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2015年10月まで、右半身麻痺で車いす生活だった母を介護しながら、日々の出来事や思いを書き綴っていました。

在宅介護の様子や心の葛藤をできるだけ隠さず書いたつもりです。 もし参考にしていただける部分があればと思い、古い情報になる日記もそのままにしてありますのでお許しください。



初ショートステイ

2013-04-24 14:37:08 | 介護の日常

 初ショート、行って来ましたよ~

行ったことは行ったんですけど・・・ 疲れました。
ホント疲れました。
たった一泊させるだけでこんなに・・

ショートへ行くことは納得してたはずなのに、やはり潜在的に自分が認めたくないことは何度説明しても忘れちゃうか理解できないみたいです。
理解することを脳が拒否してるんじゃないかと思う程。  これも病気なのでしょうね。

行く日までの長い間、会う人会う人に “ワタシは行きたくないけど、義理があるから(?) しょうがないから行くんですよ” て話をして同情を引こうとしたり、
いざ前日になれば案の定忘れててまた抵抗するし・・ 見学の時 知り合いの人がいたことなんかも忘れてるし。

なにせ私のほうもショートに送り出すのは初めてなので、持ち物の準備が意外と大変でした。 オムツ類もすべて多めに持って行くから、たった1泊なのに大きい布袋3つと小さいの1つ。
でもこれから定期的に行ってくれるなら、そんなことはへっちゃらです。

荷物が多くなるからなのか ショートって送迎は1人ずつなんですね。
契約の時に希望の時間を聞いてくれたんですけど、 利用前日になって施設側から二度も変更のお願い。
さすがに二度目は私も 「初めての利用で本人がとても不安がっているのでそこを考慮してほしい」 って言っちゃいましたよ。

さて 朝のお迎えに来た人は普通に若いけどしっかりした感じの人でしたが、なんだか事務的で、
「おはようございます。 ではお預かりします」 と母を連れて行き・・・

べつに間違ったことを言ってるわけじゃないんだけど、そういうふうに言われたの初めてで なんだかポカーンと見送って あっさり行ってしまいました。
当たり前だけど デイサービスとは違うんだなあ~ と実感。

でもサービス良さそうな所だし、全室キレイな個室だし。  大丈夫だろう。
と オジーサンもホッとして解放感に浸ってたみたいでした。  なんかオジーサンがいちばん解放感に浸ってるってのも許せない

そして次の日、帰りの送迎が5時になるというので今回だけ家族が早めの時間に迎えに行かせてもらいました。
施設に入ると母は同年代くらいの利用者のおばあさんと談笑していました。  案外 機嫌はいい感じ。
職員の方々 特に相談員の人は 「また来てくださいね」 と何度も言ってくれて、駐車場まで出て車が見えなくなるまでお辞儀して見送ってくれて、 かえって恐縮しちゃいました。

それでも母は家に帰れば、 「もう二度と行かない
母にしてみればいろいろ不満もあったようですが、 私なんかにしてみれば あんなによく見てくれるのに! 部屋のテレビも見放題なのに!(そこがイイよね
不満があったならすぐ言えばいいのに! で、
その後も今までにもないくらいの修羅場になってしまい・・
今回はオジーサンまで、 母がショートに行っていちばんホッとするのはオジーサンなのに、母の前では母の味方になって、 “行かないとカニ子が疲れて怒りだすから行ったほうがいいよ” みたいに言うから私もキレるわけです。
そうするとオジーサンもまるで子供のように幼稚にひねくれて、
考えてみればオジーサンも数年前よりかなり脳が老化してしまってるってことです。
とにかく話が通じない人たちです。  自分はこうならないようにしよう。

毎度のことですが ヒステリックに荒れまくった後はメソメソ泣いてあやまる母。 「5月もお泊まりに行くから」 と言って反省し・・

そして次の日ケアマネさんが来て
「お泊まりいかがでしたか? ご不満な点をお聞きして、直せることは直しますから、ぜひまた行ってくださいますか?」 と言えば
不満を言い始めてまた興奮し、「もう行かない!

