眠れる小鳥

本とゲームの感想を書いたりします
日々のことも書くかも
好きを語れるようになりたい…

わたしのライトノベル・オールタイム・ベスト100

2024年07月07日 19時50分34秒 | ライトノベル

しばらく前に、話題に乗ってライトノベル・オールタイム・ベスト100を選んだのをnote記事(いさな名義)にしたものです。

 

ライトノベル・オールタイム・ベスト100を選んだよ|いさな

話題に乗ってライトノベル・オールタイム・ベスト100を選びました。 本棚の前で、思えばこんなに読んでいたんだなとしみじみ… 以下は「タイトル、作者名(敬称略)、発売年...

note(ノート)

 

 

こちらでもせっかくなので載せます(*'ω'*)
本棚の前で、思えばこんなに読んでいたんだなとしみじみ…

以下は「タイトル、作者名(敬称略)、発売年」の順になっています。

1.『猫の地球儀』秋山瑞人 2000
2.『戦略拠点32098 楽園』長谷敏司 2001
3.『天国に涙はいらない』佐藤ケイ 2001
4.『吸血鬼のおしごと』鈴木鈴 2002
5.『毛布おばけと金曜日の階段』橋本紡 2002
6.『撲殺天使ドクロちゃん』おかゆまさき 2003
7.『しにがみのバラッド。』ハセガワケイスケ 2003
8.『学校を出よう!』谷川流 2003
9.『神様家族』桑島由一 2003
10.『ブラックナイトと薔薇の棘』田村登正 2003
11.『君の嘘、伝説の君』清水マリコ 2003
12.『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹 2004
13.『描きかけのラブレター』ヤマグチノボル 2004
14.『てくてくとぼく』枯野瑛 2004
15.『うさ恋。』野村美月 2004
16.『三月、七日。』森橋ビンゴ 2004
17.『お・り・が・み』林トモアキ 2004
18.『ホーンテッド!』平坂読 2004
19.『ある日、爆弾がおちてきて』古橋秀之 2005
20.『レジンキャストミルク』藤原祐 2005
21.『アスラクライン』三雲岳斗 2005
22.『ロクメンダイス、』中村九郎 2005
23.『ぷいぷい!』夏緑 2006 
24.『うれしの荘片恋ものがたり』岩久勝昭 2006
25.『神様のおきにいり』内山靖二郎 2006
26.『暗闇にヤギを探して』穂史賀雅也 2006
27.『ジョン平とぼくと』大西科学 2007
28.『ヒトカケラ』星家なこ 2007
29.『扉の外』土橋真二郎 2007
30.『声で魅せてよベイビー』木本雅彦 2007
31.『たま◇なま』冬樹忍 2007
32.『ギャルゴ!!!!!』比嘉智康 2007
33.『ストップ☆まりかちゃん!』菅沼誠也 2008
34.『ロミオの災難』来楽零 2008
35.『幽式』一肇 2008
36.『ロウきゅーぶ!』蒼山サグ 2009
37.『レンタル・フルムーン』瀬那和章 2009
38.『プシュケの涙』柴村仁 2009
39.『邪神大沼』川岸殴魚 2009
40.『理想の彼女のつくりかた』高村透 2010
41.『七花、時跳び!』久住四季 2010
42.『オブザデッド・マニアックス』大樹連司 2011
43.『クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門』石川博品 2011
44.『PSYCHE』唐辺葉介 2012
45.『つきたま』森田季節 2012
46.『ひるねねのききねね』関根パン 2012
47.『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』鳳乃一真 2012
48.『僕の学園生活はまだ始まったばかりだ』岡本タクヤ 2013
49.『斉藤アリスは有害です。』中維 2013
50.『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』聴猫芝居 2013
