ぶろぐ

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やさしく静かなものの内に

2005年09月10日 | その他のページ
 長崎はとても暑く、ものすごいセミの声が今でも耳に残っている。多くの人が死んでいった戦争。心の中にあるであろう怒りや憎しみを刺激する人。国や家族、愛など巧みに言葉を並べ人を導く人。そんな世界で・・・「本当に信じられるのはだれ?」。目が覚めたら戦場だったなんて事にならなければ良いが・・・。平和はだれが作るのか?彫刻家が作るわけではないが、長崎の平和記念像を作った北村氏のエピソードを1つ。
 大きく手を伸ばした像の足元を作っていたとき、カタツムリが床を這っていた。像の完成間もない頃になって気がつくと、なんとカタツムリは一番てっぺんにいたそうです。「たゆまざる歩み恐ろしカタツムリ」と詠ったそうです。平和を願う熱い気持ちは大切なことではあるが、人の心を動かす事はとても難しい。人の心の中にある、やさしく静かなものの中に、平和のカギがかくされているのかも。ゆっくりとした動きでも、一人ひとりが平和を願う心を忘れず、今の今を楽しく生きていくことが望ましい。(M.M.大野支部/大工)

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