日本政治の中で公明党が果たした役割について、政治評論家 森田 実氏の第三文明誌への寄稿抜粋その4最終回です
人類を不幸にする共産主義思想の危険
第一次世界大戦が終わった後、「資本主義を否定することが戦争防止になる」という考えが広がり、インテリたちは共産主義に傾倒していきました。
1917年にはロシア革命が起こり、22年にはソビエト連邦が成立。21年には中国共産党ができ、22年には日本共産が結成されました。世界各国で第一次共産党ブームが起こり、資本主義対共産主義の対立の時代が始まります。
第二次世界大戦が終わると、第二次共産党ブームが起こりました。ベトナムや中国では共産主義革命が成功し、キューバや東欧諸国にも共産党政権が広がっていきます。そして世界は冷戦構造に入っていきました。
共産主義の広がりによって果たして人類は幸せになったのでしょうか。決してそんなことはありません。共産主義国では、多くの国民の自由が奪われ、最大の共産主義国家だったソ連は崩壊してしまいました。
格差や貧困といった社会問題が生じるたび、「共産主義の時代だ」と極端な意見に流れ、その都度失敗してきたことを、私たちは反省しなければなりません。
このところ日本共産党がスターのようにもてはやされ、彼らが調子に乗って野党全体を束ねようとしているのは非常に危険な兆候です。共産主義の根幹には「強いものが弱者を滅ぼすことによって平和が到来する」という暴力的な思想があります。
今後はそうした「力の論理」に頼るべきではありません。「中道の政治」によって解決していくべきです。今私たちが重視すべきは「調和の思想」、異なる他者が共に生き抜く東洋の思想ではないでしょうか。
共産主義は極端から極端へと向かい、反対派を潰す戦いの思想です。それに対し、東洋の思想の根底には「和を以て貴しとなす」という調和と中庸のダイナミズムがあります。
公明党は見えざるところに手を伸ばし、現場主義で隅々まで光を当てる。「大衆とともに」という立党精神に根差し、苦しんでいる大衆と一緒に歩んで行く。(以上終わり)
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)小平市議会議員のホームページ