ぶろぐ

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戦争は人の心も武器に変える

2005年09月14日 | その他のページ
 戦争が終わり60年が過ぎようとしています。1946年、私は戦後生まれで戦争を知りません。また生まれ育ったところは山村のです。子供の頃はラジオでピーピー、ガーガーの雑音の中で戦争の事とか、復興の様子など放送されたと思いますが、私自身が直接に戦争の話を聞いたのは小学5~6年生だと思います(今の小学生には戦争の話を聞く機会はあるのでしょうか?)。
 社会人になってからも、仕事先で幾度となく、お年寄りの人に戦争の話しを聞かされました。兵隊に行った人は自慢話、内地に居た人は空襲にあった話などをされました。しかし戦争を直接に体験していない私は、ラジオ、新聞、テレビ等で放送されても、「あー、またセレモニーをやっているな」くらいしか感じませんでした。
 でも今回、長崎の被爆地で行われた「平和への願い」の大会に参加して、心を打たれました。被爆者のSさんのお話を聞いて、思わず涙があふれました。お話をされたSさんは、幾度もお話をされてきたので、おそらく涙も枯れてしまったのでは、と思いました。Sさんは原爆からやっとの思いで生きのびで、生きのびたら今度は「原爆病がうつる」などと言われ、人からも見放され、それでも、一生懸命に生きてこられた。
 「戦争は武器だけを使うのではなく、人の心までも武器に変えてしまいます」、こんなむごい体験をされながらなんと力強く、平和を願うことを訴えておられた事か!長崎に来て始めて、戦争の悲惨さ、みにくさをまのあたりにし、絶対に戦争はやってはいけないとこころに強く感じた。今回この平和行動に参加し、いろいろ考
えさせられる事ばかりです。今私たちに何ができるか?色々な思いがありすぎて、まとまりません。私はすばらしい体験をすることができました。(Y.K.富士支部 大工)

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