッフルをお目当てに、子ども祭りに来てくださった皆さん、私たちの思いに快く協力してくださった皆さん、どうもありがとうございました
今回、自分たちで模擬店をやってみて、いろいろなことを考えました。
食材選びをどこまでこだわれば安心だと思えるのか?遠くから取り寄せる方が良いのか?身近で買える物を使うのか?市役所の下限値10ベクレルの放射能測定は、粉で測る?材料を全部混ぜて測る?などなど。いろんな場面で、いろんなことを決めていくプロセスがありました。
大事にしたかったことは、、、
『ワッフルを食べる子供たちや大人たちが、自分たちが食べる物が何から作られてるのか?どこで作られた材料なのか?ということに、もっと関心を持ってもらえるように。
そして、放射能を気にして食べ物を測定すること、産地や汚染されやすい品目を気にして食材選びをすることが、今よりも、もっともっと広がるように。 』
少しでも、私たちの思いが届きますように
(↓↓ お祭りで配ったチラシ ↓↓)
★ゆるやかネットのチラシ
★ガイガー東村山のチラシ(2013年版)
★ワッフルのレシピ
★空堀川のホットスポットチラシ
お知らせが、前日になってしまいすみません。
明日5月18日(土)、第25回 子どもの未来を考えるゆるやかなネットワーク&ガイガー東村山 合同会議があります。
興味のある方はぜひ遊びに来てくださいね!お待ちしています!
参加自由、お時間のある時にちょこっと覗きにくるだけでもOKです♪
もちろん、お子さん連れも大歓迎です(*^^*)
日程:5月18日(土)
時間10時~12時
場所:市民センター第6会議室
第16回子どもの未来を考えるゆるやかなネットワーク
&
ガイガー東村山合同会議開催♪
<日時>8月4日(土) AM10~12時
<場所>東村山市スポーツセンター小会議室(和室)
出欠なし、出入り自由、初めての方もぜひどうぞ!お子さんも遠慮なくぜひ連れてきてください。みんなそれぞれ遊んでますよ♪
原発の再稼働、福島原発の不安定な状況、食品からも検出が続き、内部被曝からどうやって子どもたちを守るか、給食は大丈夫か、安全な食材をどうやって選ぶのか…。がれきは安全なのか…。福島の子どもたちは・・・。不安は際限なく続きます。
そんなとき、一緒に考えてくれたり、動いてくれる仲間がいることがどれほど大きな支えになるかわかりません。はじめの一歩はとっても勇気がいりますが、色々な思いで参加している一人ひとりと出会うことで、そこから新たな世界が広がるかもしれません。
すぐには解決できないことばかりですが、あなたの思いや声をぜひ届けてください。すぐにではなくてもゆるやかにつながっていきましょう。大歓迎ですよ~。
参加は難しいなあという方でも、メーリングリストでの情報交換、ブログへのコメント、ダイレクトメッセージ、ツイッターなど、発信方法はいくつかありますので、よかったら連絡くださいね。お待ちしてます☆
『福島レポート6』
1月10日(火) <PM6時>
帰りの新幹線で、メンバーからもらったメッセージを読みながら、今日のことを振り返ってます。行かなければもしかしたら知らないですんだことだけど、現実を知ったからにはこれで終わりにしてはいけないと思うのです。でも何ができるのだろう…。
大宮駅に着いたとき、測定器の0.08μSv/hという今日当たり前だった数字(1μSv/h)に比べて、逆に驚くべき低い数字を見て安心してしまった自分。家族はたぶん守られているという安心感を持ってしまいました。比べるために行ったのか、ネタ作りで行ったのか…。
もちろん、東村山、東京が安全だと思っているわけではありません。放射能に汚染されている事実に変わりはないです。ただ、あまりにも極端に数値の差に衝撃を受け、今いる自分の場所が安全かもしれないって思ってしまったのです。本当に何しに行ったのか…。
僕は福島の人と出会ったわけではなく、ただ街を歩いたにすぎず、ただの通りすがりでしかありません。でも行きたかった、その気持ちを止められず行ってしまった。僕の見た福島は、本当に一部分でしかないと思います。でも、一部分でも自分の目で見て知り、考え、共有すること、そして福島の人と出会ってどうつながりどう現状を変えていくか、それをひとりでは抱えきれないので一緒に考え語り合えたらうれしいなあと今は思ってます。
