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房総半島横断とアクアライン(その1)いすみ鉄道と大多喜城

8月も下旬に突入した21日、前々から行こうと思っていた、いすみ鉄道+小湊鉄道の房総半島横断をしました。
本当は春に行こうかと思っていたのですが日程が合わずに断念したのでした。

さて今回は18きっぷを使うので、国府津から東海道線に乗るとします。
まずは、いすみ鉄道の発着駅大原を目指すので、上総一ノ宮までグリーン車に乗るのも一考なんですが、帰路はアクアラインバスに乗る出費もあるので「どうしょうかな~」というところ。
ともかく手持ちのSuicaカードにチャージがないので国府津駅のホームのグリーン券売機で1万円でチャージしようと、1万円札を券売機に挿入すると「ただいま(千円札以外は)取り扱っていません。という画面表示が・・・。
オイオイという感じですが、今回はグリーン車にはほぼ乗らない方に決めていたものの若干の迷いもあったのですが、背中を押されて普通車に乗ることに。

ホームのグリーン券売機での高額紙幣の取り扱いも駅ごとに差があるようで、品川では「改札で両替してください」とのことでした。前からですが隙あれば車内料金を頂こう的な嫌らしさを感じます。いっそ「事前料金」は「事前購入割引料金」・車内料金は「通常料金(車内購入)」に改名すればいいのに。

さて前夜あまり寝ていないので、寝ていこうと思い目を閉じていても眠れずに品川に到着。ここで丁度やって来た8時22分発の横須賀線(総武線快速)の千葉行に乗り換える事に。
大原へは東京始発8時42分発の上総一ノ宮行に乗っても着くのは同じですが、せっかくなので千葉まで先に行く事にします。

さて千葉行きは朝のラッシュ時間なので混んでますが「東京を過ぎれば空いていくばかり」と思っていたら、東京・新日本橋・馬喰町と進んでも降りる人が思ったより少なくて座れない状態。地上に出てようやく錦糸町で前の人が降りて座れたのですが、まだまだ1両に10人以上は立っている人がいて、「ラッシュの逆方向なのでどうせガラガラ」という予想が外れ、結局千葉に着く直前でも7人掛けのところに4~6人ぐらいは座っているほどの乗車率でした。

千葉駅に近づくと長い車内放送で「内房線、五井・姉ヶ崎方面は○番線から○分発木更津行・外房線、鎌取・大網方面は5番線から16分発東金線直通成東行・総武線・・・・銚子行は・・・・成田線・・・・鹿島神宮行」はと、乗り換え案内が流れ、地方の主要駅到着前といった雰囲気を感じます。
「外房線は5番線で成東行か~ふむふむ」というところですが、ここで問題なのはこの電車が何番線に着くのかという事。
千葉駅は独特なハの字の形をしていて1~6番線の総武線各駅停車・外房線・内房線の発着ホームと7~10番線の総武線・成田線に分かれていて、特に前の方の車両だと、どっち(外房内房組か総武成田組)に着くかで大違いなのです。

放送を聞きながら「でこの電車は何処に着くの?」と思っているとようやく到着直前ぐらいに「10番線到着お出口右側です」と・・・
どうやら乗換えが大変なパターンのようで。



これが千葉駅。前方が銚子や安房鴨川方面。
右側が1~6番線組・左側が7~10番線組で、ハの字の間には駅ビルがそびえたっています。



とりあえず乗ることにした大網経由成東行です。
113系。211系が来てもまだまだ主役?
以前ある方に、この塗装の事を一般的に呼ばれている「スカ(横須賀)色」と言ったら、「房総色だ」と訂正されてしまいました。なはは
横須賀線じゃこの色の電車は走ってない事を考えれば指摘もごもっとも。という感ですね。

さて大原へはどのみち大網までの何処かで乗り換えないと行けないので、今回は鎌取で降りてみることに。



鎌取駅の駅前の様子
駅部分は二宮ですが、駅前はミニ新百合ヶ丘という雰囲気の現代都市の様相です。
昨年の9月にここから京成線の学園前駅までのバスに乗って以来の1年ぶりの下車ですね。

