教習所社長のオートバイコラム

バイク好き教習所社長のバイクに関するブログです!
気軽にコメント下さいね (=^・^=)

逆操舵だぁ~ぁ!

2006年11月29日 | バイク

コバッチで~ぃす !(^^)!

横浜は晴れ そして気温も高くなり、昨日とうって変って過ごしやすい陽気です。コバッチは、昼飯食べすぎてお腹ぽんぽこりん。暖かな日差しが「ねむれ~ねむれぃ~」とコバッチを誘惑する・・・ そこは、さすがコバッチ!誘惑に負けずにちゃんと仕事をする人間です!(当たり前かぁ)

さてさて、本日の本題は逆操舵でぃ~す!以前「オートバイはなぜ倒れないで走るのか?」の所でセルフステアー機能についてお話しましたよね。オートバイ自体が絶えず起き上がる力(前輪が切れることによって)を作り出しているから縦に車輪が並んでいても倒れないで走るのでしたね。

そうすると、オートバイは車体の傾きに対して前輪が傾いた方向へ切れて起き上がる力を作り出しているのですが、コーナリングや進路変更などで車体を倒し始めた瞬間、前輪(ハンドル)はどのような動きをすると思いますか? 車体を左に傾けると(バンクすると)前車輪は瞬間右に切れます(ハンドルをフリーにしている状態)、そこから前車輪は左に切れ始め速度とアクセル開度に合わせて旋回を始めるのです。これを逆操舵といいます・・・。これは、オートバイのアライメント(キャスター角、トレール)が作り出しているのです。

ハンドルフリーの状態では逆操舵が起きる!

 

また、直進状態でハンドルを若干右に切ると車体が左に倒れ始めます。フェイントステアとか当て舵、逆操舵などと呼ばれているものです。これを利用してコーナーを楽しんでいるライダーもいるようですが、これを強い意識で利用することはコバッチはあまり賛成できません。トレーニングの積み重ねでだれでも無意識に活用をするものですが、あまり積極的に利用することは危険も伴います。

ここで問題となる事は、オートバイには逆操舵があるということを頭の片隅においておかなくてはならないということです。例えば高速道路を走行中に落下物が進路前方にあったとします。あわてて回避しようとして車体をバンクしても瞬間、前車輪は若干ですが逆に切れ、その後でバンクした方向へ切れ始めます。要するに、タイムラグがあるということです。オートバイは機動性に富み、ひらひらと障害物をよけて軽快に走れるものだと思っていると、一瞬の遅れが大変な事にもなりかねません。

二輪車で回避テストを行なうと矢印の部分で逆操舵による遅れが生じる!

四輪車は、ハンドルを切れば切った方向へ直ちに向きを変えていきますが、オートバイはそうではないということなのです。しかし、この逆操舵を起さないもしくは、あらかじめ逆操舵の状態を作っておいてすぐにコーナーリングや回避に入るテクニックもあります。トレーニングを積み重ねてマスターした人にのみ与えられるのもオートバイの奥の深さなのでしょう

生まれて初めてトライアルに挑戦した時のコバッチ!へっぴぃ!

 

コバッチでした (^_-)-☆ 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (コバッチでぃ~す!(^^)!)
2006-12-01 10:58:11
くわっちさんですか!
ようこそ!発言して頂き本当にありがとうございますm(__)m
とかく教習所といいますと、ありきたりの事を教えるという評価が一般的ですが、コバッチは変人型の大脳しかもっていないので教科書通りというのは好きではありません・・・。
今後もオートバイに関してコバッチなりの変人私見投稿をしていきますのご覧になってくださいね

くわっちさんの事もいろいろ知りたいなぁ!お気軽な発言をお願いしま~す!
返信する
Unknown (くわっち)
2006-11-30 11:35:18
はじめまして!
「バイク好きかあさん」にお世話になっている
くわっちと申します。
かあさまのブログのコメントでコバッチさんが
僕の事を気にかけてくださったようで…
どうしてもお礼を言わなければ!!と思い
コメントを書かせていただきました。
本当にありがとうございます。

コバッチさんの書かれている記事は僕の通っていた
教習所では教えてもらえなかったことばかりなので
とても勉強になります。
メンテナンスも大事だけど、自分の命を守るのは
やはり正しい運転技術だと思います。
これからもたくさん学ばせていただきたいと
思っておりますのでよろしくお願い致します。



返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。