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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



念願のパークトレインに乗る

2011-11-18 21:18:56 | 車椅子でおでかけ


昭和記念公園、 母と何度も行ってますが パークトレインに乗ってみたいけどまだ乗ったことがありませんでした。
なにしろ園内が広大ですから (東京ドーム40個分?) 車椅子を押していると私でも疲れて歩けなくなるし・・ オジーサンなんて車椅子押してないのに、ベンチを見つける度に休憩するし


今日こそパークトレインに乗るぞ と気合いを入れて停留所で待つとスグに・・・
キター~~~


乗ろう乗ろう となんだか子供に返って

二人いる車掌さんがスロープを広げて車椅子のまま押して乗せてくれます。


母への声かけとか車椅子の扱いも慣れていらして、感心しました。

車椅子のまま乗れるのはいちばん後ろの “車掌室”に一台と付き添い一人。
車椅子をたたんで乗れるなら何人でも。 ベビーカーもたたんで一カ所に置かれます。
私達が乗って次の停留所でも車椅子の客が待っていたのですが、車掌さんが説明して次のトレイン(15分後)に乗れるように連絡していました。

走行中はとくに車椅子を固定するベルトなどはなく、ただロックしておくだけ。


でもユックリユックリ走るので車椅子が動いてしまう心配はありません。


揺れないように細心の注意をしながら運転してくれますが けっこうガタゴトするので横に座って一応グリップを押さえていました。
揺れても短い時間ですから母もすごく楽しそうでしたよ

車掌さんが次々と見えるものを説明してくれるし、パークトレイン 今はほとんど保守用の道を走るので、散策するだけでは見られない所も見えて、 たとえば落ち葉を集めて堆肥を作っている施設とか、 雨水が溢れないように貯める遊水池、 隣接する自衛隊の駐屯地の飛行機やヘリコプターも。
何度も行ってるのに初めて見るものばかりでした。

サッサと一人で前のほうのベンチシートをひとりじめしてたオジーサンは一人でつまらないかと思いきや・・ 『コリャいいや。 よく見えるワ ラクちんラクちん』 とご機嫌♪

乗ったまま園内をほぼ一回りして日本庭園の前で降りて紅葉を見たり、








ラーメン食べたり (冷まして伸ばしてから)

帰りは何度も休憩しながら出口へ向かいました。
紅葉は全体にはまだ早かったけど日本庭園のモミジや盆栽はきれいに色付いていて満喫できました。
いつも感心するんですけど 日本庭園のモミジの木はまるで作り物のように真っ赤になって、
あれって観賞用の種類のモミジか何かなんでしょうか?ねえ
母いわく、『きっと京都あたりから一本もってきたんじゃない?』 って
紅葉きれい = 京都? テレビコマーシャルの見すぎ?


9月の台風の爪痕もまだ残っていました。 本当にひどい風でしたから、この公園に限らず いまだに片付けられていない倒木が、あちこちにあるんですよ






 


車椅子交換

2011-11-13 10:27:59 | 介護保険 認定・サービスなどについて


先月、レンタル会社の担当者さんが定期点検とベッドのマットレス交換に来てくれた時に、母はデイに行って留守だったんですが いつものように
“福祉用具と介護の何でも相談タイム” を開いてくれたので、私の普段気になることで

車椅子に長時間座っていると だんだんオシリが前に滑っていって、“ふんぞりかえった”ような格好になってしまうのを防ぐことはできないだろうか?
と相談してみました。

車椅子じゃなくても普段私たちでもそうですよね。 長い時間イスに座っているとだんだん疲れてきて自然と腰を前にずらして脚を伸ばしたくなる。 自然の成り行きだからどうこうするものでもないのかもしれないけど

そしたら担当者さんが、『う~ん  ためしに車椅子を交換してみますか? 最初から背中とオシリにクッションが付いてるのがあるんですけど、少しは疲れにくくズレにくいと思うんですよ』 
と、早速手配してもらってデモ用の見本を持ってきてもらい、母も実際見て座って納得し、交換することにしました。

