建設労災 神奈川建設ユニオン
こんにちは。
大和事務所の八木です。
今週もやってまいりました木曜日恒例「誰でもわかる○○講座」でございます!!
このコーナーは大和事務所の八木が皆様に知らなくても生きていけるけど、知っていると少しだけ役に立つかもしれない情報を八木流に解りやすく解説していくモノラル形式(一方通行)の情報ブログでございます。
さて、今週もクレーンゲームの攻略・・・っと言いたいところでしたが、今回はのスマホ講座でお伝えした「SIMロック解除」について、NTTドコモは7月7日に条件がやや変更されました。これを機に、各キャリアのSIMロック解除の仕組みを改めて確認してみましょう。また、要点だけを簡潔に知りたい場合は文末付近の【まとめ】だけを一読すれば大体理解できます。
まずNTTドコモは2011年4月より、一部端末を除いて有料でのSIMロック解除に対応している。そのため今年の4月までに発売された端末と、義務化が開始された5月以降に発売された端末とでは、SIMロック解除の条件や解除方法に違いがある。
【NTTドコモ】
今年の4月までに発売された端末の場合、SIMロック解除に対応した端末をドコモショップに持ち込み、3000円を支払えばSIMロック解除は可能であり、「ネットワーク利用制限」や「おまかせロック」、「ケータイ補償ロック」がかかっていない端末であれば、今日購入した端末や、中古端末などであっても基本的に解除できる。ただし全ての端末がSIMロック解除できるわけではなく、特に人気が高いアップルのiPhone・iPadシリーズは解除非対応端末となっている点に注意されたい。
5月以降に発売された端末をSIMロック解除する場合、条件がやや複雑になる。NTTドコモのWebサイトによると、以下の5つの条件をクリアする必要があるようだ。
①ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと ②ご利用料金の支払い実績が確認できること ③契約者ご本人の購入履歴がある機種であること ④端末購入日から6カ月以上経過していること ⑤すでにドコモを解約済みの場合、解約日から3か月以内であること
4月以前の端末と比べ、大きく異なるのは、条件③と④である。契約者本人、つまり自分自身が購入した端末で、かつ購入日から6カ月が経過していなければ、SIMロック解除できなくなったのだ。中古端末を購入してSIMロック解除することはできなくなったし、解約済みの端末であっても、条件⑤にあるように、3カ月以内にSIMロック解除しなければ一切SIMロック解除できなくなってしまっている。ただし、条件④に関しては、7月7日に条件がやや変更されている。SIMロック解除手続きをする回線でSIMロック解除の実績があり、かつ前回のSIMロック解除から6カ月が経過している場合は、端末購入日から6カ月未満であってもSIMロック解除ができるようになったのだ。元々SIMロック解除は、海外滞在中に現地のSIMを挿入し、通信費を安く抑えたい人が多く利用していた。そうしたニーズに応えるための措置といえそうだ。
SIMロック解除に関する制約は増えた一方、解除の手続きは簡単にできるようになった。5月以降発売の端末はドコモショップだけでなく、電話、さらに同社のWebサイト「My docomo」で解除手続きができるようになった。料金に関しても、My docomoで手続きする際は無料で解除できるようになっている(それ以外の場合は3000円)。ちなみにフィーチャーフォンやデータ通信端末など、一部端末を解除する場合はドコモショップへの持ち込みが必須となるものの、解除料はかからないとのことだ。
【au】
同社WebサイトでSIMロック解除条件を確認すると、条件として提示されているのは「2015年5月以降に新たにauで発売されたSIMロック解除機能対応のスマートフォン/タブレット/Wi-Fiルーターなどであること」「端末購入日から180日以上経過している機種であること」の2つのみとなっている。前者に関しては、5月1日以降発売の端末となっているものの、実際は4月23日発売の「Galaxy S6 edge SCV31」も対象機種となるようだ。そして後者に関しては、NTTドコモと同様6カ月の解除制限が付き、SIMロック解除の実績の有無にかかわらず、解除までの期間は一定となるようだ。
