本日これまでうちからのたくさんのメンバーがお世話になっている亘理町を訪問してきました。
いちごっこの馬場さんや、公共ゾーンの斉藤さんは多忙でゆっくりお話が伺えませんでしたが、
昼食を食べさせてもらったお店で良い出会いが!
宮城県でも最大規模の仮設住宅、「公共ゾーン」のとなりに2月下旬から仮設店舗街「東郷地区商店」がオープンいています。
10月頃訪れたときは、被災した車がたくさん積み上げられていたり、WFPのテントが並んでいてまだまだ忙しない場所でしたが、
半年ぶりに訪れると一転、30店舗近いプレハブ商店が並ぶ仮設商店街に風変わりしていました。
建築系や電気屋、商店なんかもあるのですが、今日はランチタイムに立ち寄ったので、たまたま入った定食屋で素敵な出会いがありました。
お店の名前は「うしのや」。被災前は亘理町、とりのうみにお店を構えておられたそうです。
今回取材に答えて下さったのは、お店をほとんど一人で切り盛りしているお母さん、松井としゑさん。
ゴジラ松井のニュースに合わせて孫の名前が
を秀喜にしたと冗談まじりで話される気さくなおかあさん、いや、おねえさんです。
たまたま食べにきた地元の農家のおっちゃんトリオもお母さんのトークにたじたじ
山元町の自宅は全壊を免れたものの、漁港近くでお父さんと一緒にされていた店は天井まで津波が押し寄せ営業ができなくなってしまったそうで
一時は商売を諦めかけたそうですが、
お父さんが山下で、お母さんは、この仮設商店街に飲食店が少ないということで依頼を受け、お店を再開されたそうです。
お店の名物は海鮮たっぷりの“わたり焼きそば”。取材中もラジオ局から取材以来が入っていました。
これで一人前です。(若い人は頼まなくても大盛りで出してくれるらしい、たぶん3玉はあった気が、、)
他にもラーメン屋や生姜焼きなど定食屋さんらしいメニューがお手頃な価格で食べれます。
山下で再開したお父さんのお店では。震災以前から名物の“はらこめし”と“ほっきめし”を提供されているとのこと。
(次回はこっちも是非食べたい!!)
その他にも、松井さん特性のチョコバナナ(100円)も販売中。
震災後の支援のあり方や商売についてご自身の経験から熱く鋭い視点で語られる松井さんですが、
途中チョコバナナを買いに子どもが来店したときに迎え入れる優しい笑顔と話し方に、モットーである”家庭的なお店”の魅力を感じました。
その他にも子どものためにおにぎりや、夏場はかき氷を販売する予定だとか。
自ら被災しながらも立ち上がり、ほかの人にエネルギーを分け与えれる松井さんの人柄に僕も少元気を頂きました。
お弁当やお惣菜づくりなど、まだまだやりたいことがたくさんある!という松井さん。
おいしくてみんなに元気を分けてくれるお店が、
お店の名前の通り、うしのよだれのように、ながーく、ほそーくいつまで続きますように!!