そしてまた同じ説得の繰り返し。
頭の中では納得してるのに、興奮すると忘れて自分の我が儘が出てしまうようです。

母の不満はどんなことかというと、一番の不満は “つまらない”  ホント子供みたいですけど
デイサービスのようにレクレーションがないし
スタッフの方々もとても良く見てはくれるけどヒマ潰しの相手になってはくれるほどヒマじゃないし、
利用者の人たちも知らない人ばかりで会話もあまり弾まないし? (会話してるだけいいじゃんねぇ

そしたらケアマネさんが、 「それならなおさら、頻繁に行かなきゃいつまでも知らない人ばかりでお友達もできませんよ? たびたび利用してスタッフの人たちにも自分のことをよくわかってもらえば、もっと楽しくなるんじゃないかしら?」

 そーだそーだ、その通り!(私)

結局なんとか、もしもオトーサンが行けたら迎えに行ってもらって早めに帰ってもいいから、ってことで、 5月は一泊を2回予約しました。
ホントはもっともっと行ってもらいたいけど・・ ケアマネさんも 「徐々にネ、 徐々に慣れましょう

ケアマネさんとしては このままだと5月は限度額超えが確実なことのほうが気になるみたいで、
私はたとえ実費で払ってもショートに行かせたいし、 一方 母が楽しみにしているデイサービスも休まず行かせてやりたいし・・・ 
でも もうチョット使えるといいな~介護保険。
めいっぱい使えることは非常に有難いことなんですけどね

そんな感じで

5月はいったいどうなりますやら





2013-04-11 22:37:21 | 車椅子でおでかけ

これまた1週間前ですが  4月5日、春の嵐でだいぶ散ってしまいましたが母と花見に行ってきました。

今年は少し無理しても、なんとかして母に桜を見せといたほうがいいような気がして・・・

母は去年の夏に眼底出血があり右目の視力を失いました。
2年前に白内障の手術をした時は 0.7くらいあったんですが、今は明るいか暗いかわかる程度。

眼底出血は加齢が原因なので、ある日突然出血して血の塊が残ってしまって見えなくなるもので、痛みもないから見えなくなって初めて気付く、しかし治療の手立てはないんだそうです。
予防の手立てもない。 あとはもう一方の目もならないように祈るしかないそうです。
とっても悲しいけど、片方でも見えるうちにいろんなもの見とかないとね。

去年までは、まだまだ長生きしそうだから来年でもいいや、と思ったけれど、生きてても目が見えるとは限らないんだ、って今さら実感しました


昭和記念公園 “桜の園”


散った桜もまたきれいですよね






こう見るとまだまだ咲いてる


チューリップはこれからが見ごろ。


ネモフィラも。



アイスランドポピーもこれから。 ・・・てことは今ごろちょうど見ごろかも





ミツバツツジ?かな


 日本庭園のお茶室で。 お菓子は 「すみれ」。


目のことですが、その後 内科で話したところ、眼底出血は糖尿がかなり影響しているそうです。 母は糖尿の値は治療するほどではないのですが、少しでも予防策になるように治療を検討してもらっています。



暖かくて気持ちのいい日でした。 私も花見ができてよかった
しかし母は味をしめて(?) こんどはチューリップ畑に行こう♪ って昨日からうるさい(笑) だってここ数日すごく寒いんだもの~~ 行けないですよねぇ。

しかも・・ せっかく契約までこぎつけたショートステイを・・・ そのあとデイに行って仲良しのオバアチャン達と情報交換したらしくて 帰って来たらいきなり 「一泊旅行(ショートのこと) はキャンセルする」 って言い出して~~~

どうやら本当にホテルみたいなものと思ってたらしくて、 てっきりオトーサンと一緒に泊まれると勘違いしてたらしくて
仲良しのオバアチャンが行ってるショートは違う施設なんですが、「怖い職員がいる」 って聞いてイヤになったって・・・

さあどうする~~~~ ピンチです・・










半径5km以内のおでかけ

2013-04-10 10:51:36 | 自分のこと

また1週間たってしまいましたが、 4月3日、母が骨折してから初めてデイに復帰した日、
でも結局痛みがぶり返してダウンしたんですが

その日 貴重な時間を目一杯有意義に使わせてもらいました。
去年こちらで書きましたが 実家の近所に住む高校時代からの友達が脳室出血で倒れて、半年余りの入院生活を経て1月末に退院、 今は家で生活してるんですが、私がそのことを 高校卒業後ただ1人交流を続けている先生に年賀状でチラリと知らせたので、
その先生が友達を見舞いに来ることになり、私が連絡係 兼 付き添い係。