またNTTドコモとの大きな違いとして挙げられるのが、自身が購入した端末でないとSIMロック解除できないという条件が設けられていないこと。従って、他の人から譲ってもらった端末や、中古端末であってもSIMロック解除は可能となる。なおSIMロックの解除方法は、Webサイト上の「auお客様サポート」と、auショップへ持ちこんでの解除と、2通りが用意されている。前者は契約者が購入した端末のSIMロック解除に限られるが、無料で解除できる。また後者に関しては、契約者以外が購入した端末の解除も可能だが、3000円の手数料がかかるようだ。
【ソフトバンク】
ソフトバンクのSIMロック解除条件などを確認していこう。実はソフトバンクも、今年4月以前にも、SIMロック解除可能な機種を5機種(BLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Z)発売しており、これらは購入直後からソフトバンクショップに持ち込み、3000円の手数料を支払うことで解除できる。では、5月以降に発売された端末のSIMロック解除条件は、どのようになっているのだろうか。同社のWebサイトからその条件を確認すると、おおむね以下となるようだ。
①購入日から180日が経過している ②ネットワーク利用制限の対象ではない、または安心遠隔ロックなど製品の機能を制限するサービスを解除している ③解約済み端末は、解約後90日以内、かつ契約していた本人に限り解除可能
これらの条件を見るに、実質的に端末を購入した本人で、かつ6カ月経過しないと解除できない。過去のSIMロック解除実績が考慮されない点を除けば、NTTドコモの条件にかなり近い条件設定といえる。
解除方法に関しては、同社のWebサイト「My SoftBank」と、ソフトバンクショップ店頭での受付となり、前者は無料、後者は手数料3000円となっている。こちらは、auとほぼ同等の内容となっている。
☆SIMロック解除後は通信方式と周波数帯に注意
ここまで各キャリアのSIMロック解除条件とその方法について確認してきたが、SIMロックを解除した端末に他キャリアのSIMを挿入して利用する場合、十分なパフォーマンスが発揮できない場合があることに、十分注意する必要がある。各キャリアが販売しているスマートフォンは、そのキャリアの環境に合わせて最適化されている。他キャリアのSIMカードを挿入した場合、必ずしも同じ性能を発揮できるとは限らないのだ。
注意すべき要素の1つは、auの端末を他キャリアのSIMで利用する、あるいはSIMロック解除した端末に、auのSIMを挿入して利用する場合。auは3Gの通信方式が他キャリアと異なり、最近の端末では音声通話にVoLTEを使用していることが多い。そのためauの端末とSIMのセット以外で利用した場合、音声通話に何らかの制限が出てくる可能性も考えられる。
また通信のパフォーマンスを最大限に発揮する上では、周波数帯も十分注意する必要がある。各キャリアとも保有している周波数帯には違いがあり、他キャリアの周波数帯に一部対応していない端末も多く存在する。この周波数帯の違いが、場所によって大きな問題を引き起こす可能性があるのだ。代表的な事例でいうと、NTTドコモの800MHz帯(LTEでいうところの「バンド19」)が挙げられるだろう。NTTドコモは特に地方や山間部で、この800MHz帯のみを用いてエリアをカバーしていることが多い。そのため800MHz帯に対応していない端末にNTTドコモのSIMを挿入して利用した場合、NTTドコモのカバーエリアであっても、地方で通話や通信が全く使えなくなってしまうことも、十分起こり得るのだ。
各キャリアともSIMロック解除義務化以降の解除対応端末の周波数帯を公開しているが、それらを比較してみると、現在のところ3キャリアが共通して対応している周波数帯は、実質的に2GHz帯(バンド1)のみとなっている。
(出典:日経トレンディネット 7月27日(月)12時14分配信 )
【まとめ】
以上を簡潔に要約すると・・・
ドコモは本人が端末購入してから6ヶ月後よりロック解除可。しかし、解約して3ヶ月後はロック解除不可。
auは2015年5月以降に販売された端末のうち、180日以降にロック解除可。契約していなくても中古端末でも対応してくれる。
ソフトバンクは購入後180日以降であればロック解除可。しかし、解約後90日以降はロック解除不可
※iphoneなどのapple社の携帯端末は要件を満たしていてもロック解除不可
となります。海外でスマホを使ったり、格安SIMを利用するにあたってロック解除は必要な処置ではあります。しかし、新しいSIMカードと端末の相性もありまうので、快適なSIMロック解除を満喫したい時は事前に下調べをオススメします。もし、組合員さまでご不明な点や疑問点があれば相談に応じます。
