
東京都議会での「結婚しろ」発言や環境大臣の「金目でしょ」
発言が世間を騒がせている。
多くはそれ程の考えがあって発せられた言葉ではないのであ
ろうが、いずれも発言した本人がまずいと感じた頃にはもう
取り返しのつかない状況になってしまっていた。
ではなぜこのような放送事故?とも言えるような不規則発言・
不穏当発言がくり返されるのであろうか?
特に都議会での野次についてはまさにセクシャルハラスメント
そのものなのだが、野次った本人は声を発した瞬間もその後
騒ぎとなり出しても露ほども失言とは思わなかったのだろう。
一議員の意見や主張に対し自身の政治観や信条から発する
止むに止まれぬものであるならまだしも、相手の性別・出自・
思想等に対する不用意発言は決して許されるものではない。
それにしても都議会での顛末を見ると、何故議長なり委員長
なりが、あのような不規則かつ不穏当な野次を制さなかったの
かの方が不思議だ。
先日小平市議会6月定例会においても某議員の一般質問で
の「〇〇が〇〇しているとしか思えない」という発言が、理事
者に対する不穏当発言に当たる可能性があるとされた。
小平市議会では議長が采配を振るい、発言者も撤回を認め、
動画の音声も問題の発言部分が削除された。動画の音が
途切れているのは何らかの理由で音声が消されているのだ。
都議会では、発言ではなく野次であったからスルーされたのか
も知れないが、一昔前はどうあれ今後は議場であっても他で
あっても不規則発言は最早許されない時代に入ったといえる。
国会議員であれば院内発言について罪に問われない特権が
あるが、地方議員には、議会での発言に特権は全くないのだ。
つまり名誉毀損で訴えられる可能性や懲罰動議を発せられる
可能性もあるということになる。
今後は心してそれぞれがそれぞれの政策で競い合う議会と
なっていかねばならない。
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ
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