末法人言

冥土、冥界、冥境、草葉の陰、黄泉、幽冥
 歳なのか?これらの言葉が気になっってきた。

病い得たるを・・・・・・?

2015-05-27 12:44:30 | 日々の出来事

                

「病い得たるを……?」  昔々、先輩が胃癌で入院することになり、「励ましの色紙を書こう!」となり、「何か書け」と色紙が回ってきたことがあった。自分は何も書けなかった。色紙を観ると、色々な励ましの文言が書いてあった。そんな中で「病い得たるを喜べ」と云う言葉が目に入ってきた。「ウーン……」「逆説なんだろうけど?」「苦あれば楽あり」「困難に打ち勝つ、精神論のバリエーションか?」いずれ、自分が彼を励ます言葉は見つからなかった。 その先輩は死者に成った。古い話である。  

 昨年の2月、裕子に乳癌が見つかり、即切除し、抗がん剤を月一回点滴し(抗がん剤治療)、今のところ転移もなく、この6月の最終検査でとりあえず病院通いが終わる予定であった。 ところがである、何の因果か?癌が私の胃に転移?していたのである。  

 今度は、和尚が胃癌治療である。幸い早期発見のため、私の他の臓器には転移はない。ということで、早速切除の手術である。6月2日入院で2週間ぐらいかかるとのこと。結果はいかに?  

 昔、「痛快成り行き番組」と云うのがあった。ここは、成り行きに任せるしかないか。 人間的意志で、成り行きを止めることができるのか?癌を切る(切除)か、切らないか?それは人間的個人的意志の問題でもある。癌に気がついたのも、成り行きであるとすれば、ここは成り行きに任せるしかない。  「成り行きで病を得た!これも自業自得である………。」 自業自得からの解放!多分これは無理。死者に成るしかない。


近藤等則・本堂LIVE

2015-05-26 14:58:15 | 日々の出来事

               

 またまた、コンサートが開かれた。  

これは、寺の企画ではなく持ち込みの企画でもあった。

彼もまた、中々変なオッサンである。とはいえ、音楽家としては中々な履歴でもある。

今回は映画も上映した。(彼のアウトドアーでの演奏の映像)

                       

コンサート、映画を観て想った。

このオッサン、ある意味往ってしまたオッサンでもある。確かに、独りよがりのところはあるのかもしれない。が、ある境地には達している。何処か懐かしい、変なオッサンである。

       

            

己の開放感、心地良さを目指しての演奏、それは修行僧にも似て、ある意味純粋な行為なのかもしれない。

このオッサン、今度はLIVEでスタンダードなコンサート開催するようである。ある境地まで往った者は、還って来る者でもある。それが、業縁なのかもしれない。

                  

興味のある方はここ  http://www.toshinorikondo.com/ です。