教習所社長のオートバイコラム

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オートバイはなぜ曲がれるのか?

2006年11月28日 | バイク

コバッチでぃ~す !(^^)!

神奈川は小雨、寒々しい天気がここ二日間続いています。財布も寒いし・・・、親父ギャグも寒ぃ~。何か、ぽかぁっと温かくなることないかなぁ~?夜まで我慢して、たらちり鍋と熱燗ですかねぇ。やはり日本人はこれでしょ

さて、本題!本題!世の中のライダーには、オートバイを倒せば(ねかせれば)曲がっていくと思っている人が沢山います。たしかに倒せば適当にオートバイは(ある程度は)曲がって行きます。しかし、倒す(ねかせる)と曲がるは同じ意味ではありません。ハンドルの切れ角や前後輪の荷重配分で同じ倒し方でも曲がり方は異なります。

本日は、基本的な原理であるオートバイはなぜ曲がれるのかについてお話をしてみようと思います。10円玉(では貧乏くさいので)じゃなくて、500円玉を真っ直ぐに転がすと直進して転がっていきます。こん度は、斜めにして転がすと傾いている方へ円を描くように転がっていきます。(キャンバースラストと言います)だからオートバイは曲がるのだと言う人がいます。

 しかし、オートバイは500円玉のように一輪ではありません。(ウィリーでもしていれば話は別ですけど)それでは、500円玉を縦に棒で2枚連結して転がすとどのようになるでしょうか?答えは、どちらかに傾いた瞬間に倒れてしまいます!ですからキャンバースラストだけで片付けられる話ではないのです。

 オートバイのハンドルを真っ直ぐに押さえながら歩いていき、オートバイを傾けて見て下さい。オートバイが曲がって行くでしょうか?オートバイは傾いても直進するだけなはずです。つまり、オートバイはハンドルが切れるからもしくは、切るから曲がるのです。いくらオートバイを倒してもハンドルを力ずくで抑えこんでしまったのでは、せっかく効率的に曲がれる機能を殺してしまっているのです。ですから、倒すと曲がるは同じ意味ではない理由がここにあるのです。

 以前にお話した通り、オートバイはなぜ倒れずに走るのか?あれも、ハンドルが切れることによって起き上がる力を生み出しているからです!とお話しました。なぜ曲がれるのか?、の答えも同じくハンドルが切れるからなのです!では、キャンバースラストは無関係なのでしょうか?決してそんなことはありません。中高速コーナー(60キロ~)ではハンドルの舵角などほとんど無いに等しいものです。キャンバースラスト自体が蛇角を作る要因にもなっているので密接な関係でもあります。しかし、日常の速度域では、ハンドル蛇角による旋回が絶対不可欠なのです。

もう一つの概念として、倒す・曲がる以外に、「向きをかえる」があります。いかに効率よく向きをかえるかは、倒すでもなければ曲がるという単純な言葉では言い表せません。ライダーの前後輪への荷重配分やアクセルワーク、オートバイのどこの部分に意識を持っていってコントロールしているのか等を総称して「向きをかえる」と言う言葉で言い表します。ここに、オートバイの感性の深かみがあるのです!自分にしかない自分にしか分からない楽しみがオートバイの大きな魅力の一つなのです!

体のどの部分を意識して使うのかでオートバイは別物になるね!

 

みなさんも、どんどん、オートバイの深みハマって下さいね!

今日の話は、ちょっと難しすぎたかな?今後は、もっと具体的にわかりやすく解説をしようと、ちょびっとばかり反省をしているコバッチでした!

では、また次回!ちゃおちゃお


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