ぶろぐ

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消費税、もらってないのに払うわけ?

2006年02月19日 | その他のページ
 平成15年に消費税の免税点が1,000万円に引き下げられ、その時にはじめて消費税の課税業者となった皆さんの、消費税の申告がいよいよ始まりました。

 しかし、材料費込みで請けている業者さんも、手間請けのみの業者さんはなおのこと、取引先から、消費税なんてもらっていません!

 ただでさえ、不況のしわ寄せで、単価は下がり続け、仕事を請ける競争も厳しくなっている中で、工事代金や手間請け代金に消費税を上乗せできる、つわものの業者さんなんているんですか?

 弱い立場にある、下請け業者は消費税分だけ値引きしているんです

 だから、消費税はもらっていない!預かっていない!

 そもそも、弱肉強食の価格競争の世界に、「税金」を放り込んだこと自体が間違いです。

 売買取引の現場から税金だけ「神聖にして不可侵」になんかならないのです。

 現実にそうなっているように、税金がもろに、取引の売買代金の中に組み込まれてしまっているのです。

 価格競争の世界に、税金が競争材料のひとつになってしまっているのが現実です。

 「消費税分だけ、値引きしてよ」

 だから弱い立場にある者が消費税を負担せざるを得ないのです。

 商品(工事)の売り手であるにもかかわらず、商品(工事)の買い手である取引先の代わりに、消費税を負担しているんです。

 売り上げが1,000万円の場合、必要経費はどうしたって600~700万円はかかります。手元に残るお金は、300~400万円あれば良い方です。

 自営業者は、サラリーマンのような「給与所得控除」がないので、所得税で、だいたい30万~45万円かかります。

 それに加えて、消費税15万~20万円がかかって来るわけですよ!

 この不況の中、生活費を切り詰め、なんとかしのいでいる状況で、そんな税金を払えるゆとりがありますか?

 もらっていない消費税を、どうして納める必要があるんですか?  

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