写真は阿武隈川から見た磐梯山に沈む夕陽です。福島の雄大な自然にひととき癒される旅でもありました。このような素晴らしい自然や景色が、福島にはたくさんあると思います。もっと人や自然を知りたい、出会いたい、今はそんな風に思ってます。
『福島レポート5』
1月10日(火)<PM4時>
レポート4では書きませんでしたが、西口は線量が低いと勝手に思ってました。それも思いこみであり、修正が必要でした。MAX福島横の橋を渡ってから、1μSv/hを超える地点が続出。スーパー、コンビニ、公園、レストラン、商店、学校周囲…など人が多く集まるところも1という数字が普通に出てきてしまいます。もう感覚はおかしくなってきて、地下道で0.08μSv/hを見たとき、低すぎるなあ、故障かなあと逆に思うくらいでした。
公園が普通に1.5μSv/hくらいあり、特に閉鎖されてなくて、注意書もカラーコーンもないのです。だから、誰も止めなければ普通に子どもは遊んでしまいます。どうしてここに入ってはいけない、と子どもに伝えないんだろう、と率直に思ってしまいました。でもここが安全と思っていると、そんなことしてほしくないと思いますが。やはり僕は外野から見ているのであり、だから勝手なことが言えるのかもしれません。でも…。
学校では生徒がマスク無しで普通に雪かきしてました。雪かきって事故前なら問題なかったと思いますが、今は除染に近いものがあるのではないでしょうか?学校では普通の光景なんでしょうが、自分は引っかかってしまいました。
駅前のヨーカドー生鮮食品売り場を見学に行きました。野菜売り場に写真のあの良く知っている貼り紙が。地元住民にも『食べて応援』なの!?地元野菜コーナーもあり、さすがに閑散としてましたが。福島駅でままどおると喜多方ラーメンベビースターを買い食べてます。新聞は河北新報、福島民友、福島民報をファミマでゲット。
あっという間に過ぎてしまった時間。もう帰らなくては…。
1月10日(火) <PM3時>
福島は特別なところじゃないというのは頭でわかってても、みんなパニックになってるのかもとかどこかで思ってました。実際に見ると、東京と何ら変わらない本当に普通に流れている日常がそこにありました。表面的かもしれませんが…。
小学生が雪を蹴って歩き、中高生が並んで仲良く帰り、あかちゃんをおんぶするママパパ、神社にお参りするカップル、犬の散歩をするおばあちゃん、買い物をする障害のある親子、屋内施設で楽しむ若者たち…。
福島駅前を歩いていても、本当にマスクをしている人が少ないのですが、高校生くらいの3人組が3人ともマスクをしていました。その後ろから来る、これまた同じ高校の3人組はしていなかったです。この違いは何でしょうか?
この時間くらいになり、結構疲れ果て、またあまりの寒さにギブアップし、MAX福島という駅前の大型複合施設で休憩しました。スーパーや100円ショップ、またUSランドという屋内型巨大遊園地があり、15分105円で遊べるところがありました。小さい子が結構います。原発事故後、こういった屋内施設で遊ぶ子どもが多いのかと思います。数値もかなり低かったです。
気を取り直して西口へ。徒歩5分位のところにヨークベニマルが。ヨーク内宮脇書店で原発放射能関連コーナーがかなり充実。しかもレジ前。なんと僕たちゆるやかネットが行った写真展&講演会でお世話になった東村山市在住豊田直巳さんの本『福島原発震災のまち』がありました!実は持ってなかったので、福島県の地図(もうすぐ帰るけど今買う?)と一緒にゲットしました!
偏見かもしれませんが、福島の本屋さんには原発関連コーナーはなく、あっても小さい扱いで情報隠ぺいが行われているのでは?と勝手に思っていたのですが、レジ前にドーンとあったのはびっくりしました。内容もうちの近くの本屋よりかなり充実してます。やはり、自分の思いこみの修正もかなり必要なようです。駅ビルの本屋にもまあまあ置いてありました。
写真は、ヨークから見た信夫山です。この山と阿武隈川をイメージした曲が、あのとなりのトトロの『さんぽ』って知ってましたか~?
