ボランティアグループきずな活動BLOG

東日本太平洋沖大震災復旧・復興ボランティアグループ「きずな」の活動ブログです。

銀世界の石巻より

2012-02-05 22:24:07 | 現地滞在
1月末から石巻に来ています、ミホです。

着いたその日からこちらの人もびっくりするような大雪が降り続けて、
「雪さ、かついできたか?」と言われるほどです。



この寒さのせいで、かなりの仮設住宅で水道管が凍ってしまい、料理もできずトイレもお風呂も
使えない方がたくさんいます。
業者さんが全く足りていない状態で、「いつになるか分からない」と言われているところもまだまだ
あるようです。わたしが宿泊させてもらっている仮設の拠点にも、数日前から水道凍結した
近所の仮設住宅の方が滞在されています。
ほかにも、仮設住宅の中にある集会所にお風呂があればそこを開放していたり、とりあえず料理やトイレ用に
ポリ缶でお水がたくさん配られています。早く収束して、温かいお風呂に入れるようになってほしいです。


風除室。申請してもなかなか取り付けられないところ、すぐに対応するところ、それもバラバラ。

いろいろと仮設住宅をまわってお話を聞いていると、当たり前ですが本当にそれぞれの仮設ごとに
カラーがあって、住民さんの自主的な活動、外部からの支援の入り方などもさまざまだなぁと感じます。

自治会や班をつくって組織的に機能しているところや、一方では昨日自治会長に任命されたけど、
回覧板をどう回したらいいか分からない、というところもあります。
まだ自治会が組織されていないところには、行政のほうから自治会を結成するよう、
最近はかなり勧められているようです。
また、ほとんどの仮設に備え付けらている集会所についても、活用するよう促しがあるようです。
組織化されて、行政とのやりとりや住民間での伝達がスムーズにいっていたり、集会所をうまく活用し、
居場所になっている所もある一方で、これらが目的化され、自治会つくればいい、集会所つかえばいい、
といった感じで形骸化してしまい、本来の地域の居場所機能や、見守りの意味などが見えなくなって
しまっているところがあるのも事実です。
顔の見える関係づくりや、たとえ仮の住まいでも安心して生活できるってどういうことなんかな?
その意味をわたしも考えさせられています。

いろんな話や情報が入ってきていて、頭が混乱気味、うまくまとまりませんが、今日はこのへんでー。



おらの癒し。








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