さて15分ほど後の上総一ノ宮行の快速に乗り先を目指すことに。
15両だしどうせガラガラかな~と思っていたら、これまた空席を探さないと座れないほどの混み具合。
これから海水浴か行楽に行く感じの人もチラホラ乗っているのが、「腐っても鯛」というか夏の房総線である事を主張している感じです。
大網から先は幼少の頃に乗って以来なので久々の乗車で沿線風景も目新しい区間ですが、これが飛ばす飛ばす。限界まで速度を出しているんじゃないかと言うぐらいの走りです。
途中の茂原は学生時代の友人が就職して最初に配属された地なので、名前を知っている場所ですが、どんなところかと思えば高架になっていて地方の特急停車駅という雰囲気。九州の中津を思い出す感じか・・
思ったよりも街中じゃん。という印象ですね

さて上総一ノ宮で113系4両の安房鴨川行に乗り換えて東京から2時間弱で大原に到着です。
「いすみ鉄道乗換え」の看板に従って跨線橋を渡ると改札に。
改札で「木原線に乗りたいんですが」と尋ねる、改札を出てすぐ左。と教えられます。

いすみ鉄道の駅はJRの駅舎に間借りしている感じですが、専任の係員はいないようで改札なども受けずにそのままホームに。



いすみ鉄道の列車です。
2両編成ですが、なぜか貫通路が繋がっていなくて前の車両には乗れませんでした。
車内で乗客の初老風のおじいさんが車掌さんに「なんで前には乗れないんだい?」と聞いていたところによると、どうやら前の車両は検査から上がったばかりの試運転中だとか。
その為か大多喜で切り離されていました。

いすみ鉄道と小湊鉄道では共同で「房総半島横断記念乗車券」という大原から五井まで乗れるきっぷがあるのは公式ホームページに載っていて、購入は「大多喜以外の駅から乗車の際は乗務員にお申し出・・・」との事だったので、1~2駅過ぎたところで

きよ)「房総半島横断きっぷが欲しいんですが」と話すと
車掌)「この列車からはどこで降りますか」
きよ)「大多喜です」

と答えると

車掌)「では大多喜駅のホームに係員がいるのでそこで買ってください」

との事でした。ふむふむと思っていると

車掌)「列車の時刻は大丈夫ですか?」

と聞かれて、一応家である程度確認しているとはいえ、そう聞かれると自信もないので

きよ)「あ、大多喜駅で確認します」

と答えると、なんといすみ鉄道と小湊鉄道の乗継時刻を記したカードサイズぐらいのパソコンで手作りした風の時刻表をもらえました。
この先、上総中野と養老渓谷の間は1駅とはいえ1日に4本しかないのでウカウカしてると大変です。

さて車窓の風景は周囲に田畑が広がり、時に林の中を走るような長閑な田舎の風景で「東京から2時間の千葉県にこんなところがあるとは
という感じでびっくり。これは来てよかったと少し感激です。

さて、大原から30分ほどで大多喜駅に到着です。
降りようとするとつり銭の入ったクッキー缶を持った係員が乗ってきて、車掌さんが私をさして「こちらの方です」と・・・・いつの間にか駅に連絡が入っていたようでちょっと驚き。
ということで「房総半島横断乗車券」を係員から購入しました。

頑なに有人駅以外では企画券など割引きっぷを売らないような会社がある中で、こういう取り扱いは当たり前と言っては当たり前ですが良い事ですね。



大原~上総中野~五井は普通運賃で2000円近くするので通して乗るだけで400円ぐらい安いですが、その上戻らない限り途中駅で途中下車もできるというお得なきっぷです。



大多喜駅の駅舎です。この地域の中心駅で駅前にはタクシーがいました。
駅前の観光案内所で大多喜城への道を尋ねると、歩いて20分か25分ぐらいかかり、貸し自転車もあるものの上り坂だからあまり意味がないとか、あれこれ親切に教えてもらいました。
神奈川からここまで列車で来たといったら「汽車で来たのか~」と驚いていました。

20分ぐらい歩くのは慣れているとはいえ、外にいるだけで汗が止らない様な暑さ。
タクシーだと初乗りで行くかどうかぐらいの距離だそうで、行きだけタクシーに乗って帰りは歩こうかとか考えたものの、ケチ根性が働いて結局は歩く事に。

駅からお城までの道は案内板もあって問題ないのですが、途中で心配になって地元の人に聞きつつ20分ほどで到着。



これが大多喜城。千葉県立博物館の分館という扱いだそうです。
暑い中を歩いたので、冷房がかかっていたのがメチャ嬉しかったです

館内はよくあるように、刀剣類などの資料展示が中心ですが、往時は中心都市であったことから商いも盛んだったようで当時の用具なども展示されていました。
火縄銃に関する展示もあり「火縄銃が実戦で使われたのは大阪冬・夏の陣」ぐらいまでで、その後は装飾品や競技用としての意味合いが強くなったそうで、ふむふむというところですね。

ちなみに最上階(4階)は展望台のようになっていますが、ベランダのようなものはなく、格子入りの窓から眺める感じなので眺めはちょっとイマイチ?