51.『フルスケール・サマー』永島裕士 2013
52.『引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている』棺悠介 2013
53.『恋詠クロニクル』田渕リョウ 2014
54.『MOE―召喚しませ!おとめなえいたんご』旭蓑雄 2015
55.『ハイスクール・ローレライ』志田用太朗 2015
56.『恋すると死んじゃう彼女に愛されすぎると俺が死ぬ』西型一央 2015
57.『二度めの夏、二度と会えない君』赤城大空 2015
58.『あれは超高率のモチャ子だよ!』丹羽春信 2015
59.『月とライカと吸血姫』牧野圭祐 2016
60.『うーちゃんの小箱』和見俊樹 2016
61.『ざるそば(かわいい)』つちせ八十八 2017
62.『絶対彼女作らせるガール!』まほろ勇太 2017
63.『ジャナ研の憂鬱な事件簿』酒井田寛太郎 2017
64.『おにぎりスタッバー』大澤めぐみ 2017
65.『平浦ファミリズム』遍柳一 2017
66.『パンツあたためますか?』石山雄規 2017
67.『渋谷のロリはだいたいトモダチ』あまさきみりと 2017
68.『ぼくたちのリメイク』木緒なち 2017
69.『オタギャルの相原さんは誰にでも優しい』葉村哲 2018
70.『俺のお嬢様と天使と悪魔が生徒会で修羅場ってる!』壱日千次 2018
71.『いずれキミにくれてやるスーパーノヴァ』零真似 2018
72.『ココロアラウンド』辻室翔 2018
73.『ディスキャラ メグルくん』佐波彗 2018
74.『裏方キャラの青木くんがラブコメを制すまで。』うさぎやすぽん 2018
75.『ぼくの妹は息をしている(仮)』鹿路けりま 2019
76.『101メートル離れた恋』こまつれい 2019
77.『夢に現れる君は、理想と幻想とぼくの過去』園生凪 2019
78.『いつかここにいた貴方のために/ずっとここにいる貴方のために』西塔鼎 2019
79.『やがてはるか空をつなぐ』山之臨 2019
80.『全肯定奴隷少女1回10分1000リン』佐藤真登 2019
81.『妹紹介所でお兄ちゃんになってください!』岩波零 2019
82.『放課後限定カノジョ』相原あきら 2019
83.『ポイントつくなら恋してもいいですか?』砂義出雲 2019
84.『【配信中】女神チャンネル!』徳山銀次郎 2019
85.『時間』鏡はな 2020
86.『シンデレラは探さない』天道源 2020
87.『幼女先輩とゲームでおしごと』日の原裕光 2020
88.『吸血鬼は僕のために姉になる』景詠一 2020
89.『さよなら異世界、またきて明日』風見鶏 2020
90.『海鳥東月の『でたらめ』な事情』両生類かえる 2021
91.『どうか俺を放っておいてくれ』相崎壁際 2021
92.『負けヒロインが多すぎる!』雨森たきび 2021
93.『俺とコイツの推しはサイコーにカワイイ』りんごかげき 2021
94.『いっつも塩対応な幼なじみだけど、俺に片想いしているのがバレバレでかわいい。』六升六郎太 2021
95.『君の足のためなら死ねる』刈野ミカタ 2021
96.『高3で免許を取った。可愛くない後輩と夏旅するハメになった。』裕時悠示 2022
97.『名探偵は推理で殺す』輝井永澄 2022
98.『朝比奈さんの弁当食べたい』羊思尚生 2022
99.『勇者認定官と奴隷少女の奇妙な事件簿』オーノ・コナ 2022
100.『ハリボテ魔導士と強くて可愛すぎる弟子』鬼影スパナ 2022

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『のくたーんたたんたんたんたたん』 感想

2023年12月31日 07時34分46秒 | ライトノベル

ムラサキアマリ『のくたーんたたんたんたんたたん』 感想です!


