気づきの瞑想

「イライラ、ムカムカ」「もっと欲しい!」「ぼんやり…」など心のツラ~イ症状に効きます

拾い読み「脳と瞑想」~その2、P165_自我の解体から活用へ

2014年03月03日 21時07分46秒 | プラユキ・ナラテボー師の著書など

プラユキ師と脳神経外科医の篠浦先生の脳をめぐっての対談本「脳と瞑想」(サンガ)

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

 「脳と瞑想」はざぼんによるイラストつきです~


ざぼんのイラストと関係あるあたりの 脳と瞑想の本文を拾い読み~ その

P165_自我の解体から活用へ


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篠浦 
…自我は脳の司令塔だと言っていますが、ほんとうにいい司令官は、部下が前面に出て活躍し、司令塔の存在感がないのに、うまくいくように自然にもっていっている人だと昔から言われています。
日本海海戦で戦史上ない、完璧な勝利を挙げたときの連合艦隊司令長官の東郷平八郎の偉大なところは、いまだに賢いのか馬鹿なのかわからない点だという話があります。
要するに、彼は状況の必要性に応じて、適切に組織を変えていく機能に徹し、自分がこれだというカラーがない無我の人なんでしょう。

プラユキ
そう、自我というものは、まさに必要性に迫られて形成される構成概念だということです。
これも「車」にたとえるとわかりやすいと思います。
車は、ハンドルやブレーキ、 アクセル、エンジン、ガラスやシート、あるいは小さなネジやらで組み立てられていますよね。
そういう部品だけを取り上げてみたら、そこに「車」という実体はない。
でも私たちはそういう部品で組み立てられた構造物を、仮に「車」と名づけて利用しているわけです。
「自我」も「車」と同じように、さまざまな身体要素、心要素、性格、経験、行動といったものをひとつの統合性をもった組織的な「まとまり」として認識したときの仮の名前です。…
…(自我とは)私たち人間がこの世で都合よく生きていくための組織化のパターンだということを理解し、とらわれることなく、車のように有効活用していけばいいのではないかと思います。 

 「脳と瞑想P161~P163>
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自我も車も、上手に運転できるようになりたいな~

 

<ご参考資料>
一切のものを構成要素が集まった状態である、と理解する

「車」とか、構成されたものとか、についての過去記事です。 

 

そもそも無我

「無我」についての過去記事です。  

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なぜ「自我」がキーワードなの?
「無我」ってなに?…

気になったら! 
ぜひ「脳と瞑想」、ご一読ください

 

 

脳と瞑想

プラユキ・ナラテボー,篠浦伸禎
サンガ

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