1月10日(火) <PM2時>
『福島レポート3』
渡利小学校周囲で2μSv/h近く出るところがありました。全体的にとても高かったです。周囲どこを測っても低いところがあまり無い。さらに子どもたちが外でマスクをしないで遊んでました。外で遊んでるだけでも衝撃なのに、マスクをしていなかった。きっと短時間なのでしょうけど、なぜ?って思ってしまいました。東京なら空間線量で2μSv/hなんて大騒ぎになるのに…。
遊んでる子どもたちを見て涙が出て悔しくて…。福島の子どもたちはこんなに守られてないんだって。それは政府や福島県、福島市、東京電力の責任重いし何とかしてよと思うけど、でもそれを見過ごしてきた自分もまた彼らを見殺しにしてるのと同じだって思ったんだ。だからどうしたらいいかわからなくて逃げるように渡利を去ってしまった自分。
渡利地区は周りに山があり、また雨が降ると除染してもまた線量は上がってしまうとのことでした。以前紛糾した住民説明会の映像を見ましたが、避難地区に指定せず除染するとの一辺倒だったと思います。住民の参加者みなさんが怒ってました。しかし、渡利支所でも除染事業者募集の貼り紙がありやはり除染するみたいです。写真は撮っても見えづらいですが、募集の貼り紙です。
渡利の現在の状況やこれまでの経緯を見られるサイトを載せました。リンク先にはさらに様々な団体がつながってますので、調べてみてください。寄付の受け付けもしてましたよ。
渡利の子どもたちを守る会 http://save-watari-kids.jimdo.com/
OurPlanet-TV渡利地区特集(動画) http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1281
1月10日(火)<AM11時>
『福島レポート2』
天神橋から渡利地区を3時間以上かけて、初めての土地なのに地図なしで勘で歩いたため、道に迷い途中渡利支所で地図をもらいました。行きあたりばっ旅(^_^;)昔ながらの小さな路地が多くあり、田んぼや、山、川に囲まれなんとなく田舎のおばあちゃん家を思い出すような感じで、福島の中心部と趣が違いました。スープの冷めない距離に自然が豊かに共存している感じでした。
しかし、迷いながらほぼ一周しましたが、どこに行っても1μSv/h以上が頻繁に出ていて、高いところは歩いていても2μSv/h出たりします。時々最初に0が付く数値を見ると、0.8μSv/hでも低いなあと思ってしまうくらい感覚が麻痺します。
そしてやはり多くの人がマスクをしていない現実。僕はマスクをして行きましたが、あまりにもしている人が少なく、若干浮いているような視線を感じたため、外そうかと思いましたが、高い数値を見てやめました。また、定点観測的な測定もしようかと思ってたのですが、知らない街で見ず知らずの僕がそれができるほどの勇気を持ち合わせていませんでした。なので、歩きながら測定器を確認するくらいでした。
渡利支所で渡利中学校の『渡中だより第28号(平成23年12月27日号)』を入手。中学生、保護者、地域の方対象『放射線被ばく低減に関する講演会』が先月あったそうです。わたり病院の斎藤先生という方で、広島原爆被ばく者やチェルノブイリにも関わっていたそうです。できるだけわかりやすく放射線種類、性質、人体に与える影響等について説明があったそうです。
以下掲載記事より。
チェルノブイリの子どもたちの甲状腺がん発症の主な原因は、
1、国による放射線量と被ばくの危険性についての情報公開や除染・避難などの対策が遅れたこと
2、放射性物質を多く含んだ牛乳の摂取による内部被ばくであること。
3、体内に取り込んだ放射性物質を体外へ排出する効果があるとされる、海藻類を食べる習慣が無いこと。
チェルノブイリ原発事故で放出された放射線量は、東京電力福島第一原発事故のそれと比
較してはるかに大量であり、上記の1~3までを考えたとき福島県の場合は、内部被ばく
による甲状腺がん等の発症は少ないと考えられるそうです。
また、細胞分裂の盛んな子どもほど、リスクは大きくなる傾向があるけれど、線量的には
深刻に考えるほどのものではないこと、また、放射線についての正しい知識と健全な食生
活を心がけることが重要であり、健康な体作り、冷静な判断と行動に心がけて生活してほ
しいとのことでした。という記事が掲載されてました。
最後の方の『…線量的には深刻に考えるほどのものではない…』とのこと。学校発表の校
庭線量0.41μSv/h。僕が測って実感した渡利全体1μSv/h以上が多いという現実。深刻で
はないのか…。どうして甲状腺がんの発症が少ないと言えるのか…。