来週もこの調子で情報をお届けしたいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いします。
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まずNTTドコモは2011年4月より、一部端末を除いて有料でのSIMロック解除に対応している。そのため今年の4月までに発売された端末と、義務化が開始された5月以降に発売された端末とでは、SIMロック解除の条件や解除方法に違いがある。
【NTTドコモ】
今年の4月までに発売された端末の場合、SIMロック解除に対応した端末をドコモショップに持ち込み、3000円を支払えばSIMロック解除は可能であり、「ネットワーク利用制限」や「おまかせロック」、「ケータイ補償ロック」がかかっていない端末であれば、今日購入した端末や、中古端末などであっても基本的に解除できる。ただし全ての端末がSIMロック解除できるわけではなく、特に人気が高いアップルのiPhone・iPadシリーズは解除非対応端末となっている点に注意されたい。
5月以降に発売された端末をSIMロック解除する場合、条件がやや複雑になる。NTTドコモのWebサイトによると、以下の5つの条件をクリアする必要があるようだ。
①ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと ②ご利用料金の支払い実績が確認できること ③契約者ご本人の購入履歴がある機種であること ④端末購入日から6カ月以上経過していること ⑤すでにドコモを解約済みの場合、解約日から3か月以内であること
4月以前の端末と比べ、大きく異なるのは、条件③と④である。契約者本人、つまり自分自身が購入した端末で、かつ購入日から6カ月が経過していなければ、SIMロック解除できなくなったのだ。中古端末を購入してSIMロック解除することはできなくなったし、解約済みの端末であっても、条件⑤にあるように、3カ月以内にSIMロック解除しなければ一切SIMロック解除できなくなってしまっている。ただし、条件④に関しては、7月7日に条件がやや変更されている。SIMロック解除手続きをする回線でSIMロック解除の実績があり、かつ前回のSIMロック解除から6カ月が経過している場合は、端末購入日から6カ月未満であってもSIMロック解除ができるようになったのだ。元々SIMロック解除は、海外滞在中に現地のSIMを挿入し、通信費を安く抑えたい人が多く利用していた。そうしたニーズに応えるための措置といえそうだ。
SIMロック解除に関する制約は増えた一方、解除の手続きは簡単にできるようになった。5月以降発売の端末はドコモショップだけでなく、電話、さらに同社のWebサイト「My docomo」で解除手続きができるようになった。料金に関しても、My docomoで手続きする際は無料で解除できるようになっている(それ以外の場合は3000円)。ちなみにフィーチャーフォンやデータ通信端末など、一部端末を解除する場合はドコモショップへの持ち込みが必須となるものの、解除料はかからないとのことだ。
【au】
同社WebサイトでSIMロック解除条件を確認すると、条件として提示されているのは「2015年5月以降に新たにauで発売されたSIMロック解除機能対応のスマートフォン/タブレット/Wi-Fiルーターなどであること」「端末購入日から180日以上経過している機種であること」の2つのみとなっている。前者に関しては、5月1日以降発売の端末となっているものの、実際は4月23日発売の「Galaxy S6 edge SCV31」も対象機種となるようだ。そして後者に関しては、NTTドコモと同様6カ月の解除制限が付き、SIMロック解除の実績の有無にかかわらず、解除までの期間は一定となるようだ。
またNTTドコモとの大きな違いとして挙げられるのが、自身が購入した端末でないとSIMロック解除できないという条件が設けられていないこと。従って、他の人から譲ってもらった端末や、中古端末であってもSIMロック解除は可能となる。なおSIMロックの解除方法は、Webサイト上の「auお客様サポート」と、auショップへ持ちこんでの解除と、2通りが用意されている。前者は契約者が購入した端末のSIMロック解除に限られるが、無料で解除できる。また後者に関しては、契約者以外が購入した端末の解除も可能だが、3000円の手数料がかかるようだ。
