末法人言

冥土、冥界、冥境、草葉の陰、黄泉、幽冥
 歳なのか?これらの言葉が気になっってきた。

お寺って・・・・! ヤバイ、ヤバい。

2014-12-15 19:52:04 | 日々の出来事

お寺って・・・・・?

                        
この様な雑誌がある。知ってる人は知っている、業界紙である。とはいっても、どこかの宗派が発行しているわけではなく、色々な宗派の寺院を取り上げる、仏教界の情報誌である。ゴシップあり、住職の生き方ありの色々な記事が載っている。それなりに多い記事は,やはりゴシップである。

 そんな雑誌に次のような記事が載った。

        
このページから8ページにもわたっていて、それぞれの言い分(それぞれに味方する門徒の意見も含め)が掲載されている。この盛岡・真宗大谷派本誓寺とは、何を隠そう我が寺の隣の寺である。

                       

地方の街で暮らしている一介の坊主から見れば、曲がりなりにも全国誌である仏教業界誌に掲載されたことは一大事件でもある。掲載された内容は兎も角、掲載されたと云うことにビックリである。誰がかがチクったのか?はたまた、変な匂いを嗅ぎ付けたのか?わざわざ記者が東京より駆けつけ取材をしたんだろうねぇ・・・。


掲載記事の内容は、大きなお寺にはよくある話の後継者争いで、それが裁判沙汰にまでなっている。と、云う記事である。ほんと!まあー良くある話で、隣近所に住まってる者から見れば、証言も含め胡散臭い記事内容である。
なぜお寺を継ぎたいのか?なぜお寺に住まいしているのか?なぜ住みたいのか、それがハッキリしない。ただ自分たちは、檀家が1000軒近くもある、大寺院に住まっているという、自意識過剰がそうさせているだけである。
いずれ、これも弱小寺院に住まっている者の偏見か!!!!。

掲載記事も、それなりの事実関係は押さえてあるのかもしれないが、薄っぺらで含みのない記事である。なぜなら、成る可くして成ってしまった後継者問題である。なぜ,その様な問題が起ったのか?端から見ていると、起るのは当たり前でしょ~である。つまり、歴史的過程が見えない記事である。大げさか?では言葉を変えよう、日々の暮らし振りが感ぜられない記事である。 

                            
                           

いずれ、お寺あるいはそこに住まっている人は、それなりに檀家を含め地域の人々から、ある意味好奇の目で見られている。庶民的好奇心である。これは以外と馬鹿に出来ない、祭り上げられたり落とされたりである。文字通り風評である。ただそれが、直接の利害に関わってくるものでないだけによけい厄介である。
「大きくて立派な本堂で・・・」「歴史があるんでしょう・・・・」「檀家さんは多いのでしょう・・・」「1000軒位はあるみたいで・・・」その寺を取り巻く環境でそのように囁かれる。その様な囁きは、ある意味どうでもいいし無責任なものでもある。が、その渦中に住まってきた者、住まっている者にとっては、必要以上に気になってくるものでる。それ以外にも、お寺は仏教の教えも抱え込まざるを得ない。それは「坊さんらしい,お坊さん・・・」「お説教も上手だし、わかりやすい・・・」というようなことまで気を使わなければならないのである。下世話な風評と、仏教的布教者のダブルバインド(二重拘束)である。これは寺に住まっている者のメンタリティーでもあるのか?


これはしんどいのではないのかなぁ~、大きな寺になればなるほど・・・・に。
その様な囁きの渦中に住まったいる者は、日々の暮らしの中で「~らしければよい」が培われ、それがそのまま寺で住まっている者の,生活のスタイルになってくし、それが知らず知らずの内に生活習慣にもなる。それは虚栄と名利心にしがみ付かざるを得ないし、虚栄の寺にならざるを得ない。

ヤバイ!ヤバい!


本堂のメリークリスマス!

2014-12-10 13:24:26 | 日々の出来事

「本堂のメリークリスマス」と題してコンサートを始めて三年目になる。教(おしえ)の原理原則から云えば、全く罰当たりな企画でもある。
お寺の本堂でのクリスマスコンサート、背後にはご本尊の阿弥陀様が控えている。クリスマスとは、イエス・キリストの降誕の日でもある。その場は、神の子と仏がイメージとして混在する空間でもある。利害抜きで神の子と仏が同席する空間でもあるし、その様な場でもある。ある意味、和洋折衷的適当な空間でもある。
教えの原理原則が生み出されてくる場、それが「混々沌々」と云う空間でもある。その様な空間から改めて「精神の共和国」の可能性を考えてみる。ひょっとすると、その様な空間に自由な時が現れるかもしれない?

いずれ、適当な話でもあり、いい加減な企画でもある。

             

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