平成18年度から所得税の税率の区分が現行の4段階から6段階にかわる法案が、今国会で提出されています。
税金は、高所得者からより多く、低所得者からはより少なく納めてもらうことが、基本的な考えです(応能負担と言います)。
したがって、所得が高くなればなるほど、税率が上がります。
昭和49年当時は最高税率が75%ありました。
それがだんだんと低く設定され、60%(昭和63年)→50%(平成元年)→37%(平成11年~)と現在にいたります。
これはすべて高所得者(金持ち)の世界の話で、すくなくとも課税所得(経費とか扶養控除とかすべて引いた、最後の残りの数字)が何千万円、何億とある人の場合です。
最高税率が引き下げられ、何千万円、何億の高額所得者は、それこそ税金が何千万円単位で安くなりました。
さてこの税率の区分が18年度から変わる法案が提出されました。
現行では、
課税所得330万円以下 → 税率10%
900万円以下 → 20%
1,800万円以下 → 30%
1,800万円超え → 37% でしたが、
改正案では、
課税所得195万円以下 → 税率 5%
330万円以下 → 10%
695万円以下 → 20%
900万円以下 → 23%
1,800万円以下 → 33%
1,800万円超え → 40% となります。
ですので、課税所得が195万円以下の人は、おおきく減税です。
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