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格安エアラインの旅行がしたいかも・・(LCC後編)

前編「読書-下川裕治著「格安エアラインで世界一周」(LCC前編)」から続く

前編で紹介した「格安エアライン」ことLCCで世界一周の本を紹介しました。
後編としてLCCの旅行について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。



こちらは昨年末頃に買った「格安航空辛口ランキング100」という本

「格安航空」と銘打ってますが、LCC専門の解説書というよりも、
日本から各方面への格安航空券(正規割引を含め)の傾向のガイドといった様相。

前編の記事で紹介した本のテーマの「格安エアライン」ことLCCですが、
そもそもローコスキャリア(LCC)というのは明確な定義がないそうです。

日本の場合、例えばスカイマークをLCCとするかどうかは人によりけりだとか・・・。
運賃が既存の会社よりかなり安い・食事など機内サービスが有料・web予約が基本・マイレージ制度がない・座席間隔が狭め・着陸料が安い空港を使用・荷物の制限が厳しい
といった「特徴的な点に多く当てはまる航空会社をLCCと呼ぶのカナ?」というような状況のようですね。

実際、既存の航空会社も対抗策として割安な航空券を発売したり、
また旅行会社経由のチケット販売からWebでの直販に移行を進めるなど
ますます境界が曖昧になってきているようです。


ところで、LCCは座席が狭い。というのは頻出ですが、
座席の前後間隔や横幅などサイズに関しては、LCCと言えども各社まちまち。
中には既存航空会社の一般的なサイズと変らないような座席を有する、LCCエアラインもあるようですが・・・

気になるのは、狭いと言われているLCCエアラインでは、具体的にどのくらい狭いのか?という点
私は高速バスに良く乗るので「小田急箱根高速バス」と較べてどうなのかような感じで分かるとイメージしやすいのですが

LCCの接客・設備面以外のデメリットとして、
一度チケットを買うと、原則変更や払い戻しは不可。
乗り遅れた場合は買いなおしになる。大幅な遅延時・欠航時も他社便等への振替などの代替策が悪い。
というのは、ニュースサイトのコラム記事などLCCを扱った記述等では頻出して、
かつ大きな問題のように扱われることもある感です。

しかし例えば鉄道で考えるとそもそも例え新幹線であっても、
運行障害などいくら事業者側責任のトラブルによる運休等でも希望して全額払い戻しを受けられるかどうか。
飛行機に振り替えてくれるわけでもなく、出発日が翌日になってもホテルに泊めてくれるわけでもない。
よくて、駅で停車中の列車の座席で寝れるだけ。
ということを考えると、大きなデメリットと感じられない気もします。

海外旅行と国内旅行では違う。という話もあるかもですが、
それだけ飛行機だからといって「特別な乗り物ではなくなった」ということの現れの一つかもしれませんね。
「海外旅行=高価。国内旅行=安価」と一括りに出来なくなったのは既に昨日今日の話ではないですしね。

新幹線に例えて言えば、いくらグランクラスとか頑張っても新幹線はやはり「特別な乗り物にはなれない」
ということなのカナ?

この点は、前編で紹介した下川氏の著書でも
「ひとつの街に着き、そこから先の長距離バスや列車を探していく。」
(中略)
「片道航空券を行く先々で買っていくLCCの旅は、そんなバックパッカーの旅を思い出させた。LCCは、『空飛ぶ路線バス』とも言われる。路線バスを乗り継いでいく感覚なのだ」

(116Pから引用)

をはじめとして、LCCが既存航空会社の飛行機よりも、より日常的な交通機関であることを伺わせる記述が散見されます。


いま日本で一番LCCの発着が盛んなのは、関西空港だそうです。
発着枠に余裕があり、空港利用促進の為に着陸料の割引などをおこなっているのが功を奏している模様。
お陰で空港利用者増になって、ターミナル内の店舗の売上も増えているんだとか・・。

関西空港には「ジェットスター・アジア」の台北経由シンガポール行が就航しているので、
台湾に一番安くいけるのは関空。というのは羨ましいですね。
日本乗り入れのLCCとしては韓国路線が多いのは、やはり韓流ブームの影響でしょうか

今後は状況が変るかも(変って欲しい)ですが、LCCといえども日本発着は高め。
現状関東地区(羽田・成田・茨城)発着のLCCの便は少ない。
という面を考えると

マイレージの無料航空券は、
「日程変更がある程度可能」「有効期限(往路から復路の間)が長い」「条件によってはオープンジョー(往路と復路の出発地・到着地が違う経路)も可能」
という点を生かして、
「日本から少ないマイル数で引き換えられる近場の都市」までの往復用として
そこから先はLCCで旅行する。というのも一案かもですね。

ちなみに香港空港はLCCの発着も多いので、香港までは格安航空券か無料航空券で・・。
香港見物を兼ねて宿泊して翌日以降に安い便で更にその先に。
というプランは、香港が好きな私には魅力的に感じますね。



これはシンガポールのLCC航空会社「Tiger Airways」の予約画面
香港→シンガポール 片道 税金・サーチャージ・荷物15kg含めて
770HKドル(実際には更に諸費用が掛かり817HKドル)で約8300円

東京~シンガポールの中間が概ね香港なので、やはり驚異的な値段

ちなみに前出の下川氏の本では所要4時間で1万円がLCCの相場だとも・・

ということで、こういう本を読んだり検索していると「そろそろ旅行に行きたい」と思っていたのが、
ますます行きたくなってしまいますね。
シンガポールとかペナン島やセブ島とか気になるような・・・

2011/6/25 20:32(JST)
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