先生は愛知県からわざわざ来てくれて
もちろん東京に来れば昔の同僚だった先生のお宅を訪ねたり、昔の先輩先生や教え子のお墓参りをしたり・・・ いろいろ用事はあるそうです。
私たちの同学年だった教え子も、わかっているだけで十人以上亡くなっているそうです。 もうそういう年なんですよね。。。

先生にとって私達は教師になって初めて担任を受け持ったクラスで、 「忘れられないクラス」 なんだそうで、 私達も結局いまだに、卒業して三十ウン年経っても・・・。

とにかく今回は私が車で行ける範囲の駅まで先生に来てもらって、私は実家の車で友達を乗せて、とあるその駅前のショッピングモールの中の和風レストランで3人でお昼を食べ、
これまた三十年くらいぶりの会話 それぞれ家族の話、先生は出身も愛知県なので八丁味噌の話、などなど、 オトナの会話だね~ なんて言いながら。
なかなか話は尽きなくて私は帰る時間ばかり気になってしまって申し訳なく・・ 

最後に先生のリクエストで高校へ。 校門を見ただけでしたが。



どうしても仕事が休めなくて来れなかったもう一人の友達に見せるために写真を撮ってもらいました。
先生(真ん中) は私達より10歳上だから還暦すぎてるのに、昔と変わらず若々しくて素敵でした。
私(右) は、憧れの先生と会うにしては地味すぎる恰好ですが  この日は午前中すごい嵐で 雨のなか友達の介助もしなきゃだし。・・・もっとオシャレしていけばよかったなんちゃって
友達(左) は、こう見えてこの日は絶不調。 脳に気圧が影響するらしいのは本当だそうです。 歩くのは杖歩行です。

やはりショートが始まらないと・・ おでかけはこれが限界かな
でも楽しい時間でした。







ショートステイ見学

2013-04-02 22:35:45 | 介護の日常

3月下旬のことですが
骨折から3週間たった時点のレントゲンではあまり良くなっていないようでした。
でも痛みはだいぶ良くなったので、デイを休んで毎日ヒマをもてあましてるうちに とりあえずショートの見学だけでもしてしまおう、と
2つの候補先に見学の予約をし、まず私のオススメのほうの S へ行って来ました。

まだオープンして4ヶ月とあって、どこもかしこも真新しい。
部屋はすべて個室でトイレや他のスペースも広々してる。
母も、一緒に行ったオジーサンも、いちいち 「キレイだね~~~」 「ホテルみたいだね~~~」 と感動しまくり。
職員の方々も笑顔でチヤホヤ迎えてくれるし、すっかり気に入った様子。

そして、見学していたら職員さんのなかに見知った顔の人が。
「あ、Tさん!」 と私が言ったら Tさんが 「あ!」 と 母の車椅子の前にかがんで 「アラマア~~~ 来てくれたの?  僕いまここで働いてるのよ~~!」
母はただただビックリ

Tさんは、あるとても素晴らしい特技というか技能を持った人で、母が行ってるデイに時々ボランティアで来る人です。
じつは私はTさんがショートステイSで働いているらしいと風の噂で聞いてたんですが、母には黙っていました。 会えるかどうかわからなかったし。

母が思わぬ再会を喜んでいたらTさんが 「Yもいるんですよ~」 と。 え~~  Yさんというのも母の行ってるデイの職員でしたが、そういえば最近見えないと思ったらこっちに転職してたんだ~ それは私も知らなかった!
しかしなんて狭い世間に住んでるんでしょうねウチの周りは

そんなこんなで Yさんも来てまた嬉しい再会。
これも極めつけで、
家に帰ると母も父も 「もうSで決まりだな」 「K苑のほうは見学行かなくていいな」 って・・ え~そんなあ

そこまでSを気に入るとは嬉しい誤算で、 仕方ないのでK苑には見学に行けなくなった旨 謝りの電話をしました。

K苑も見てみたいのは山々ですが、せっかくだから今はとりあえずSと契約してショートになれてもらうことが先決かな~と。

がしかし・・・ 気に入ったからすぐ泊まりに行くかと思えば、 骨折が良くなってから行くそうで・・・  まあ4月中には行く予定です。


こうして家で頻繁に母とショートステイの話を普通にするようになって、そのたびとても不思議な感じ。 夢なんじゃないかと思ったり。
1年前の地獄のような修羅場は何だったんだろう
結局 痛い思いしないと来れなかった道なのか・・
でも本当に、母を (いい意味で) 騙したり言いくるめたりするんじゃなく、普通に納得してもらうことができたことが何より嬉しいこの頃です