表紙の可愛い女の子・山田ハナコのぶっとんだキャラがとにかく楽しい作品でした! 主人公の男の子・ユズリハの生活をかき乱す強引で包み隠さない攻めの愛情表現、大好きです。彼女の過去にまつわる事情を知ると、さもありなんなところもあって。その底抜けの快活なアピールでもって、ユズリハの復讐が綴られる暗い物語を見事なまでにコミカルに彩ってくれました。


この物語は、父を亡き者にした仇討ちを誓うユズリハが、殺しの腕のたつ《死神》と称されながら、敵である《亡霊》を探す復讐譚。
背景がとてもダークです。後ろ暗い組織のボスの指示で面倒ごとを片づけるべく参じたユズリハが相対した、ひと際目を引く美少女・山田ハナコ、彼女は何度殺しても生き返るというおかしな奴だった……。なぜか思い切り好かれたユズリハは、流れでバディを組むことになり、二人で怪しき輩を滅しに出ます。

舞台となるのは架空の日本、その都市の一つであるナノハ、そのさらにいくつにも分割された街。ユズリハの所属する組織は、舞い込む依頼を受け、街をまたいで問題行為を起こす輩を闇に葬るシゴトをしています。

入ってきた情報、ユズリハとハナコが対峙する敵はサーカスのような動きで翻弄してきます。そやつの犯す行いが実にヤバい……。あまりにも人道にもとります。激高するユズリハ。そんな恐ろしい敵に、口先でフェイクを挟み攻防する彼の姿、かっこいいです……!
父を討ったという敵の情報に近づいていくドキドキ感も、先の見えない不安感も背筋の冷えるスリルがありました。徐々に明かされるユズリハの心のうち。相手の手管に惑わされる彼の煩悶が息をのみました。

おそらくこの物語で主題となっているのは、ユズリハは世界をどう見ているか、生をどう捉えるのか。父を亡くされた絶望と暗い復讐心。それはつらいものであり……ただ自分の生きた道のりはそれだけだったのか、ということです。暗闇を歩くような人生、それでも誰かと話していてちょっと笑ったりとか、シゴトの合間を縫うような学校生活で小さくも大切な幸せの瞬間はあったはずで。心の錯綜するユズリハへの問いかけは、誰にとっても普遍であるように思いました。


ダークな生き様のユズリハと、突然現れたと思ったらぐいぐいくる明るい美少女ハナコ、ちぐはぐでありながらもお似合いな二人の最終的に導き出した答えが深く心を打ちました。
以上、『のくたーんたたんたんたんたたん』の感想でした!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『リセット彼女がラブコメを思い出すまで』 感想

2023年10月16日 19時06分24秒 | ライトノベル

斎藤ニコ『リセット彼女がラブコメを思い出すまで』 感想です!


「人を好きになるってどういうことなんだろう…」をテーマにした恋愛ストーリーでした。
タイトルにもある、リセットがとても切なく心を揺さぶりました。

高校生の海斗は読書が好きな男の子。ある日、図書室で本を読んでいると、パソコンスペースで困り果てている女の子を見つけます。ついつい声をかけてしまう海斗、その子はなんと天使のように可愛い女の子、名前を詩乃といいました。
パソコン操作を通じて知り合った2人。別の日に教師に呼び出された海斗は、なんと指示を受けて詩乃の生徒会長選挙に向けた手助けをすることになったのでした。


海斗との詩乃の急接近する関係がニヤニヤできて楽しい前半。ラブコメというよりも真っ直ぐなラブストーリー感がすごくいいです。純粋できらきら輝いていて…。2人を結ぶ仲睦まじい空気、好き合っているその繋がりを裂く悲劇がリセット、詩乃の記憶喪失でした。
失われた恋心に戸惑う海斗、詩乃の友人の天川さんも交じり、ラブは複雑に入り乱れていきます。想いのすれ違い、二転三転する記憶の行方、この2つが胸を締めつける切なさなんです。ともすれば憎しみを生みそうでもある渦巻く恋愛模様を、真っ直ぐでピュアに描き切った恋の物語でした。


たどり着いたトゥルーエンドの愛しさと美しさ、すごくよかったです。
読み終えてから表紙の女の子・詩乃の目元に気づき…

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『フレンズ×ナイフ』 感想

2023年10月04日 01時55分35秒 | ライトノベル
 

MF文庫J フレンズ×(ウィズ)ナイフ

他人に興味のない橘あかりは、探偵のような仕事を持ち、ワイヤーを使った戦闘術を使い、メガネをかけると残忍な性格に変わるという、普通とはいえない高校生。そんなあかり...

紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

 

星家なこ『フレンズ×ナイフ』 感想です!

嘘でお近づきになった友だち関係、一緒の時間を過ごして知る相手の秘めたる心のうち、想いはいつしか本物へと変わっていて――

荒っぽい探偵業という裏の仕事をこなす家系にいる、女子高生のあかり。良くない人を罰する彼女に任されたのはなんと同級生の亜子の護衛でした。
亜子は天真爛漫な可愛い女の子。守りやすいようにと嘘をついてお近づきになり、偽りで始めた友だちは、彼女の苦悩を知り、純粋さに触れ、あかりの心は惹かれていくのでした。


タイトルにもあるフレンズ、友だちという関係にとにかく焦点の当たった作品でした。嘘で友だちを強調するあかりの、心の揺れ動き。友だちができて心を許していく亜子の笑顔。女の子2人が、お互いの秘密を知りゆく中で生まれてしまったすれ違いがとても悲痛でした。
夜に現れる黒き獣を倒す日々の亜子。彼女が持つ魔法の如き異能力の由来が、彼女の事情を掘り下げていくきっかけになります。かりそめに深まる仲が暴かれてひび割れて……自分にとって相手はどんな存在なのか、一心に向き合い答えを出す2人のひたむきな姿が深く伝わってきます。偽りと本物の間をさまよう友情、その心理の描き方が真っ直ぐで、最後はジーンとする物語でした。


2人の女の子が距離を縮めていく「友だち」を主軸にした切な展開に、深く思いを馳せました。百合と一括りにできない味わい、すごくよかったです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『もしも明日、この世界が終わるとしたら2』 感想

2023年09月20日 19時50分17秒 | ライトノベル
もしも明日、この世界が終わるとしたら2

もしも明日、この世界が終わるとしたら2

世界が終わりを迎えるまで――およそ一年。英雄の生まれ変わりとして召喚された大咲空は、この終わりゆく世界で過ごす中で、魔法

honto

 

漆原雪人『もしも明日、この世界が終わるとしたら2』 感想です!


世界の終わりが迫るとしたら、あなたは何をしますか……?そんな問いとともに紡がれる、滅びの予感と瞬間に灯る願い。
幸せのかけらをたぐり寄せる終末世界物語第2巻、これにて最終巻、なのかも。
大切な人と心通わせることが、生ける歩みにどれだけの力となるか。とても沁みる終幕でした。


世界をなんとか維持できた出来事から少し経ち、空とユーリとルカとギンは学園に人を呼ぶべく学園祭を計画します。
それは、世界を救う小さな可能性をかけた方策。
アイデアにはしゃぎ、また望みを抱く面々の中、いつものようにユーリが放送で呼びかけた夜、なんと反応があったのでした――。


空は、かつての英雄の転生としてこの世界にやってきました。世界を救うという一つの目的、みんなの中のセカイと善悪交じり共鳴する、ときめく構造がとても好きでした。
世の救済と個人の願いは、また毛並みの違うもので。みんなが幸せになってほしいと思うけれど、意見も信念も種族間の壁も、ままならない感情の動きも、全部クリアするなんて極めて難しい……。
愛だって、絶対的に正しいものではない。世界が終わるまでの時間、何を掴みたいのか、何を伝えたいのか、成し遂げたいもの、求めていること……。


終末ものとして、人々の心を描いた作品として、心ゆくまで楽しめました。
闇をかくような苦悩を越えてたどり着いた結末は、柔らかな笑顔になれるものでした。
独りじゃないって思えたら。自分にはみんながいるんだということを識る、その心強さにじーんと熱くなる物語でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする