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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



近くの、親戚より、ヘルパー事務所はもっと近かった^^

2015-05-31 21:55:07 | 介護の日常



主(あるじ)なくとも・・ とはよく言ったもので・・ 今年は庭の花が何もかも、今まで見たことないほどたくさん咲いています。
実際は気候の関係とかいろいろ理由はあるのでしょうが、とても不思議な気がします。

母が在宅のあいだは庭に出て見せてやりたいとは思いますが、この暑さじゃね
いったいどうなっちゃってるんでしょうね。 5月は真夏でしたっけ、 という感じ
私なんかでも家の中から外に出ると日差しが強すぎてクラクラします。

母も最近めっきり体の力が弱くなった感じで、先月は私もエラそうなこと言ってましたがどうにも今はトイレ介助できなくなりました。
お通じの時だけトイレへ連れていってたんですが、先々週の木曜日にトイレからどうしても立たせることができなくなって、(いつもは母に左手で手すりを握ってもらって私は横から体を支えて立たせて、ズボンを上げて車椅子に座らせるのですが、母の立つ力がなくて立てない)
休みながら何度か試みてみてもどうしても立てなくて、じゃあ違うやり方で、どうしても車椅子へ移さなきゃどうしようもないから、と、よく病院とかで看護師さんがやってくれるみたいにマネして母の正面に回りこんで抱きかかえるようにしてとにかく便座から立ってもらおうと、したら・・瞬間、腰が グギッ って・・?
・・やっちまった  いつもと違うことなんかするんじゃなかった
どうしよう・・ 姉たちはすぐには来れないし・・
母は便座に座ったまま疲れて今にも便座から落ちてしまいそう。
ダメもとでヘルパーセンターに電話してみたら、ケアマネさんがいた!
「え 今ちょっと誰か助けて 行く!行く!アタシが今すぐ行くから
って本当に5分もしないうちに来てくれて 「上がるよー!」って勝手に上がってトイレまで来てくれて、 ヨッシャ! って母を車椅子に移してベッドへ連れてってお尻もキレイにしてくれました ・・母も泣いて喜んでたっけ ホントに・・迷惑かけてばっかり。

どうもいろんな人の話を聞いてみると、けっして力がなくなったわけではなく、(たしかに痩せて筋肉がほとんどなくなってしまって弱くなったのもありますが) ショートステイではだいじにだいじに職員3人がかりでベッドから車椅子に移したりしてくれてて、母自身は立つ力を使わずに済んじゃってるから、
家に帰ったときに私たちがいくら立って、立って、と言ってもなかなか立つ動作の指令が脳に行かないんじゃないか? って。 それはあるかも。
それに最近は、昼間もいつも眠そうでベッドから起こせないことも何度か。
食欲はあるんだけど眠い時は食べる動作も忘れちゃってるような時も。 食べたつもりでも口の中に食べ物がたくさん残ってるんですよね。
だんだん衰えるのはしかたないですが、ショートステイでの食事がミキサーになってしまうことだけはなんとか避けてあげたくて。 (今は極刻み)
トイレもなんとか連れて行きたいと頑張りたいんですが、自分の無力さにがっかりするばかり。
今回は腰を痛めてしまったことでまたたくさんの人に助けてもらいながら・・
担当の訪看さんの、「あたしが来た時は1時間どこかで寝転がってていいから!他のことしないで横になるの!」 って“指示”には心に沁みました。
今はもう普通に歩けるから大丈夫ですよ 痛みもほとんど良くなりました。

最近、地震多いですよねー  震度4でしたが、え~!もっと大きかったよぉ ってのが立て続けにありました。
地震で押入れの中のガラクタがドサドサッと滅茶苦茶になったのはわかってるんですが、何日もそのまま・・まだ片付けてないの





 

 


涙涙の日もあり・・かな

2015-05-06 11:29:26 | 介護の日常

母をショートステイへ送り出す前の日、

私 「明日から、またK苑へ行くんだよ」
母 「ええ・・? あした?」
私 「そう。 明日の朝むかえにきます、って言ってたよ」
母 「そう・・・ やだなあ・・」

母はショートを長く利用するようになって急に認知症状が進みましたが、今は落ち着いておかしなことも言わなくなりました。 でもどこまで正しい情況を把握しているのかよくわかりません。
でも私はあえていつも 「お母さん」 「お母さん」 と呼んで、私が娘であることをわかってもうらおうとします。
そしていつも精一杯心をこめて・・・というよりも今は実際に母を一日でも長く家に置きたい、大事にしたい、と切望しています。
父がいたとき、ショートステイを使っていなかったときは、そんなふうに思う余裕もなかったのだと今はわかります。
それが通じるのか通じないかわかりませんが、次の日の朝には母は私の顔をまっすぐに見つめて

母 「今日でお別れなんだね・・・
私 「お別れじゃないよ、 また帰ってきてくださいね。 帰ってきてくれなきゃやだよ。」
母 「うん。 ずいぶんお世話になりました。 ありがとう。 ありがとうございました。」

毎回毎回、ショートのたびに同じような会話が繰り返され、涙ながらに“お別れ”しています。
母にとっては自宅と施設と、どっちが“家”なのか判断に迷うようです。

仏壇の前に、父の遺影を今も母の目線の高さに置いて、なるべく毎日ご対面させるようにしています。
そのたびに母は父に話しかけ
「おとーさん! コンチワ! おはよー! おとーさん!  ・・・返事しないね・・・」

