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2016年3月仙台に行ってきたよ(その13・白石城を見学)

前回から続く

さて白石城の近くまで来てスマホゲーム「しろくろジョーカー」の白石城の位置情報をゲット



この白石城三階櫓は平成7年に木造で復元されたものだそう。3階の釣鐘型の窓が特徴的ですね。

併設されている資料展示館を見物するとします。
戦国BASARAというゲームで片倉小十郎が登場した縁なのか、戦国BASARAバージョンの片倉小十郎グッツなどがみやげ物店で売られています。私は折角なので乾麺の白石温麺を買うことに。



1階の食事コーナーで昼食に白石名物の温麺を食べようと、券売機で食券を買おうとするとお金が戻ってきて買えない・・係りの人がカウンターで「こちらで伺います」というので「○○温麺を・・」と注文すると、「食事物は終わりでソフトクリームしか出せない」となおいおいな・・

ともかく2階の資料展示コーナーを見学することに。資料展示コーナーは無料。他に有料のハイビジョンシアターもあるのものの既に最終回の上映は終わっているよう。



白石城は仙台藩の支城として、伊達家の家臣の片倉小十郎氏以下片倉氏の居城となり、一国一城令以降も存続を許され南の上杉藩などに睨みを効かせていたよう。
白石城は幕末期には奥羽越列藩同盟が結成される舞台にもなったそう。その後、明治維新で賊軍となった伊達氏の家臣団は北海道に渡り登別市などで開拓に従事したそう。
家臣団の北海道に渡る決意と現地での厳しい開拓生活を思うと、先ほどの仙台城址で「官軍側を祀る護国神社」の件がますます気になってきますね。

展示館を一通り見物して駅に戻るとします。



16時25分発の刈田病院行きが白石駅に向かうようなので、待合室でバスを待っていると1台到着。
とりあえずバスの方に向かっていったら
「このバスはここで終点だべ、ねぇちゃん何処に行きたいんだべ~」
「白石蔵王駅でなくて白石駅かのう~??」
「白石駅ならすぐだから歩いていってもいいだっぺ~」
「荷物がたくさんあるから歩くのは大変だっぺ~」
という感じでまぁ、到着したバスの運転士氏や他のお客さんも交えて、リアル路線バス乗り継ぎの旅(蛭子さんが出て来るやつ)みたいな状態に

もうみんなモリゾーに見えてきますね。そうこうしているうちに、またバスが到着。
このバスが白石駅に向かうようで乗るとします。
ちなみに運賃は200円でした。

駅前のコンビニで電車の中で食べるように、菓子パンと唐揚げ棒を買って昼食代わりにします。



白石駅の改札。
この時間帯は窓口と改札を1人で兼務している状態。有人改札には柵がしてあります
窓口でこの先で使うグリーン券を買っていたら、ちょうど到着した列車から降りてきた人が・・。
降りてきた人は有人改札前で足止めされつつ出迎えの人と世間話を始め・・。係員は私の方が終わってから有人改札の柵を開けて・・。とまぁいやはや、なんとも田舎らしいのどかな光景だなと
私だったらきっぷ持ってたら絶対自分で勝手に柵を開けて通るぞ・・



白石16時49分発の快速シティラビット6号で先に進むとします。



またまた719系の2+2の4両編成。
本来は「シティラビット」のヘッドマークが付いているはずなんですが、2日前、3月26日のダイヤ改正からヘッドマークの掲出を取りやめたそうで。ちょっと残念な??

快速シティラビット号は仙台~福島間を3往復運転されている快速列車。(繁忙期に臨時列車が追加)。

前回の記事で書いたように、東北線の仙台~白石間は仙台の近郊区間のようになっていて、普通列車が毎時2~3本運転されていますが、白石から福島までは快速を含めて概ね毎時1本程度。(福島から先の栃木県黒磯までも多少増える区間もあるものの毎時1本ペース)

この仙台~福島間のうち、特に県境を挟む白石~藤田間は90年代終わりごろは、日中2時間開くときもあるなど実に悲惨なダイヤになっていました。仙台~福島間で在来線で移動するなら、西側に大きく迂回している阿武隈急行を経由した方が早いパターンもある。と言われるぐらいの状態。
教科書的に「県境区間は流動が少ないので適正なダイヤでなんとかかんとか・・」といえばもっともらしく聞こえるのかもしれませんが・・・

そこに90年代末に仙台~福島間に宮城交通・福島交通・JRバスの3社連合で高速バスに参入。さらに富士交通・桜交通という観光バス事業者が高速バスに新規参入。運賃値下げ競争も起こり片道800円に。更に安い2回回数券なども設定され一挙に高速バス激戦区に。
高速バスの激戦は仙台~郡山間でも起こり、郡山や福島の人は気軽に行楽などで仙台に行けるようになって移動需要が創出されたよう。

最終的には観光バス会社から参入した富士交通は民事精算法適用からの2008年で事業廃止となり、仙台~福島・郡山間の高速バスは1グループだけの運行となり本数も減便。運賃もそこそこに落ち着く形に。

そういった高速バス激戦のJR側の対抗策として、割安な往復割引券の設定ともに運行開始されたのがこの「快速シティラビット号」という話なのです。

この辺りの経緯に関しては
東北大学鉄道研究部誌に掲載された砧音月氏による「富士に跳ねるウサギ」に詳しいです
http://www.geocities.jp/incus_incus/rail/fuji/index.htm



白石駅に掲示されていた新幹線Wきっぷという往復割引きっぷのPRポスター
仙台発着では福島・郡山・会津若松・喜多方・古川・くりこま高原・一ノ関で設定されています。

高速バスの激戦の裏で、JR(鉄道)は対抗策を講じたお陰で「負けないで済んだ」という印象を感じますね。


さて話は長くなりましたが、白石から30分ほどで福島に到着です。ここで黒磯行きに乗換えですが・・・なんと車内放送で「東北線二本松・郡山方面黒磯行きを御利用の方はこのまま御乗車ください。この列車がそのまま17時26分発黒磯行きになります」のような案内が

福島駅では駅舎に面した1番線に到着。福島で降りる他のお客さんが「あれ?こっちに着いたぞ?」みたいに話し合ってました。ダイヤ改正前は2番線到着だったのかな??

次回に続く

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2016/5/22 23:18(JST)
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