↓ これが新しいほう



前 使ってたのはこれ。


カタログをよく見てみたら、なんのことはない これはレンタル会社独自の開発品だったのです。 だから担当者さんも使ってもらいたいわけだ

最も一般的な物ですが、さすが年々改良されていくものですね~  どちらも一割負担で月々800円で 座幅は[大] ですが
新しいほうがコンパクトなんですよ
座幅は同じですが、車輪と車体がくっついてるんですね。 その分 全体の幅が5~6センチはコンパクトになってる。

だから今まではハンドリム(車輪の外側の黒い輪っか) を取り外して少しでもコンパクトにして使ってたんですが、今度のはハンドリム付けたままでも家の中の狭い所も曲がったりできます。

背中のポケットも大きくて、パットが5~6枚は入りそう




余談ですが 当たり前のことなんですが
タイヤに空気がいっぱいに入っていると、押す人も格段に楽なんですよね。
しかし毎日介助していると楽かどうかの感覚がマヒしてしまうというか、空気が抜けててもなかなか気付かなくなってしまうんです。

先日デイの男性職員の方に指摘され、その方がデイの空気入れでいっぱいにしてくれたんですが
いっぱいにした後の押すラクさにあらためて感動。

でもその職員さんからちょっと注意されたような感じで
母も一緒になって 『まったくねぇ。 気付かないのかねぇ』 なんて言うし
なんで私がそこまで言われなきゃなんないのよ~ ですよね
今度は気をつけまーす



ガクアジサイ・・・ 今



シャコバサボテンがもう咲きました





紅葉にはまだ早いキラキラした森へ

2011-11-07 22:27:30 | 日常よもやま話


母がデイの日というのも、なんだか雑事にバタバタしていて自分のために外出することはないんですが、
いつも拝見している素敵なハンドメイドのブログの方が 檜原村(ひのはらむら・東京都ですよ)で作品展をしていると書いてあったので、実家の車で行ってみました。
片道きっかり30分で着きました。 プチドライブというには近すぎましたね



場所はすぐわかったんですが、 そこは社会福祉法人の就労センターのギャラリーで、ちょうど人がいない時間で、奥のほうで人の話し声は聞こえるんですがギャラリーに誰もいなくて、
外からはちょっと関係者でないと入りにくい感じもしたのですが、せっかく来たんだし勇気を出して(?)入って行ってみると、中の厨房でクッキーを作っている3~4人の人がいたので声をかけて作品を見せてもらいました。

それはそれはもう夢の世界のような可愛い素敵なものばかりで、
世の中には手先が器用な人が沢山いるんですね~  私が不器用なだけか



あれもこれも買いたくなる衝動を抑えつつ 買った数個のハンドメイドグッズを丁寧に包んでくれた素敵な笑顔の女性が (そこにいた人たちみんなすごくキラキラ輝くような笑顔なのも感動しちゃって) 
作品展のことをどこで知ったのか尋ねてくれたので、
『たぶんこれを作ってる方のブログを拝見して・・ お会いしたことはないんですけれど・・』 と言うと
 『そうなんですか! ブログのちからってスゴイんですねぇ。 なんだか不思議ですね』 と仰るので
私も 『ええ! 本当にそうですね!』 と応えましたが、
本当に・・ どんなに私が 本当にそう! と感じているか、わからないだろうな・・  なんてひとりで感動していました。

だってもしもこれが昔の私だったら、ギャラリーに入って行く前に気後れして引き返していたと思うのです。
ま、これだけ年を取って図々しくなったのもありますが、 少しはいろんな経験もしていろんな立場の人の気持ちに触れることができたのもブログのちからが大きいのかな・・と

とにかく行って良かった!  あんなに素敵な笑顔の方たちに会えただけでも良かった!  大袈裟ですが久しぶりに充実した時間でした。

そしてその日はデイから帰って来た母も機嫌が良くて、外出レクで郷土史料館に連れていって貰ったといつまでも興奮しながら話してくれました。
私も機嫌が良かったから笑顔で聞くことができて、 いつもこんな日が続くならいいけどね~
いい気分は長持ちしないんだな~