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所得税が6段階に(平成18年度の税制改正案)

2006年02月21日 | 税制の情報と税金の相談

 平成18年度から所得税の税率の区分が現行の4段階から6段階にかわる法案が、今国会で提出されています。

 税金は、高所得者からより多く、低所得者からはより少なく納めてもらうことが、基本的な考えです(応能負担と言います)。

 したがって、所得が高くなればなるほど、税率が上がります。

 昭和49年当時は最高税率が75%ありました。

 それがだんだんと低く設定され、60%(昭和63年)→50%(平成元年)→37%(平成11年~)と現在にいたります。

 これはすべて高所得者(金持ち)の世界の話で、すくなくとも課税所得(経費とか扶養控除とかすべて引いた、最後の残りの数字)が何千万円、何億とある人の場合です。

 最高税率が引き下げられ、何千万円、何億の高額所得者は、それこそ税金が何千万円単位で安くなりました。

 さてこの税率の区分が18年度から変わる法案が提出されました。

 現行では、

 課税所得330万円以下 → 税率10%
       900万円以下 →    20%
     1,800万円以下 →    30%
     1,800万円超え →    37%   でしたが、

 改正案では、

 課税所得195万円以下 → 税率 5%
       330万円以下 →    10%
       695万円以下 →    20%
       900万円以下 →    23%
     1,800万円以下 →    33%
     1,800万円超え →    40%   となります。

 ですので、課税所得が195万円以下の人は、おおきく減税です。
 


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