極楽橋駅でケーブルカーに乗り換えるとします。
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行き違い場所です。
昨日の生駒ケーブルに較べると明らかに急勾配で、密教の地高野山へのアクセスらしい山に登る雰囲気を感じられます。
ちなみにケーブルカー自体は2両編成で掲示によると定員は260人だそうです。
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5分ほどで終点の高野山駅に到着です。
ホームの階段が急で乗り降りするのもタイヘンなぐらい
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高野山の駅舎です。軽く霧がかかっていて山の上に来たなぁ~というか神秘的な雰囲気を感じます。
駅前で案内図をもらいつつ、「せっかく来たんだから」ということで戸惑うキング氏をよそにとりあえず奥の院行きの「南海りんかんバス」に乗車します。
駅を出るとすぐにバス専用道に入り山の中のくねくねした道を数分強ほど走ると「女人堂」という停留所があり、女人禁制だったであろう往時が偲ばれます。
その先は街中を走る感じで、「高野警察前」というバス停のところには、古めかしそうな建物の「高野幹部交番」がありました。「幹部交番」という名称ははじめて聞きますがやはり幹部というからには、統括するような組織だったりするのでしょうか?
ちなみにこれを書くために調べたところ、幹部交番の建物は高野山駅舎やその他いくつかの建物と共に、大正末期~昭和初期に建築された国の登録有形文化財に指定されているそうです。
場所柄、仏教建築の宝庫のようなイメージがあるので近代建築で文化財の指定を受けているのは少々意外な感じもします。
さてとりあえずバスに乗ったのは良いものの、何処に行くかも決まっていない上に既に15時半近く。詳しく見物するほどの時間もないので、「どうしたものかな~」と迷いつつ、駅前でもらった案内図を見つつ検討する事に。(既にバスに乗っているので早く決めないとどんどん過ぎてしまうというアセアセな状態です)
昨夜、この方面に詳しい模様のTさんから「奥の院はバスを降りてからかなり歩く」とか聞いていたので(この時にもっと詳しく色々聞いておけばよかったと思いました)終点の奥の院まで行くのは見学時間などを考えると無理そうなので、案内図の「総本山金剛峰寺」がどうやら中心の感じなのでそこに行く事にしました。
☆配布されている案内図
こんな感じのイラストマップに
バスの時刻表と簡単な路線図
が付いたものでした。
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とりあえず、最寄らしい千手院橋バス停で下車します。高野山上のバスフリーキップなどもありましたが、手持ちのスルット関西3Dayパスのエリア内なので、バス代を払う必要がないのはありがたいところです。
千手院橋バス停のところには有田鉄道バスの「高野山バス停」もあり掲出の時刻表によると1日3本バスが来る模様です。
「有田鉄道」というと、6キロ弱の小路線で元富士急行の気動車がいたり末期は元樽見鉄道のレールバスを使って高校の通学時間帯のみ運行していたものの廃線になった。というような話を鉄道趣味雑誌で読んだ記憶がある「名前だけは知ってるけど・・・」な状態の路線です。
☆これを書きながら調べてみたところ、「有田鉄道バス」の公式なサイトは発見できませんでしたが、「南大阪ターミナルガイド」というサイトで詳細情報を発見しました。
これによると途中で乗り継いで3000円近くかかるものの紀勢線の藤並駅に出れるようです。
南海電車以外で高野山にアクセスするルートということでなかなか興味深いですね。
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高野山上の街並みです。山の上には銀行があったりで案外普通な感じもしますが、ここまで簡単にこれるようになったのも、長い高野山の歴史の上では最近だと思うと感じるものもありますね。
高野山の山上には宿坊と呼ばれるお寺がやっている旅館のようなものがあり、お勤め(修行)に参加しつつ精進料理の食事が楽しめるそうで、今回は事前に調べる時間もなく無理でしたが次回は挑戦してみたいところですね。
ちなみに宿坊は京都等にも多くあり、ママが若い頃に普通の旅館やホテルに較べて割安な料金で泊った事があるという話も・・。
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さてバス停から少し歩いて金剛峯寺に向かいます。
入口で拝観料500円を払い入場して、途中の大広間のようなところでお茶とお菓子をいただいてしばし休憩です。(代金は拝観料に含まれています)
お菓子は特製の丸い煎餅状ながら柔らかくて甘みのあるものでした。
お土産用に箱入りで1000円のもありお土産用にも購入したのですが、家に持ち帰って写真を撮るのを忘れて食べてしまいました。
100畳以上はありそうなかなり広い大広間でしたが、この時は拝観者も少なくゆっくりと休憩できました。
その後は、空海の故事に基づいた襖絵などを見つつ30分ほど見学して、元きた千手院橋バス停に戻り駅に戻る事に。
丁度バスが行ったばかりで20分ほど待ちだったので少し写真を撮ったりした後、近くのみやげ物のお店でも覗こうかなと思っていてたら、丁度臨時便のバスが来たので乗車しました。
どうやら行楽シーズン期を中心に臨時便が頻発しているようです。
ちなみにバス自体はそんなに混んでおらず普通に座れる状態でした。
高野山の駅からはケーブルカーで極楽橋駅に戻ります。行楽シーズンで帰りの時間ということで利用も多く、極楽橋駅に着いたら乗り換えの橋本行きの電車(行きと同じ2300系の2両)が丁度席が埋まったところで座れないので、20分後の次の電車に乗ることに・・。
少し時間が出来たので極楽橋の駅を観察する事にします。
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極楽橋駅の外への出入り口。狭いです。
通路には自動改札機の様なものが置かれてますが、扉などはなく単にカードに入出場記録を付ける為だけの装置です。言ってみれば「偽自動改札機
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出口を出るとこんな感じです。一応これでも駅のメインの出入り口のはずですが、もはや業務用の裏口か何かのよう。道らしきものはあるもののすぐに草に覆われて獣道同然の人が歩けるのかどうか不安のある状態になっています。
もはやここで乗り降りする人の為というよりも、「一応駅だから外に出れないまずい
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駅前に何もないということ以前にアクセス道路すらあるかどうか怪しい。という場所ですが、駅自体の規模を別にすれば、昔降りたことのある福島県の奥羽線の赤岩駅を思い出します
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ちなみに赤岩駅も一応外にいけそうな通路はありましたが、駅から出来るにはもはや線路を歩かないといけないんじゃないかという感じの場所でした。(本当に線路の上じゃなくて線路の横の保守通路のようなスペース)ちなみに駅の前後は高い橋と長そうなトンネルに阻まれているので線路を歩いてもどうにもならなそうですが・・)
(次回に続く)
07/1/29UP