【ソフトバンク】
ソフトバンクのSIMロック解除条件などを確認していこう。実はソフトバンクも、今年4月以前にも、SIMロック解除可能な機種を5機種(BLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Z)発売しており、これらは購入直後からソフトバンクショップに持ち込み、3000円の手数料を支払うことで解除できる。では、5月以降に発売された端末のSIMロック解除条件は、どのようになっているのだろうか。同社のWebサイトからその条件を確認すると、おおむね以下となるようだ。
①購入日から180日が経過している ②ネットワーク利用制限の対象ではない、または安心遠隔ロックなど製品の機能を制限するサービスを解除している ③解約済み端末は、解約後90日以内、かつ契約していた本人に限り解除可能
これらの条件を見るに、実質的に端末を購入した本人で、かつ6カ月経過しないと解除できない。過去のSIMロック解除実績が考慮されない点を除けば、NTTドコモの条件にかなり近い条件設定といえる。
解除方法に関しては、同社のWebサイト「My SoftBank」と、ソフトバンクショップ店頭での受付となり、前者は無料、後者は手数料3000円となっている。こちらは、auとほぼ同等の内容となっている。
☆SIMロック解除後は通信方式と周波数帯に注意
ここまで各キャリアのSIMロック解除条件とその方法について確認してきたが、SIMロックを解除した端末に他キャリアのSIMを挿入して利用する場合、十分なパフォーマンスが発揮できない場合があることに、十分注意する必要がある。各キャリアが販売しているスマートフォンは、そのキャリアの環境に合わせて最適化されている。他キャリアのSIMカードを挿入した場合、必ずしも同じ性能を発揮できるとは限らないのだ。
注意すべき要素の1つは、auの端末を他キャリアのSIMで利用する、あるいはSIMロック解除した端末に、auのSIMを挿入して利用する場合。auは3Gの通信方式が他キャリアと異なり、最近の端末では音声通話にVoLTEを使用していることが多い。そのためauの端末とSIMのセット以外で利用した場合、音声通話に何らかの制限が出てくる可能性も考えられる。
また通信のパフォーマンスを最大限に発揮する上では、周波数帯も十分注意する必要がある。各キャリアとも保有している周波数帯には違いがあり、他キャリアの周波数帯に一部対応していない端末も多く存在する。この周波数帯の違いが、場所によって大きな問題を引き起こす可能性があるのだ。代表的な事例でいうと、NTTドコモの800MHz帯(LTEでいうところの「バンド19」)が挙げられるだろう。NTTドコモは特に地方や山間部で、この800MHz帯のみを用いてエリアをカバーしていることが多い。そのため800MHz帯に対応していない端末にNTTドコモのSIMを挿入して利用した場合、NTTドコモのカバーエリアであっても、地方で通話や通信が全く使えなくなってしまうことも、十分起こり得るのだ。
各キャリアともSIMロック解除義務化以降の解除対応端末の周波数帯を公開しているが、それらを比較してみると、現在のところ3キャリアが共通して対応している周波数帯は、実質的に2GHz帯(バンド1)のみとなっている。
(出典:日経トレンディネット 7月27日(月)12時14分配信 )
【まとめ】
以上を簡潔に要約すると・・・
ドコモは本人が端末購入してから6ヶ月後よりロック解除可。しかし、解約して3ヶ月後はロック解除不可。
auは2015年5月以降に販売された端末のうち、180日以降にロック解除可。契約していなくても中古端末でも対応してくれる。
ソフトバンクは購入後180日以降であればロック解除可。しかし、解約後90日以降はロック解除不可
※iphoneなどのapple社の携帯端末は要件を満たしていてもロック解除不可
となります。海外でスマホを使ったり、格安SIMを利用するにあたってロック解除は必要な処置ではあります。しかし、新しいSIMカードと端末の相性もありまうので、快適なSIMロック解除を満喫したい時は事前に下調べをオススメします。もし、組合員さまでご不明な点や疑問点があれば相談に応じます。
来週もこの調子で情報をお届けしたいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いします。
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