さて再び20分歩いて駅に戻るわけですが、なんでも途中にある大多喜高校や大多喜駅も当時の城郭に含むそうで往時は大きい城だったようです。
大多喜と言えば「房総中央鉄道館」も訪れたい場所ですが、なんと先日の地震の影響で模型レイアウトが破損し修復作業中ということで残念ながら臨時休館中・・・



昼食でもということでメインの街道に出てたまたま発見した「くらや」というそば屋に入る事に。

天ざる・700円でした。
天ぷらは、海老・なす・ピーマンの3種類です。

向かいのとんかつ屋と迷ったのですが、暑いのでさっぱりしたものが食べたいと思いそばにしました。
でさっぱりしたものをと思いつつも少しはスタミナをつけねばと言う事で天ぷらを・・

次回に続く

07/9/2 4:03UP

コメント一覧

MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/maikyu
さざなみ@千葉市民様はじめまして。

こちらも最近まで千葉県某所に居たのですが、千葉市とは縁の薄いエリアだった事もあり、千葉駅の駅弁半額という話は初耳(千葉駅で駅弁を買ったことすらない有様ですので…)ですが、機会があればチェックしてみたいと思います。

また駅弁の半額セールは、こちらは以前下関で最後に残った幕の内を半額で入手したことがある程度ですが、定価だと割高に感じる駅弁も、半額ならかなり値ごろ感がありますね。
きよぴ
MAKIKYUさん
五井駅の名物駅弁は全然気がつかなかったです。
そんなものがあったとは・・・

211系と言えば1月に銚子から総武線経由で佐倉まで211系でしたよ。成東で大網経由の千葉行きがあったから乗り換えようと思ったらそっちも211系でした(_△_;〃

さざなみさん
私も以前21時よりは早い時間20時ぐらいか・・?に半額かは忘れたけど安く買った覚えがありましたよ。
たしかトンカツ弁当だったかな。容器が瀬戸物になってるの欲しいですね

気動車の踏み切り標識は珍しいんじゃ???
さざなみ@千葉市民
小湊鉄道ですか~
13年前に一度五井→大原で乗り通したきりご無沙汰です。
車ではしょっちゅう付近を通るんですがぁ・・。
見所は牛久から中野は1閉塞でして、一見行き違いができそうな駅もありますが、副本線は死んでたりします。
 
小湊線の踏切標識は「電車」「気動車」「SL」と3種類あったり、中野付近では遮断機が無かったり(自動車が通れる道路は警報機くらいはありますが)と新鮮でドライバーから見ても楽しめます。
 
>>MAKIKYUさんへ
小湊の格安(確か300円台ですよね?)駅弁のピカネタに触発されて当方からの地元駅弁ネタですが、千葉駅万葉軒駅弁コーナー(そば屋脇)では午後9時頃になっても売れ残りが多数ある場合、突然全品半額で販売をする日があります。
あの!1000円超の有名駅弁も半額で買えたりします。お見知りおきを!
(といってもこの時間に@千葉駅って地元民だけかも・・・あまり有用な情報ではなくてスミマセン。)
MAKIKYU
http://blog.goo.ne.jp/makikyu
こんばんは。

こちらは小湊鉄道(鉄道線)+いすみ鉄道には逆ルートで2年ほど前に一度乗車しただけですが、やはり房総横断記念乗車券を使用し、このきっぷは利用価値大ですね。

またこちらが乗車した時は、五井方から乗車した事もあって、五井駅で名物の駅弁?(小湊鉄道ホームへ向かう陸橋上で、地元仕出し弁当やが弁当や惣菜を販売)を購入したのですが、そちらもこの弁当を目撃されたでしょうか?
(これは値段も安く、味も悪くなかったので、もし機会があればオススメです)

あと千葉地区の211系ですが、この車両は東総方面へ向かう総武・成田線では過半数の列車で運用されていますが、房総方面へ向かう外房・内房線では運用数が少なく、こちらはまだまだ113系が主力です。

こちらも先月房総方面へ出向いた際には、総武線と成田線で211系に遭遇し、以前内房線でも211系に乗車した事がありますが、これは千葉周辺の短距離ならまだ良いにしろ、通勤仕様のオールロングシートで、車内もそれなりにくたびれていますので、長時間乗車は余りオススメできない代物です。
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