「アメリカメジャーリーグ球場一覧・ナショナルリーグ西地区⑤」サンフランシスコ・ジャイアンツ~写真と短歌で綴る世界文化紀行
2024年メジャーリーグではドジャースの大谷翔平選手が大活躍をしました。BSNHKでは大谷選手の出場試合は連日放映しました。そして大谷選手も期待に応えて見事ナショナルリーグのMVPを獲得、「50-50」の言葉は世間を賑わせました。しかし考えて見ると彼が活躍している球場を私は余りにも知りません。そこでメジャーリーグの全球場を特集することにしました。メジャーリーグは「アメリカンリーグ」と「ナショナルリーグ」に分かれそれぞれが東・中・西地区(5チーム)に分かれ15チーム、全30チームが球場を持っています。そこで活躍した日本人選手にも思いを馳せて振り返ることにします。今週は「ナショナルリーグ」西地区を特集します。
口語短歌
ナショナルリーグ西地区⑤「サンフランシスコ・ジャイアンツ」オラクル・パーク
「入り江では スプラッシュボール 目当てこそ 観戦客が 待ち構えるも」

野球専用球場として建設されましたが、アメリカンフットボールやサッカーなどの会場としても使用されています。2007年7月10日、この日のオールスターゲームで、イチロー(マリナーズ)がオールスター史上初のランニングホームランを放っています。右翼までが309フィート(約94.2メートル)しかないが、フェンスが高さ25フィート(約7.6メートル)もあり、また海からの向かい風のため、特に左打者には非常に不利です。右翼フェンス後方がサンフランシスコ湾の入り江で、右翼席も小さいため、場外ホームランは海に飛び込みます。海に飛び込む特大アーチは、「スプラッシュ・ヒット」と呼ばれていて、スプラッシュ・ヒットボール目当てに、入り江で舟に乗って待ち構えているファンもいます。スプラッシュヒットが飛び出すと、開場時からの合計本数が電光掲示で表示され、噴水が吹き出ます。左翼席後方に、長さ約24メートルの巨大なコカ・コーラの瓶があり、中は4つの滑り台があります。コカ・コーラの瓶の横には、巨大なビンテージ・スタイルのグラブもあります。右翼立ち見席は通路にもなっていて、その下の「ナットホール」という遊歩道から試合を無料観戦できます。なお日本人は村上雅則 (1964 - 1965)新庄剛志 (2002)藪恵壹 (2008)田中賢介 (2013)青木宣親 (2015)選手が活躍しました。

参照
https://www.sports-his.com/baseball/pdf/map.pdf
https://www.naosouta.com/archives/58