ほんとね。 返事しないね。・・・ そんなとき私も泣けてしまいます。
父がいなくなってちょうど半年たちましたが、なんだかまだだめです。
やっぱり、私にとっては16年前に母が倒れて以来、ずっと一緒に協力しながら、喧嘩もしながら、一緒に住んでいたわけだから。
今でも喪失感が大きいままです。

気持ちと他の面でも、
実家には田んぼと畑があるので、父がいないと困ることがたくさんあって、
そもそも知りませんでしたが今まで父は、一人ではふつう出来ないほどの耕作をしていたことが後でわかりました。
そして田んぼは、耕作する人がいなくても水田の状態を維持していかなくてはいけない土地。
いろいろと難しいことがあるんですよ・・・ 景観の問題とか水利組合の問題とか・・
農地バンクに登録して耕作してくれる人を募集してもらおうとしていたのですが、田んぼの近隣の人たちがそれを良く思わないようなのです。
とても困るところですが、それがすぐに解決しました。
これまで父から「とても世話になったから」と言ってくれる人たちが申し出てくれて、田んぼはその人たちが耕作してくれることになり、
それだけでなく家に残った大量の米も引き取ってくれたり、父も手をこまねいていた大きくなりすぎた庭木の剪定までしてくれることになり
有難いやら申し訳ないやら。
畑は近くに住んでいる従弟が耕してくれたり叔父がジャガイモを植えてくれたり姉もセッセと草取りをしたりしながら・・・していたらこちらも近隣の人が見かねて機械で草刈りをしてくれました

そんなこんなで今回も母を送り出したら、さすがに今回はそのままベッドへバタンキュー 睡眠時間は確保できてるはずなのに疲れて疲れて。
やっぱり連続在宅日数2週間を超えるとキツイですね これからはまたスケジュール考え直さないと。
体も心も、また元通りに戻る日が来るのでしょうか。
いつも、目の前にあることをやってるだけで、時間が空いてもボーッとしてばかりで、外出するのは面倒だから出かけないし、以前のように趣味の領域でやっていたことが全然やる気になりません。・・・たとえば新しいドラマを見る気になれない、とか。 その程度のことですが
それなら心配ないって? たしかにね







やっぱり訪看さんはスゴイ

2015-05-02 22:24:59 | 介護の日常

4月の在宅期間2週間が始まったその日から訪問看護師さんが来てくれるようになって、母のじょくそうはどんどん良くなってきました。
陰部のただれも、やはり今までの手当てのしかたは一部しかやってなかった。 きちんと患部を毎日洗って薬をつけていたら少しずつ改善してきました。
体じゅうに赤い湿疹ができるのは 水泡性類てんぽうそう と診断されて飲み薬が出てこちらも少しずつ改善してきたように見えます。
まだまだですけどね・・
今は月火水木金、毎日看護師さんかヘルパーさんが入ってくれてるので着替えや清拭も手伝ってもらえて助かります。
ただ・・ ヘルパーさんはじょくそうの手当てなどは出来ないのでその部分は家族がやるので、結局1時間ずっと一緒に・・ってことになって、看護師さんはすべてやってくれるんですが家族にいろいろ指導するのも仕事なのでやはり一緒にいることになって、なんだか常に気が休まりません。
一緒にやりながらいろいろお喋りできるのは楽しいし勉強になるのでいいんですけどね

今いちばん心配なのは、バルーンが時々抜けてしまうこと。 抜けたらすぐに泌尿器科へつれていかなきゃなりません。 ショート中であればすぐに携帯に電話が来て呼び出されるのでドキドキです。
なぜ抜けてしまうのか原因はわからないんですが、私の予想ではお通じをいきんだ後に外れることが多い気がします。 訪看さんに話したら可能性は高いね、と言ってました。
泌尿器科へ行くと先生は優しいんですが外来の看護婦さんが怖いんですよ~ かならず何か言われるし。 それだけが嫌なの。
あと、ショートの人で一人だけ怖い人がいて、相談員さんがいないときに何か問題が起こると、うちへ電話をしてきていろいろ言うんですよ~
もっと違う薬をもらって来て、とか、 バルーンが外れてショートの予備を使ってくれた時は、同じ型のものを買ってきて弁償しろ、とか。
母がかかっている泌尿器科は公立の大きい病院なせいか、予備を出すとかいうことはいっさいしてくれなくて、頼んでもかえって看護婦さんに嫌な顔されるだけで。

訪看さんに相談したら、主治医を往診医に変えればバルーンの予備も出してくれるよ、予備があれば外れたときは看護師が入れてあげられるよ、と言うので、そうしちゃおうかと計画中です。
主治医を変えるとなると介護保険のほうもいろいろと面倒なことがあるんですけど背に腹は変えられません。
今はバルーンが外れることがいちばんの悩みだから。
また外れたらどうしよう・・・ また夜中にオムツ変えたりの生活に戻ったらどうしよう・・ なんて考え始めると眠れなくなる日々です。

ところで、エアーマット、良いですよ!
最新式なので、看護師さんいわく、昔のものに比べると音もしなくて操作盤も小さくて良いとか。
自動的に圧を変えてくれてるので揺りかご効果もあるのか、母もよく寝てくれます

連休の途中からまた今月のショートステイ。 少しホッとできるけど、いつ電話がかかってくるかと落ち着かないのがね・・・
でも在宅2週間すぎてもう体もヘトヘト なかなか楽できませんね・・